秋が旬のフルーツの代表といえば柿ですよね。
そんな柿は、赤ちゃんにいつ頃から食べさせられるのでしょうか。
結論からいえば、赤ちゃんに柿を与えるのは、生後5ヶ月以降の離乳食中期から。
この記事では、赤ちゃんに柿をあげる際のポイントをまとめています。
ぜひ最後までチェックしてくださいね。
赤ちゃんは生後何ヶ月から柿を食べられる?
赤ちゃんの成長に合わせて、適切なタイミングで離乳食を進めていくことが大切ですね。
中でも、季節の果物である柿は、いつ頃から与えてもいいのでしょうか。
柿の栄養価や注意点も含めて、詳しく見ていきましょう。
柿を食べ始める適切な時期
離乳食の進め方は赤ちゃんによって異なりますが、一般的に柿を与え始めるのに適しているのは、離乳食中期(生後7~8ヶ月頃)からです。
この時期になると、赤ちゃんの消化機能も発達し、少しずつ固形食を食べられるようになってきます。
また、アレルギーの可能性もあるので、初めて与える際は少量から始め、様子を見ながら徐々に量を増やしていくことが重要です。
赤ちゃんの食べ方や反応を見守りつつ、無理のないペースで進めていきましょう。
柿の栄養価と赤ちゃんへのメリット
柿は、ビタミンCや食物繊維が豊富に含まれている果物です。
ビタミンCは、免疫力を高める働きがあり、風邪などの感染症予防に役立ちます。
また、食物繊維は、腸の働きを活発にし、便秘解消や消化不良の改善に効果的です。
柿に含まれるカリウムは、体内の余分な塩分を排出し、むくみを防ぐ働きもあります。
さらに、柿には、ビタミンAやビタミンEも含まれており、赤ちゃんの健やかな成長と発達をサポートしてくれます。
離乳食に取り入れることで、バランスの取れた栄養を摂ることができるでしょう。
柿を与える際の注意点
柿は、他の果物と比べると消化があまり良くないことで知られています。
そのため、赤ちゃんに与える際は、十分に加熱して柔らかくなるまで煮るなどの下準備が必要不可欠です。
柿の皮は固くて食べにくいので、むいてからペースト状にするのがおすすめの方法です。
また、柿は、キウイフルーツやアボカドと同様に、アレルギー反応を引き起こす可能性があります。
特に、初めて与えるときは、ごく少量から始め、赤ちゃんの様子を観察しながら徐々に量を増やしていくことが重要です。
【離乳食】柿の調理方法とおすすめレシピ
離乳食に柿を取り入れる際は、赤ちゃんが食べやすいように調理することが大切ですね。
ここでは、柿の基本的な調理方法と、赤ちゃんでも安心して食べられるおすすめのレシピをご紹介します。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
柿の基本的な調理方法
柿を赤ちゃんに与える際の基本的な調理方法は、まず皮をむいて種を取り除くことから始まります。
柿の皮は固くて食べにくいため、必ずむいてから調理するようにしましょう。
種は取り除かないと、のどに詰まらせる危険性があるので注意が必要です。
下準備ができたら、柿を小さめの一口大に切り、鍋に少量の水と一緒に入れて火にかけます。
柔らかくなるまで10分ほど煮込んだら、火を止めて粗熱を取ります。
煮た柿は、フォークやマッシャーでつぶして、ペースト状にするのがおすすめです。
おすすめレシピ1. 柿のミルク煮
柿のミルク煮は、柿、牛乳、きな粉を使った簡単レシピです。
まず、柿を一口大に切り、鍋に牛乳と一緒に入れて弱火で煮ます。柿が柔らかくなるまで、10分ほど煮込んでください。
火を止めたら、器に盛り付け、上からきな粉をふりかけて完成です。
牛乳ときな粉のまろやかな味わいと、柿の自然な甘みが絶妙にマッチした一品です。
冷めてからでも美味しく食べられるので、作り置きにもぴったりのレシピですよ。
おすすめレシピ2. 柿の白和え
柿の白和えは、木綿豆腐、柿、すりごまを使ったヘルシーなレシピです。
まず、柿は5mm角くらいの大きさに刻みます。
豆腐は、一口大に切ってから3分ほど湯がき、ザルに上げて水気を切っておきます。
次に、すり鉢に豆腐を入れ、なめらかになるまですりつぶします。
