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【お茶でよく見る】機能性表示食品ってどんなもの?選び方のコツ

暮らし・生活
◆栄養士監修表示◆

この記事は栄養士によって監修されています

この記事を監修された先生

中村あゆみ先生

中村 あゆみ 先生

東京農業大学応用生物科学部卒業。食品企業での勤務経験を経て、都内保育園で栄養士として従事。妊娠中のお母さんへの栄養相談や食育活動に携わる。現在は茨城県内のこども園で子供たちの食育指導や献立作成を担当。茨城県栄養士会所属。

中村先生の詳細プロフィール

「機能性表示食品」という言葉、最近よく耳にしますよね。

特にお茶のパッケージで目にすることが多くなってきましたが、実際のところ、これってどんなものなのでしょうか?

今回は、機能性表示食品のお茶について、よくある質問や選び方のコツ、さらには具体的な商品例まで、詳しくご紹介します。

健康に気を使いたいけど、何を選べばいいか迷っているママさんやプレママさんにぴったりの情報満載ですよ。

ぜひ最後までお付き合いください!

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【機能性表示食品×お茶】よくある質問

機能性表示食品のお茶に関する疑問が尽きないママさんも多いのではないでしょうか。

健康に良さそうだけど、本当に効果があるの?妊娠中でも大丈夫なの?など、気になる点をわかりやすく解説していきます。

Q. 機能性表示食品ってどんなもの?

機能性表示食品は、2015年4月にスタートした比較的新しい制度です。

健康への効果が期待できる成分を含む食品のことで、お茶やサプリメントなど様々な形態があります。

特徴的なのは、事業者の責任で科学的根拠に基づいた機能性を表示できる点。

消費者庁への届出は必要ですが、国の審査は不要なんです。

例えば、「お腹の脂肪を減らす」「血糖値の上昇を抑える」といった具体的な効果が、パッケージに明記されているのを見たことがあるかもしれません。

これらの表示は、科学的な裏付けがあってこそ可能になるんです。

ただし、医薬品とは違うので、病気の治療や予防を目的としたものではありません。

あくまで健康の維持・増進をサポートする食品という位置づけですね。

Q. 特定保健用食品(トクホ)と何が違うの?

特定保健用食品(トクホ)と機能性表示食品、似ているようで実は大きな違いがあるんです。

トクホは国の厳しい審査を経て許可されるものである一方、機能性表示食品は事業者の責任で表示が可能です。

トクホは、長期間にわたる臨床試験や、国による厳密な審査を通過した、いわば「お墨付き」の商品。

信頼性は高いですが、審査に時間とコストがかかるため、商品数は限られています。

対して機能性表示食品は、事業者が科学的根拠を示せば表示できるため、より多くの商品が世に出回っています。

選ぶ際のポイントは、自分のニーズに合った効果を持つ商品を探すこと。

トクホなら信頼性は抜群ですが、機能性表示食品の方が選択肢は豊富。

両者のメリットを理解した上で、自分に合ったものを選んでみてはいかがでしょうか。

Q. 妊娠中や授乳中も摂取できる?

妊娠中や授乳中のママさんにとって、健康管理は特に重要ですよね。

でも、機能性表示食品の摂取には注意が必要です。

実は、機能性表示食品は「疾病に罹患していない者」を対象としているんです。
そして、この「疾病に罹患していない者」には、未成年者、妊産婦(妊娠を計画している人も含む)、授乳婦は含まれていません。

