赤ちゃんが喜ぶ桃のメニューを知って、離乳食をもっと楽しみましょう!
赤ちゃんに桃を食べさせるときの注意点
桃は甘くて美味しい夏の果物ですが、赤ちゃんに与える際には少し注意が必要です。
アレルギーの可能性や食べやすい大きさへの調理、完熟した甘い桃の選び方など、赤ちゃんに桃を安全に食べさせるためのポイントを押さえておきましょう。
アレルギーの可能性をチェック
意外と知られていませんが、桃はアレルギーを引き起こしやすい食材の一つなのです。
特に、果物アレルギーのお子さんの場合は要注意。初めて桃を与える時は、ごく少量から始めて様子を見ることが大切です。
まずは、桃の果汁を数滴程度から試してみましょう。
アレルギー反応がなければ、徐々に量を増やしていけますが、それでも2~3日は慎重に様子を見る必要があります。心配な場合は、かかりつけの小児科医に相談するのが一番安心ですね。
食べやすい大きさに調理する
赤ちゃんに桃を与える際は、月齢に合わせて食べやすい大きさや形に調理することが重要です。
離乳食初期の5~6ヶ月頃は、まだ上手く噛むことができないので、桃の果肉をすりつぶしてペースト状にするのがおすすめ。スプーンですくって食べさせやすい柔らかさに仕上げましょう。
7~8ヶ月頃の離乳食中期になったら、舌で潰せる程度に、かつ少し果肉の感じが残るくらいに潰せば、赤ちゃんも食感の変化を楽しめます。
9ヶ月以降の離乳食後期では、歯茎で噛み切れるくらいの固さの薄切り、もしくは一口サイズにカットしたものを与えてOKです。手づかみ食べができるサイズにすると、自分で食べる練習にもなりますよ。
完熟した甘い桃を選ぶ
赤ちゃんに桃を食べさせる時は、完熟した甘くて柔らかい桃を選ぶことが大切です。
酸味の強い桃や、硬すぎる桃は赤ちゃんは食べづらいでしょう。
品種にもよりますが、桃の皮の色が濃くてツヤがあり、ほのかに甘い香りがするものが完熟の目安。ヘタのまわりがへこんでいて、指で軽く押すとクッションのように柔らかいものもおすすめですよ。
スーパーなどで売られている桃は、少し固めに収穫されているものが多いので、常温で2~3日追熟させると食べ頃が楽しめます。
桃の皮は赤ちゃんの喉につまりやすいので、しっかりと剥いて取り除きましょう。種も危険なので、包丁でカットする際に取り出すのを忘れずに。
甘い完熟の桃は、赤ちゃんも喜んで食べてくれるはずです。
月齢別の桃の与え方
赤ちゃんが桃を食べるときは、月齢に合わせた与え方をすることが大切です。離乳食の進み具合に合わせて、桃の調理法を変えていきましょう。
ここでは、先ほど軽く触れた与え方について、離乳食の各ステージ別に詳しくご紹介します。
離乳食初期(5~6ヶ月)
離乳食が始まったばかりの5~6ヶ月頃は、赤ちゃんの消化機能がまだ未発達です。
桃を与える際は、裏ごしするなどしてペースト状にするのが基本。皮と種をしっかり取り除いてから、すりつぶしていきましょう。
最初は、桃の果汁を少量ずつスプーンで舐めさせるところから始めるのがおすすめです。アレルギー反応がないことを確認しながら、徐々に量を増やしていきます。
細かな固形物が残らないよう、なめらかなペースト状に仕上げるのがポイントですよ。10倍がゆのようなさらっとした固さを目安に調節してみてください。
慣れてきたら、果汁だけでなく果肉も一緒に与えてOK。ただし、与える量はティースプーン1杯程度までにとどめておきましょう。
離乳食初期の赤ちゃんは、まだ母乳やミルクがメインの栄養源です。果物はあくまでも補助的な位置づけと考えてくださいね。
離乳食中期(7~8ヶ月)
離乳食中期では、桃をマッシュ状やつぶつぶ状に調理して与えるのが適切です。
赤ちゃんの歯茎でも潰せるくらいの柔らかさに仕上げましょう。あまり細かくしすぎると食べにくくなるので、ある程度のつぶつぶ感を残すと良いですよ。
調理の際は、皮と種を取り除き、5mm程度の粒状までしっかりつぶすことを心がけましょう。
ヨーグルトと混ぜたり、お粥に添えたりしても美味しく食べられます。食感の変化を楽しめるメニューにアレンジしてみてくださいね。
果物の味や香りに慣れることで、赤ちゃんの食の幅もぐんと広がっていきます。
3. 離乳食後期(9~11ヶ月)
離乳食後期に入ると、赤ちゃんは歯茎でしっかり噛めるようになります。
