妊活中のご家族にとって、男性の健康管理も重要な要素。
でも、毎日のデスクワークが実は精子に影響しているかもしれないって、ご存知でしたか?実は、ちょっとした日常習慣の見直しで、妊活の可能性がグッと高まるんです。
今回は、デスクワークと精子の関係から、妊活中の男性が気をつけたいポイントまで、詳しくお伝えします。これを読めば、きっと新たな気づきがあるはず。一緒に、健康的な妊活ライフを目指しましょう。
デスクワークが精子に与える影響とは
毎日のデスクワーク、実は精子にも影響があるんです。どんな影響があるのか、詳しく見ていきましょう。
長時間の座位は精巣温度を上昇させる
デスクに向かって長時間座り続けると、実は体に大きな負担がかかっています。特に気をつけたいのが、精巣温度の上昇。長時間座ることで下半身の血流が滞り、精巣の温度が上がってしまうんです。これが精子形成に悪影響を及ぼす可能性があるんです。
驚くべきことに、ポーランドの研究では、勤務時間の半分以上をデスクワークで過ごす男性は、そうでない男性に比べて精子DNA断片化率が明らかに高いという結果が出ています。精子のDNAが傷つくと、妊娠率の低下や流産のリスクが高まる可能性があるんです。
運動不足や睡眠不足で精子の数が減少する
デスクワークが増えると、どうしても運動不足になりがち。さらに、仕事の忙しさから睡眠時間が削られることも。実は、これらも精子の数を減らす原因になるんです。
最近の研究で、運動不足や睡眠不足が精子の数を減らすことが明らかになっています。特に、普段から運動をあまりせず、睡眠が十分にとれていない男性は要注意。体を動かす機会を増やし、質の良い睡眠をとることが大切です。
ストレスで精子の質が低下する
デスクワークの多い職場では、締め切りに追われたり、長時間のPC作業で目が疲れたりと、ストレスがたまりやすいもの。このストレスが、精子の質の低下につながる可能性があるんです。
ストレスが続くと、体内でコルチゾールというホルモンが分泌されます。このホルモンが過剰になると、テストステロンの分泌が抑えられ、結果として精子の質が低下してしまうんです。
【妊活中の男性必見】精子の質を高めるためのポイント
デスクワークの影響を知ったところで、次は具体的な対策を見ていきましょう。妊活中の男性が意識したい、精子の質を高めるポイントをご紹介します。
適度な運動を取り入れる
運動不足は精子の質に影響を与えます。でも、激しすぎる運動も逆効果。適度な運動を心がけましょう。
おすすめは、ウォーキングやジョギング、水泳などの有酸素運動。これらは全身の血流を改善し、精巣への血流も促進します。また、軽いストレッチや筋トレも良いでしょう。ただし、サイクリングなど精巣を圧迫したり高温になりやすい運動は控えめに。
十分な睡眠時間を確保する
質の良い睡眠は、精子の質を高めるために欠かせません。毎日6〜8時間の睡眠時間を確保しましょう。寝る時間と起きる時間をある程度固定して、規則正しい生活リズムを作ることが大切です。
睡眠中は体内で様々な修復作用が行われ、精子の生成にも良い影響を与えます。また、十分な睡眠はストレス解消にもつながり、精子の質の向上に二重の効果があるんです。
食事バランスを整える
精子の質を高めるには、バランスの取れた食事が欠かせません。特に、亜鉛、セレン、ビタミンC、ビタミンE、葉酸などの栄養素が重要です。
魚介類、卵、ナッツ類、緑黄色野菜、果物などを積極的に取り入れましょう。また、不足しがちな栄養素は、医師に相談の上、サプリメントでの補給もおすすめです。
飲酒や喫煙などの生活習慣を見直す
過度の飲酒や喫煙は、精子の質の低下につながります。アルコールは適量を心がけ、できれば禁煙を目指しましょう。
精子の形成には2〜3ヶ月かかるため、生活習慣の改善も継続的に取り組む必要があります。すぐに結果が出なくても、焦らず粘り強く続けることが大切です。
男性不妊の原因は?どこを受診したら良い?
妊活中に気になるのが男性不妊の可能性。その原因と適切な受診先について、詳しく見ていきましょう。
加齢
男性も加齢とともに妊娠のしやすさが変わってきます。加齢に伴い、精子の運動率やそもそもの量が低下していくんです。
特に40代以降は、精子の質や量に変化が現れやすくなります。ただし、個人差も大きいので、年齢だけで諦める必要はありません。適切な生活習慣と必要に応じた治療で、妊娠の可能性を高めることができます。
造精機能障害
造精機能障害により精子無力症と診断された場合、多くは生殖補助医療の適応となります。また、精索静脈瘤も造精機能障害の原因とされています。
精索静脈瘤は、精巣周囲の静脈が拡張する病気で、精巣の温度上昇を引き起こし、精子の質に影響を与えます。手術で改善できる場合もあるので、早めの受診がおすすめです。
性機能障害
勃起障害や射精障害も、妊娠を難しくする要因になります。特に注意したいのが、不妊治療で排卵日に性交するプレッシャーが大きく、心因性の勃起不全(ED)に陥るケース。
心理的なストレスが原因の場合、カウンセリングや投薬治療で改善できることもあります。恥ずかしがらずに専門医に相談することが大切です。
精路通過障害
精巣でつくられた精子が、精管から尿道を通り射精されるまでの通り道が詰まってしまう状態を精路通過障害といいます。先天的な要因や感染症、手術の影響などで起こる可能性があります。
精路通過障害の場合、手術で改善できるケースもあります。早期発見・早期治療が重要なので、気になる症状があれば躊躇せず受診しましょう。
【早期受診がおすすめ】泌尿器科
男性不妊の診断や治療は、泌尿器科で行うのが一般的です。精索静脈瘤の診断や一般的な指導は保険診療で可能であり、必要に応じて適切な病院への紹介も行われます。
まとめ:妊活は夫婦二人三脚で
妊活は夫婦で協力して取り組むことが大切です。デスクワークの影響を意識しつつ、日々の生活習慣を少しずつ改善していくことで、妊娠の可能性は確実に高まります。
運動、睡眠、食事、ストレス管理など、一つひとつは小さな変化でも、積み重ねることで大きな効果につながります。すぐに結果が出なくても、焦らず粘り強く続けることが成功の秘訣です。
必要に応じて専門医の診断を受けることも大切です。早期発見・早期治療で改善できることも多いので、気になることがあれば躊躇せず受診しましょう。
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