これは、妊娠中や授乳中の体は特殊な状態にあり、通常とは異なる反応を示す可能性があるため。

また、赤ちゃんへの影響も考慮しなければならないので、慎重を期す必要があるんです。

もし摂取を検討しているなら、必ず事前に担当医に相談しましょう。

医師の判断を仰ぐことで、安全に、そして安心して摂取できるかどうかを確認できます。

健康管理は大切ですが、何よりも赤ちゃんと自分の安全が最優先。

医師のアドバイスを受けながら、賢く判断していくことが大切です。

Q. 機能性表示食品のお茶を飲めば健康管理はバッチリ?

機能性表示食品は特定の効果が期待できる素晴らしい商品ですが、これだけで健康管理が完璧になるわけではありません。

機能性表示食品は、あくまで健康的な生活の補助的な役割を果たすものなんです。

健康的な生活には、バランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠など、さまざまな要素が必要。

機能性表示食品のお茶は、これらの健康的な習慣に「プラスアルファ」の効果を与えるものと考えるといいでしょう。

例えば、食事や運動に気を付けながら、体脂肪を減らす効果のあるお茶を飲む。

または、忙しい日々の中でも栄養バランスを整えつつ、血糖値の上昇を抑える効果のあるお茶を取り入れる。

このように、総合的な健康管理の一環として機能性表示食品を活用することで、より効果的に健康増進を図ることができるんです。

【機能性表示食品】お茶選びのコツ

機能性表示食品のお茶、たくさんの種類があってどれを選べばいいか迷ってしまいますよね。

効果的に活用するためには、自分に合ったものを選ぶことが大切です。

ここでは、賢い選び方のコツをお伝えします。

パッケージの表示をしっかりチェックする

機能性表示食品のお茶を選ぶ際、最も重要なのがパッケージの表示です。

まず、「機能性表示食品」という文字がはっきりと記載されているか確認しましょう。

さらに、届出番号も確認しましょう。

これは消費者庁に届け出られた証で、この番号があれば、消費者庁のウェブサイトで詳細情報を確認することもできます。

パッケージには他にも、原材料や栄養成分表示、1日の推奨摂取量なども記載されています。

これらの情報をしっかり読み込むことで、自分に適したお茶を選ぶことができるんです。

自分の目的に合ったものを選ぶ

機能性表示食品のお茶を選ぶ際、最も大切なのは自分の目的に合ったものを選ぶこと。

「なんとなく健康に良さそう」という理由だけで選んでしまうと、期待した効果が得られない可能性があります。

「体脂肪を減らす」「血糖値の上昇をおだやかにする」など、機能性表示食品には具体的な効果が明記されているはずです。

例えば、体脂肪が気になる人なら、脂肪を減らす効果のあるお茶を選びましょう。

茶カテキンを豊富に含むものがおすすめです。

血糖値が気になる人は、食後の血糖値上昇を抑える効果のあるお茶を選ぶといいでしょう。

難消化性デキストリンを含むものが多いです。

また、コレステロール値が気になる人や、肌の調子を整えたい人など、それぞれの悩みに応じた機能性を持つお茶が存在します。

自分のニーズに合わせて選ぶことで、より効果的に健康をサポートできるんです。

ただし、効果を過度に期待しすぎないことも大切。

機能性表示食品は医薬品ではないので、劇的な効果を期待するのではなく、日々の健康的な生活習慣を支える「味方」として活用しましょう。

摂取目安を確認する

機能性表示食品のお茶を選ぶ際、見落としがちなのが摂取目安です。

効果を得るために必要な1日の摂取量や、適切な摂取方法が必ず記載されているので、しっかりチェックしましょう。

例えば、「1日3杯」「食後30分以内に飲む」など、具体的な指示があることがほとんど。

この摂取目安を守ることで、期待される効果を最大限に引き出せるんです。

逆に、摂取量が少なすぎると効果が感じられないかもしれません。

ただし、ここで注意したいのが、無理なく続けられるかどうか。

いくら効果が期待できても、毎日の生活の中で続けられなければ意味がありません。

量や味、そして価格も考慮に入れて選びましょう。

また、お茶の場合、カフェインの含有量にも注意が必要です。

妊娠中や授乳中の場合、1日のカフェイン摂取量は200mgまでにするのが無難。

また、就寝前に飲むと眠れなくなる可能性もあるので、自分の生活リズムに合わせて飲むタイミングを考えましょう。

機能性表示食品のお茶は、正しく選び、適切に摂取することで初めてその効果を発揮します。

自分のライフスタイルに無理なく取り入れられるものを選び、継続的に摂取することが、健康維持への近道なんです。

機能性表示食品のお茶にはどんなものがある?

