出産後のママやパパは、頻回な授乳による睡眠不足やホルモンバランスの変化、パートナーへのイライラなどで、心身ともに疲れがたまりやすい状態です。
そこで、産後の上手な休み方と、ママパパにおすすめの施設をご紹介します。
宿泊型や訪問型の産後ケアサービス、産後パパ育休の活用など、周囲のサポートを上手に取り入れて、ゆっくり休息を取ってくださいね。
おすすめの産後ケア施設もピックアップしました。
ママもパパも赤ちゃんも、ハッピーな毎日を過ごせますように!
産後ママやパパが疲れてしまう理由
産後のママとパパは、新しい家族を迎え入れた喜びと同時に、大きな責任を感じています。
慣れない育児に奮闘する中で、心身ともに疲れが蓄積していきます。
ここでは、産後のママとパパが疲れてしまう主な理由について探っていきましょう。
頻回な授乳で睡眠不足になる
生まれたばかりの赤ちゃんは、2~3時間おきに母乳を欲しがります。
昼夜を問わずこの授乳サイクルが続くため、ママは十分な睡眠を取ることができません。
赤ちゃんが泣き止まず、なかなか寝付いてくれないことも多いでしょう。
そのたびにママは起き上がって授乳しなければならず、休息時間が削られてしまいます。
パパも夜泣きで目が覚め、ママのサポートに追われることから、同様に睡眠不足に陥りがちです。
夫婦で協力し合い、交代で休息を取ることが大切ですね。
産後ママはホルモンバランスが変化する
妊娠中、ママの体内では女性ホルモンが大量に分泌され、赤ちゃんの成長を助けていました。
出産を終えると、そのホルモンバランスが大きく変化します。
体が徐々に妊娠前の状態へ戻ろうとする過程で、ホルモンの分泌量が乱高下するのです。
自律神経のバランスが崩れ、食欲不振や不眠、気分の落ち込みなどの症状が現れることもあります。
体調や気持ちが安定せず、疲れを感じやすい状態が続くでしょう。
産後ママの中には、一時的にホルモンバランスの変化から抜け出せず、産後うつになってしまう方もいます。
周りの人たちが、ママの心身の変化に気づき、サポートしていくことが何より大切です。
ママ自身も、休息を十分に取り、ゆっくりと体調を整えていきましょう。
パートナーへのイライラがたまる
産後の育児は、ママにとって大変な労力を伴うものです。
例えば、ママが必死に家事や育児をこなしているのに、パパがゆっくりテレビを見ていたり、スマホを眺めていたりすると、「なんで手伝ってくれないの?」と思わずイラつくかもしれません。
また、赤ちゃんの夜泣きでパパがなかなか起きてくれなかったり、オムツ替えを嫌がったりすると、一人で育児をしている感覚に陥ります。
こうしたパートナーへの不満やイライラは、ママの心に大きなストレスを与えます。
育児疲れに加え、精神的な疲労も蓄積されていくのです。
もしパパが仕事で忙しく、思うように育児に協力してもらえない状況であれば、ママにとって二重三重の負担となってしまうでしょう。
お互いの気持ちを率直に伝え合い、できることから少しずつ協力し合える関係性を築いていくことが重要です。
心を通わせ合えるパートナーの存在は、産後ママの大きな支えとなりますよ。
ママ・パパの上手な休み方
産後のママとパパは、育児という新しい役割に奮闘する毎日を送っています。
赤ちゃんとの幸せな時間を過ごす一方で、睡眠不足や慣れない家事に追われ、心身ともに疲れが溜まっていくことでしょう。
ここでは、そんな産後ママとパパが上手に休息を取るためのヒントをご紹介します。
【基本】産後ママは体調回復を優先する
産後のママの体は、妊娠と出産という大仕事を終えたばかりです。
産後6〜8週間は「産褥期」と呼ばれ、この期間はママの身体が妊娠前の状態へ戻る過程にあたります。
子宮の修復、ホルモンバランスの安定化、乳汁分泌など、ママの体の中では大きな変化が起こっているのです。
バランスの取れた食事を心がけ、睡眠を十分に取るように心がけましょう。
昼寝の時間を設けるなど、体を休めるための工夫も必要です。
また、この時期のママは完璧主義になりがちですが、家事や育児のすべてを完璧にこなそうとせず、手を抜くことも大切。
食事は簡単なメニューでもよいですし、部屋が多少散らかっていても気にしないことです。
パパや周りの人に協力してもらいながら、自分の体調管理を最優先に考えていきましょう。
家族みんなで協力し、ママの心と体の回復をサポートしていくことが求められます。
宿泊型の産後ケアサービスを利用する
産後ママの休息をサポートする心強い味方として、宿泊型の産後ケアサービスがあります。
専門スタッフが常駐する施設で、ママの心身のケアと育児のサポートを受けられるのです。
病院や助産院が運営する施設もあれば、民間の産後ケアホテルなども展開されています。
助産師や保育士など、経験豊富なスタッフが24時間体制でママと赤ちゃんに寄り添ってくれるのが特徴です。
授乳やおむつ替えなどの育児は、スタッフが手伝ってくれるので安心。
初めての育児に戸惑うママでも、丁寧な指導を受けながらスキルを身につけていくことができます。
