赤ちゃんの母乳が足りているか心配なママもいるはず。
この記事では、赤ちゃんの授乳回数や体重の増加、尿や便の状態から母乳が十分かどうかを見分けるヒントをご紹介します。
また、母乳量を増やすための授乳のコツや、ママの心のケアについても触れていきます。赤ちゃんもママも笑顔でいられるための情報をお届けしますので、ぜひご一読ください。
母乳が足りているかどうかの確認方法
母乳が赤ちゃんにちゃんと届いているか、量は足りているのかなど、ママの悩みは尽きませんよね。
母乳が足りているかどうか、見極めるためのポイントをご紹介します。
母乳が足りているサイン
新生児期には1日に7回から8回の授乳が基本とされていますが、母乳が足りているの？と心配な時は、授乳中に耳を澄ませてみましょう。
赤ちゃんが母乳を飲む「ごくごく」という音が聞こえたら、しっかり飲めていますよ。さらに、赤ちゃんの機嫌が良く、肌に弾力があって顔色もきれいだと、より安心です！
尿は1日に6回～8回、便は3回～8回出ていれば良いでしょう。もちろん、体重の増加も忘れずにチェックしてくださいね。
母乳が足りないサイン
授乳の回数が少ない、もしくは赤ちゃんが欲しがらない場合は注意が必要かもしれません。母乳を飲む音がほとんど聞こえない場合や、いつもより機嫌が悪いと感じる時も様子を観察してあげてください。
他にも、皮膚に弾力がない、顔色が悪いなどの様子が見られるときは、赤ちゃんの栄養状態が良くないと考えるべき。
尿や便の回数が明らかに少なく、体重の増加が発育曲線に沿わない場合も、母乳が足りてない可能性が高いです。
母乳量を増やす方法
もし母乳が足りていないと感じたら、母乳を増やせるような工夫が必要です。
母乳の分泌には、プロラクチンというホルモンが関わっていて、このホルモンは赤ちゃんからの刺激を受けて分泌されるもの。特に夜間の頻回授乳が重要なんです。
1日に8回以上、赤ちゃんが望む量を望むだけ母乳をあげていると、母乳の分泌量を自然とアップさせることができますよ。
授乳期間に心のケアが重要なのはなぜ？対処法は？
出産という大イベントを終えると、まもなく授乳が始まります。
授乳中は、身体だけでなく心にもさまざまな変化が現れるもの。
ここからは、産後のママたちが抱えやすい精神的な悩みに焦点を当てて解説していきます。健やかな心を保つためのヒントとしてぜひお役立てください！
授乳はママの心の負担にもなる
授乳は愛情を伝えられる大切な時間である一方、産後のママに多くの負担をかけるものでもあります。産後の身体の変化や感情の変化、育児への不安や疲れに戸惑うママも決して少なくありません。
産後不安やうつ病といった心のケアが必要になることも。
母乳の分泌が少ないと感じたり、授乳の技術に自信が持てなかったりすると、リスクはさらに高まるとされているんです。
ママの精神面の健康を守るためには？
授乳中に穏やかに過ごすためには、まず、赤ちゃんに合わせつつママがやりやすい授乳方法を見つけることが重要です。
赤ちゃんにもママにも個性がありますから、全員にピッタリ合う授乳方法というのはなかなかないもの。肩の力を抜いて、自分ならではの方法を見つけましょう。
また、授乳期間中でも安全に服用できる治療薬があるので、耐えるのではなく専門家のサポートを受けることも選択肢の一つです。医師や助産師といった専門家のサポートを受けることは、決して甘えではありませんよ。
家族や周囲のサポートも大事
家族や友人、地域のサポートを受けながら授乳を続けることは、心の健康を維持する上で欠かせないポイントです。
授乳の悩みや育児のストレスは、信頼できる人に話すことで軽減される場合もあります。
さらに、母乳育児のサポートグループや育児支援センターといった情報交換できる場所を利用すると、他のママも同じように悩んでいるんだ！と心が軽くなるかもしれません。
新生児に必要な母乳量・授乳回数の目安
生まれたばかりの赤ちゃんがいると、特に必要な栄養が摂れているか不安になるものですよね。
ここからは、新生児期における母乳の量と回数の目安を詳しく解説していきます。産後は不安なことも多いですが、焦らずに一つひとつ解消していきましょう！
新生児期の母乳量
生後間もない赤ちゃんのお腹はまだとっても小さいので、ママが思う以上に少ない量で満足していることが多くありますよ。
生後1週間の間は、1回の授乳量が赤ちゃんの日齢を基に計算され、（日齢×10）mlから（日齢×10＋10）mlが目安となります。
たとえば、生後6日目なら1回の授乳量は60mlから70mlが目安で、1ヶ月が経過する頃にはだいたい80mlから120mlと、成長にしたがってだいぶ増えていきます。
赤ちゃんが母乳をよく飲むようになったら、それも成長のサイン！
赤ちゃんは驚くほど自分の必要な量をよくわかっているので、飲みたいだけ飲んで、お腹がいっぱいだと思うと自然と口を離します。だから、赤ちゃんのペースに合わせて授乳していくのが大切ですよ。
新生児の母乳回数
新生児のママたちが心配になるのは、母乳をあげる回数ですよね。
特に初めての育児では、「もっとあげるべき？」とか「少し待ったほうがいいのかな？」なんて迷う瞬間もあるでしょう。
新生児期の1日の授乳回数は8回から12回が目安で、2～3時間おきに授乳することが一般的です。
お腹が減ると泣いたり、ママの近くでお口をパクパクすることで、「お腹空いたよ！ご飯ちょうだい！」と伝えてきますよ。赤ちゃんが「もっと！」というサインを見せたら、迷わず母乳をあげるようにしましょう。
母乳のあげ方
基本的には赤ちゃんのペースに合わせるのが一番です！
おっぱいの分泌を活発にするプロラクチンというホルモンをよく分泌させる、夜間の授乳が特に効果的と言われています。
ですから、赤ちゃんが夜中に集中して欲しがるなら、照明を落として授乳してあげてください。すると、お母さんの体もそのリズムに合わせて母乳を生成しやすくなりますよ。
たしかに、夜中の授乳はママにとってとても大変。でも、赤ちゃんとの絆を深めていく大事な時でもあります。授乳クッションや授乳ブラを使うなど、楽に授乳できる工夫をしましょう。
わからないことや不安なことがあったら、どんどん周りに頼ってくださいね。
まとめ
この記事では、母乳が足りているかどうかの確認方法と、授乳中のママの心のケアについて詳しく解説しました。
母乳が足りているかのサインとして、赤ちゃんの授乳回数や体重の増加、尿や便の状態などが挙げられます。
授乳中のママの精神的健康も大切なポイント。不安やうつ病に対しては医師の相談や家族のサポートが必要です。
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