機能性表示食品のお茶は、私たちの日常生活に健康的な恩恵をもたらす素晴らしい選択肢です。

体脂肪の減少、血糖値の上昇抑制、コレステロール値の改善など、様々な効果を謳った商品が市場に出回っています。

それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

体脂肪を減らす効果があるお茶

体脂肪を減らす効果を持つお茶の多くは、茶カテキンの働きに着目しています。

茶カテキンは、緑茶に含まれるポリフェノールの一種で、脂肪の吸収を抑制し、代謝を促進する効果があると言われています。

具体的な商品例としては、伊藤園の『お~いお茶 濃い茶』やサントリー緑茶 伊右衛門『特茶(TOKUCHA)』シリーズなどが挙げられます。

これらの商品は、通常の緑茶よりも茶カテキンの含有量を増やすことで、体脂肪減少効果を高めています。

日常的に緑茶を飲む習慣がある方にとっては、特別な努力をせずに健康効果を得られる魅力的な選択肢となるでしょう。
ただし、効果を実感するためには、適切な摂取量と継続的な飲用が重要です。

血糖値の上昇を抑える効果があるお茶

血糖値の上昇を抑える効果を持つお茶は、主に難消化性デキストリンという成分に着目しています。

難消化性デキストリンは、食物繊維の一種で、糖の吸収をゆるやかにする働きがあります。

代表的な商品としては、サントリーの『伊右衛門プラス 血糖値対策』などがあります。

このようなお茶は、食後の急激な血糖値の上昇を抑制する効果が期待できるため、糖尿病予防や健康的な血糖値管理を目指す方に適しています。

特に、甘いものが好きで食事制限が難しい方や、忙しくて運動する時間が取れない方にとっては、日常的に飲むお茶を変えるだけで健康管理のサポートが得られる点が魅力的です。

ただし、これらのお茶だけに頼るのではなく、バランスの取れた食生活や適度な運動と組み合わせることで、より効果的な血糖値管理が可能となります。

コレステロール値を改善する効果があるお茶

コレステロール値の改善を目指すお茶も、機能性表示食品として注目を集めています。

例えば、サントリーの『伊右衛門プラス コレステロール対策』などが挙げられます。

これらのお茶は、植物由来のステロールや特定のポリフェノールなど、コレステロール値の改善に寄与する成分を含んでいます。

高コレステロール血症は動脈硬化や心臓病のリスクを高める要因となるため、日々の飲み物でケアできるのは大きなメリットです。
ただし、効果を実感するためには、長期的かつ継続的な摂取が必要です。

また、既に高コレステロール血症と診断されている方や、薬物療法を受けている方は、必ず医師に相談してから摂取するようにしましょう。

健康的な食生活や適度な運動と組み合わせることで、より効果的なコレステロール管理が可能になります。

機能性表示食品のお茶は、私たちの健康維持をサポートする便利なツールですが、あくまでも健康的なライフスタイルの一部として活用することが大切です。

まとめ

機能性表示食品のお茶は、科学的根拠に基づいた機能性を表示できる食品として注目を集めています。

選ぶ際は、パッケージの表示をしっかりチェックし、自分の目的に合ったものを選ぶことが大切でしょう。

体脂肪、血糖値、コレステロール値など、それぞれの悩みに応じた効果が期待できる商品が多く販売されています。

ただし、機能性表示食品は健康的な生活の補助的な役割であり、バランスの良い食事や適度な運動など、総合的な健康管理が欠かせません。

妊娠中や授乳中の方は、摂取前に必ず医師に相談することをおすすめします。

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