赤ちゃんを預けて、ママが思う存分休息を取ることも可能です。
疲れた体を温かな対応で癒やしてくれるうえ、同じ時期のママ友とも交流できるのが嬉しいポイント。
ママ同士の語らいは、リラックス効果も高いといえるでしょう。
宿泊型の産後ケアは、心身ともに休息を求めるママとパパにおすすめのサービスです。
訪問型(アウトリーチ型)の産後ケアサービスを利用する
産後ママの自宅に、専門スタッフが訪問してくれるアウトリーチ型の産後ケアサービスも充実してきました。
育児の悩み相談から家事の手伝いまで、さまざまな支援を受けられるのが魅力です。
例えば、赤ちゃんの沐浴の仕方がよくわからないというママには、助産師さんが実際にお風呂場で指導してくれるでしょう。
授乳の姿勢やおっぱいマッサージの方法など、直接教えてもらえるのがありがたいですね。
育児の基本的なスキルを一から学べるので、自信を持って子育てに臨めるようになります。
また、産後は家事が思うように進まず、ママが疲弊してしまうことも少なくありません。
上の子の世話を頼めるサービスもあるので、ママは赤ちゃんの育児に専念できるのです。
訪問型のサービスなら、慣れた自宅で過ごしながら、必要なサポートを受けられるのが何より魅力的。
移動の負担がないので、外出が難しい時期のママにぴったりです。
宿泊型サービスに比べて安価に利用できることが多い訪問型サービス。
上手に利用して、少しでも休息の時間を作っていきたいものです。
産後パパ育休を活用する
この制度では、出産後8週間以内に最大4週間の休業を取得できるのです。
全国のパパたちにとって、赤ちゃんとの時間を存分に楽しめるチャンスが広がったといえるでしょう。
産後パパ育休の醍醐味は、やはりママと一緒に子育てを体験できること。
赤ちゃんとスキンシップを重ねるうちに、パパとしての自覚も芽生えてくることでしょう。
2人で交代しながら赤ちゃんの世話をすれば、ママだけに負担がかかることもありません。
たとえ数週間でも、パパが育児に専念できる環境があるのは素晴らしいこと。
積極的に産後パパ育休を活用して、かけがえのない赤ちゃんとの思い出を作っていきましょう。
産後ママ・パパにおすすめの施設
産後のママとパパにとって、ゆったりと休息を取れる環境は何より大切です。
ここでは、そんな産後ママ・パパに最適な施設を3つご紹介します。
マームガーデン葉山
神奈川県横須賀市にある「マームガーデン葉山」は、日本最大級の産後ケア専門施設として知られています。
24時間体制で助産師や保育士が常駐しているため、ママが休息を取りたい時には赤ちゃんを預けることができるんです。
授乳のサポートやおっぱいマッサージなども受けられるので、ママの心身のケアにぴったり。
パパも一緒に沐浴指導を受けられるので、夫婦そろって育児スキルを磨くことができますよ。
広々とした客室やラウンジ、温泉などの施設も充実しているので、ママとパパがリラックスして過ごせる環境が整っています。
赤ちゃんとの生活リズムを整えつつ、ゆったりとした時間を満喫できるでしょう。
マームガーデン葉山なら、ママとパパの疲れた心と体を癒やしてくれること間違いなしです。
ぶどうの木 京都院
京都市内にある「ぶどうの木 京都院」も、産後ママとパパにおすすめの施設です。
こちらでも、24時間体制のベビールームで赤ちゃんのケアを任せられるので、ママとパパが休息を取るのに最適な環境が整っています。
さらに、ヨガなどの各種教室も充実しているので、リフレッシュしながら体を動かすこともできるんです。
清水寺や金閣寺など、京都の有名観光スポットにもアクセスしやすいロケーションなので、上の子どもやパパと一緒に観光を楽しむのもおすすめ。
ママ一人で利用するのはもちろん、家族みんなでゆったり過ごすのにもぴったりの施設だと言えるでしょう。
マミーキャンプ東京ベイ
千葉県の「マミーキャンプ東京ベイ」は、家事や育児に追われるママとパパのための休息施設として人気を集めています。
経験豊富なスタッフが、赤ちゃんのお世話はもちろん、ママの体調ケアもしっかりとサポートしてくれるので安心。
授乳の姿勢や母乳ケアなど、育児のコツを教えてもらえるのも嬉しいポイントです。
緑豊かな環境の中にある施設内には、ゆったりとくつろげる個室やラウンジが完備されています。
24時間利用できるキッチンもあるので、赤ちゃんの授乳や離乳食作りにも困りません。
疲れたママとパパが、思い思いの過ごし方でリフレッシュできる空間が広がっているんです。
まとめ
このように産後は、ママもパパも疲労が蓄積しやすい期間ですので、周囲のサポートを上手に活用しながら、体と心のリフレッシュに取り組むことが大切ですね。
休息を取る方法としては、宿泊型や訪問型の産後ケアサービスを利用したり、産後パパ育休を活用するなどの選択肢があります。
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