9ヶ月以降は、桃を薄切りやスティック状にカットして、自分で持って食べられるように工夫しましょう。
歯茎で噛み切れる固さが目安ですが、やわらかめに仕上げるのがコツ。電子レンジで20~30秒ほど加熱すると、程よい柔らかさになりますよ。
薄切りの際は、5mm程度の厚さを目安にします。一口大のサイズ感を考えながら、食べやすい大きさにカットしていきましょう。
種は包丁で取り除き、皮もしっかりとむいておきます。スティック状に切る場合は、親指くらいの太さと長さを目安にしてみてください。
手づかみ食べは、手と目の協応動作を促すためにも大切です。ぜひ、この時期に経験させてあげましょう。
桃を使った離乳食レシピ
桃は甘くて食べやすく、赤ちゃんの離乳食にぴったりの果物です。ビタミンCやカリウムなどの栄養素も豊富に含まれているので、上手に取り入れたいですね。
ここでは、赤ちゃんの月齢に合わせた桃の離乳食レシピをご紹介します。初めての味に戸惑うこともあるかもしれませんが、少しずつ慣れさせながら、楽しく食べさせてあげましょう。
桃のペースト
離乳食初期の赤ちゃんにおすすめなのが、なめらかな桃のペーストです。
まず、よく熟した桃の皮と種を取り除き、果肉をフォークや裏ごしでつぶします。そこに調整粉乳や母乳を加えて、なめらかなペースト状にしましょう。
桃の甘い香りと滑らかな食感は、初めての離乳食にぴったりですよ。
桃とヨーグルトのデザート
離乳食中期になると、桃の果肉をマッシュ状にして与えられます。
マッシュした桃とプレーンヨーグルトを混ぜ合わせるだけで、簡単で美味しいデザートの完成です。ヨーグルトのまろやかな酸味と桃の甘味がマッチして、赤ちゃんも喜ぶこと間違いありません。
ヨーグルトに含まれるタンパク質やカルシウムも一緒に摂れるので、栄養バランスの面でもおすすめのメニューですね。
食べさせる時は、赤ちゃんの様子を見ながら、ゆっくりと口に運んであげましょう。
桃入りのおかゆ
離乳食後期になると、桃を薄切りやスティック状に切って、自分で持って食べられるようになります。そんな時期におすすめなのが、桃入りのおかゆです。
炊く前のおかゆに、薄切りにした桃を加えて炊き上げると、ほんのり甘くて食べやすいおかゆができあがります。
桃の甘味が白米に染みて、より一層美味しさがアップ!おかゆの硬さは、歯茎で潰せる程度に調整するのがポイントですよ。
よくある質問と回答
初めて赤ちゃんに桃を与えるときは、ママやパパも不安がいっぱいですよね。アレルギーの心配や、固さ、量など、気になることはたくさんあるでしょう。
でも大丈夫です!ここでは、よくある質問をQ&A形式でまとめてみました。赤ちゃんのペースに合わせつつ、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Q. 生の桃はいつから与えていい?
生の桃は固いので、赤ちゃんが自分で噛んで食べるのは難しいかもしれません。
歯が生え揃う1歳頃になったら、与えてみるのがおすすめです。
それまでは、電子レンジやオーブンで加熱すると手軽ですよ。ただし、加熱しすぎると栄養素が失われてしまうので、ほどほどに。
赤ちゃんが食べやすいように、大きさや固さを調整することが大切です。
Q. 桃缶は使っても大丈夫?
与える場合は、ゆでこぼしをして甘さを抑えてから使いましょう。または、水煮タイプの缶詰なら水で洗い流してから使うのもおすすめです。
缶詰を使う際は、赤ちゃんに合わせた量や硬さに調整することを忘れずに。
Q. 冷凍した桃は使える?
旬の桃を下ごしらえしてから冷凍しておけば、離乳食に使うことができます。
皮と種を取り除いて、すりつぶしたりマッシュしたりしてから小分けにして冷凍するのがおすすめです。
使うときは、自然解凍するか電子レンジで温めてから与えましょう。冷凍保存で旬の味を楽しめるのは嬉しいポイントですね。
まとめ
赤ちゃんに桃を与える際は、アレルギーチェックと月齢に合った調理法が大切ですね。
すりつぶしたり、マッシュや薄切りなど赤ちゃんの成長に合わせた形で提供することが肝心です。
桃を使った離乳食レシピも色々あるので、ぜひ試してみてくださいね。ペーストやヨーグルトデザート、桃入りおかゆなど、バリエーション豊かに楽しめますよ。
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