授乳中に赤ちゃんが突然泣き出したり、イライラすることってありますよね。
授乳中に赤ちゃんが怒るのには、様々な原因があることを知っていますか？
母乳の量と赤ちゃんの吸う力が合わない、周囲の環境が気になって赤ちゃんが集中できていない、お腹がすいていない、お腹が苦しいなどが理由として考えられます。
今回の記事では、赤ちゃんが授乳中に怒ったときの対処法から安心しておっぱいを飲めるようになるコツ、授乳のタイミングの見極め方、母乳の出を良くする方法まで詳しくお伝えします。
授乳中に赤ちゃんが怒る主な原因
赤ちゃんが授乳中に怒ると、特に新米ママはどうしていいかわからず悩むもの。適切に対処するには、なぜ赤ちゃんがそのような行動を取るのかを知ることが重要です。
さっそく、授乳中に赤ちゃんが怒る原因と対処法を見ていきましょう。
吸う力と母乳の量が一致しない
授乳時に赤ちゃんが怒りだす原因の一つに、吸う力と母乳の量の食い違いがあります。
これは、特に月齢の低い赤ちゃんに多く見られるもの。ママの母乳の出が良すぎると赤ちゃんがむせてしまい、逆に母乳が少ないと赤ちゃんは満足した量を飲めずに怒ってしまうのです。
母乳の出を調節したいときや、授乳がしづらいとお悩みのママは、授乳の間隔を調整したり授乳の姿勢を工夫してみましょう。
集中できていない
次に、赤ちゃんが授乳中に怒る理由として、周囲の環境が大きく影響します。
特に、外出先でおっぱいを飲まない場合には、普段とは違う景色や音に気を取られてしまっているのかもしれません。
そんな時には、できるだけ視覚や聴覚の刺激を減らしてあげましょう。静かで落ち着いた環境なら、赤ちゃんもリラックスしておっぱいを飲んでくれるはずですよ。
授乳用エプロンを使ったり、授乳がしやすい場所をあらかじめ把握しておくなど、赤ちゃんが集中できるよう工夫しましょう。
お腹が空いていない、または苦しい
お腹がすいていないのに無理やり授乳しようとすると、赤ちゃんは不快に思って怒ることがあります。逆にお腹がいっぱいで苦しいときも、当然ながらおっぱいを飲もうとはしません。
このような場合にも、赤ちゃんのサインを見逃さないことが重要。赤ちゃんが泣き出す前に動きや声で変化に気づければ、適切なタイミングで授乳を始められますよね。
授乳中に赤ちゃんが安心するためのコツ
授乳の時間は、赤ちゃんもママも心地よく過ごしたいもの。でも、赤ちゃんがおっぱいを上手に飲めずに怒ってしまうこともありますよね。
赤ちゃんが安心しておっぱいを飲むためのコツをいくつかご紹介します。
授乳姿勢を工夫する
赤ちゃんが安心しておっぱいを飲めるかどうかは、授乳の姿勢次第で大きく変わります。姿勢を改善するだけで、赤ちゃんが母乳を飲む量が増えたり、飲むスピードが速くなることもあるんです！
授乳クッションやタオルを活用することで、赤ちゃんの口と母乳の出る部分をピッタリと合わせることができますよ。
不安定な姿勢では赤ちゃんもイライラしやすく、上手に母乳を飲めないことがあります。授乳で悩んだら、まずは授乳姿勢を見直してみましょう。
授乳のタイミングを見極める
「赤ちゃんは泣いたらおっぱいの時間」と思いがちですが、実はもっと早く飲みたいサインを送っていることが多いんです。泣く前の小さな手が口に行く仕草や、顔を左右に振る動き、チュパチュパと音を立てることも赤ちゃんの「おなか空いたよ〜」のサイン。
これらを見逃さずに授乳することで、赤ちゃんはイライラせずおっぱいを飲んでくれますよ。
母乳の出を良くする
母乳の出が良くないと、赤ちゃんが必要なだけ飲めずにストレスを感じてしまうこともあります。
母乳の出を良くするには、赤ちゃんにしっかりと吸ってもらうことがポイント。そうすれば自然と母乳の分泌も促され、スムーズに授乳できますよ。
また、ストレスを感じた時は無理せずに休んだり、ゆっくりと深呼吸してみましょう。赤ちゃんのためにも、ママ自身がリラックスすることを忘れないようにしてくださいね。
授乳中に赤ちゃんが怒る他の理由
授乳中に赤ちゃんが怒るのには、実は、ここまでご紹介してきたものとは異なる理由も考えられます。
続いては、赤ちゃんが怒ってしまう理由として「母乳の味」「差し乳」「体調不良」といった3つを詳しく見ていきましょう。
母乳の味に不満がある
赤ちゃんは臭いや味の変化に敏感なので、わずかな母乳の味の変化にも反応してしまうんです。
母乳の味には、ママの食生活が大きく影響しています。特ににんにくやスパイスが強い食べ物は母乳の風味を変えやすいのでなるべく避けて、バランスの取れた食事を意識しましょう。
いつもと違う食事の後の授乳で赤ちゃんが怒っていたら、母乳の味の変化が原因かもしれません。心当たりがある場合は、食べるものを見直してみましょう。
「差し乳」ですぐにおっぱいが出てこない
赤ちゃんが母乳を飲みたがったタイミングで、いつでもすぐに母乳が出てくるわけではありませんよね。
ママの体質や母乳の状態によっては、母乳が出にくい「差し乳」という状態になることがあります。
差し乳のママは、赤ちゃんが吸い始めてから母乳が出るまでに時間を要するため、母乳が出るのを待ちきれない赤ちゃんが怒ってしまうことも。
「私だってすぐに出したいのに！」と落ち込むママもいますよね。
そんな時は、授乳前に乳腺を刺激したり、温かいタオルで胸を温めたりして母乳の出を促しましょう。お風呂上がりだと、スムーズに授乳できることもありますよ。
体調不良を訴えている
授乳時に赤ちゃんが不機嫌な場合、赤ちゃんの体調不良から来ている可能性も見逃せません。
場合によっては、耳が痛い、お腹が痛いといった、授乳とは関係ない理由で赤ちゃんが不機嫌になっていることがあります。変化に気づくためにも、日ごろから赤ちゃんの様子を注意深く観察してあげましょう。
泣き声が違う、だっこしたときの赤ちゃんの反応がいつもと違う場合は、体の不調を必死に伝えようとしているのかもしれません。
「いつもと違う」と感じたら、迷わずに医療機関を受診しましょう。
まとめ
この記事では、授乳中に赤ちゃんが怒る原因とその対策について詳しく解説しました。
赤ちゃんが怒る主な原因は、母乳の量と吸う力の不一致、周囲の環境、授乳のタイミング、さらには母乳の味の変化、差し乳、体調不良などかなり多岐にわたります。
ママがリラックスできて、かつ赤ちゃんも機嫌よくおっぱいを飲んでくれるよう、授乳環境を整えてバランスの取れた食事を心がけましょう。
赤ちゃんのサインを見逃さず、こまめに授乳を心がけることが大切です。
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