そこに、刻んだ柿とすりごまを加えて、全体を優しく和えれば完成です。
豆腐のクリーミーな食感と、柿の甘みが絶妙なハーモニーを奏でる一品に仕上がります。
柿を与える際の注意点
ここでは、柿を安全に与えるために知っておきたい注意点を3つご紹介します。
アレルギーや消化不良の予防、適切な保存方法など、赤ちゃんに柿を与える際に気をつけたいポイントを詳しく解説していきましょう。
柿はアレルギーの原因になることがある
特に、柿に含まれるタンニンという成分が原因で、口の中がピリピリしたり、喉が痛くなったりすることがあるのです。
また、柿に含まれるペクチンという食物繊維が、赤ちゃんの未発達な消化器官に負担をかけ、お腹の調子を崩してしまう可能性もあります。
そのため、柿を初めて与える際は、少量から始めるようにしましょう。
さらに、与えた後は赤ちゃんの様子を注意深く観察し、アレルギー症状が出ていないかチェックすることが大切です。
具体的には、口の周りや体に湿疹ができていないか、呼吸が荒くなっていないかなどを確認してください。
赤ちゃんの中には、柿だけでなく、他の果物に対してもアレルギー反応を示す子がいます。
そのような場合は、アレルギー専門医に相談し、適切な対処法を教えてもらうことをおすすめします。
赤ちゃんの健康を守るためにも、アレルギーには細心の注意を払いたいですね。
柿は消化不良を起こす可能性がある
柿は水溶性食物繊維が豊富に含まれている果物ですが、その一方で消化があまり良くないことでも知られています。
特に、種部分に多く含まれるタンニンには、便秘を引き起こす作用があるのです。
また、柿の果肉は固めの食感があるため、赤ちゃんの未発達な消化器官にとって負担となることもあります。
加熱することで、柿に含まれるタンニンの量を減らすことができ、赤ちゃんの消化器官への負担を軽減することができます。
また、柿の皮は取り除くようにしてください。
皮にも多くのタンニンが含まれているため、赤ちゃんの消化不良を引き起こす原因となります。
柿を与える量も、赤ちゃんの月齢に合わせて調整することが大切です。
赤ちゃんの便の状態を観察し、下痢や便秘が続くようであれば、柿の量を減らすか、しばらく与えるのを控えることも検討してください。
赤ちゃんの消化器官の発達には個人差があるため、一人一人に合わせた対応が求められます。
適切な保存方法を心がける
せっかく用意した柿も、保存方法を間違えてしまうと、風味が落ちたり、傷んでしまったりする恐れがあります。
赤ちゃんに安全で美味しい柿を与えるためにも、適切な保存方法を心がけることが大切です。
柿は基本的に常温で保存することができますが、購入してから時間が経過し、少し柔らかくなってきた場合は、冷蔵庫で保存するのがおすすめです。
ただし、冷蔵庫で保存する際は、柿全体をラップで包むか、密閉容器に入れるようにしてください。
冷気によって柿の表面が乾燥してしまうのを防ぐことができます。
また、柿をピューレ状にして冷凍保存するのも便利な方法です。
柿を裏ごしして滑らかなピューレ状にし、小分けにして冷凍用の容器やシリコンの製氷皿に入れて冷凍しましょう。
冷凍保存することで、長期間柿を楽しむことができます。
解凍する際は、冷蔵庫内で自然解凍するのがおすすめ。
電子レンジを使用すると、柿の風味が落ちてしまう恐れがあるので注意してくださいね。
赤ちゃんの唾液には雑菌が含まれているため、食べ残しを保存すると柿が傷んでしまう可能性があります。
食べ残しは処分し、必要な分だけ柿を準備するようにしてくださいね。
まとめ
赤ちゃんに柿を与える時期や調理方法についてみてきました。
調理の際は、加熱して柔らかくしたり、ペースト状にしたりと赤ちゃんが食べやすい形に工夫しましょう。
おすすめレシピとして紹介した柿のミルク煮や白和えなども、ぜひ試してみてくださいね。
当サイトでは、他にも離乳食に関する様々な情報を発信しているので、ぜひチェックしてみてください。
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