授乳中の食事について調べていると、食べていいもの・ダメなものがたくさんあって不安になりますよね。特に柑橘類は「赤ちゃんのお腹がゆるくなる」という噂もあり、金柑を前にして手が止まってしまうことも。
実は金柑は授乳中でも安心して食べられる果物のひとつで、ビタミンCやカルシウムなど母乳育児中に嬉しい栄養がぎゅっと詰まっています。皮ごとパクッと食べられる手軽さも、忙しい産後の味方。知っているようで知らない金柑の魅力を、一緒に見ていきましょう。
授乳中でも金柑は安心して食べられる
金柑は授乳中でも問題なく摂取できる果物です。柑橘類が母乳に悪影響を与えるという医学的な根拠はなく、むしろ栄養補給の面でおすすめできます。
金柑が授乳中に問題ない理由
柑橘類を食べると赤ちゃんのお腹がゆるくなる、という話を耳にしたことがあるかもしれません。しかし、母乳を介して柑橘類の成分が赤ちゃんに悪影響を及ぼすという科学的な証拠はほとんどありません。金柑に含まれるビタミンCや食物繊維は、むしろ産後の回復をサポートしてくれる栄養素として知られています。
授乳中は免疫力が低下しやすい時期なので、ビタミンCを豊富に含む金柑はぴったりの食材といえます。寒い季節に旬を迎える金柑は、風邪予防の強い味方になってくれます。
母乳への影響について
柑橘類に含まれる酸味成分が母乳の味を変える可能性はゼロではありませんが、通常の量を食べる分には心配いりません。赤ちゃんの様子を見ながら、いつもと変わりなければそのまま続けて大丈夫です。
もし赤ちゃんが授乳後に機嫌が悪くなったり、お腹の調子が崩れたりした場合は、一時的に金柑を控えて様子を見るのが賢明です。ただし、そのような反応が出ること自体がとても稀なケースなので、過度に心配する必要はありません。
個人差があるため、赤ちゃんの体調の変化には気を配りつつ、楽しみながら食べることが大切です。
食べすぎには注意が必要
金柑に限らず、どんな食材も食べすぎは禁物です。金柑にはクエン酸が含まれており、大量に摂取すると歯のエナメル質に影響を与える可能性があります。また、食物繊維が豊富なため、一度にたくさん食べるとお腹がゆるくなることも。
1日の目安としては、金柑なら5〜6個程度が適量とされています。おやつ代わりにちょこちょことつまむ程度であれば、まったく問題ありません。甘露煮やジャムに加工した場合は糖分が多くなるため、食べる量を調整するとより安心です。
金柑の栄養価と授乳中ママへのメリット
金柑は小さな実の中に驚くほどの栄養が詰まっています。皮ごと食べられることで、他の柑橘類では摂取できない成分まで取り入れられるのが大きな魅力です。
金柑に含まれる主な栄養素
金柑は「栄養の宝庫」と呼ばれるほど、さまざまな栄養素をバランスよく含んでいます。特に注目したいのは、カルシウム、ビタミンC、食物繊維の含有量です。
| 栄養成分 | 金柑(100gあたり) | 温州みかん(100gあたり) |
|---|---|---|
| エネルギー | 67kcal | 49kcal |
| カルシウム | 80mg | 21mg |
| ビタミンC | 49mg | 32mg |
| 食物繊維 | 4.6g | 1g |
| β-クリプトキサンチン | 200μg | 1000μg |
※詳しくはcotta column「金柑の栄養成分と効能」をご覧ください。
カルシウムは温州みかんの約4倍、食物繊維は約5倍も含まれているのは驚きです。授乳中はカルシウムが母乳を通して赤ちゃんに移行するため、積極的に補いたい栄養素のひとつです。
授乳中に嬉しい健康効果
金柑の皮には「ヘスペリジン」というポリフェノールの一種が含まれています。ヘスペリジンは毛細血管を強化し、血行を促進する働きがあるとされています。冷え性に悩む産後ママにとって、体の巡りを良くしてくれるのは嬉しいポイントです。
また、金柑の香り成分には気分をリフレッシュさせる効果も期待できます。授乳や夜泣きで疲れが溜まっているとき、ふわっと広がる爽やかな香りに癒されることもあるでしょう。
風邪予防や免疫力アップに
金柑に豊富に含まれるビタミンCは、体の免疫機能を正常に保つ働きがあります。産後は睡眠不足やホルモンバランスの変化で体調を崩しやすい時期なので、日々の食事から免疫力を高めておくことが大切です。
昔から金柑はのどの痛みや咳に良いとされてきました。実際に金柑の甘露煮を風邪のときに食べた経験がある方も多いのではないでしょうか。皮に含まれる精油成分には抗菌作用があり、喉の炎症を和らげる効果が期待できます。
寒い季節に赤ちゃんと一緒に過ごすことが多い授乳中だからこそ、風邪予防を意識した食生活を心がけたいところです。
授乳中におすすめの金柑の食べ方
金柑は生でそのまま食べるのが最も手軽で栄養を効率よく摂取できます。でも、ほんのりとした苦味が気になる方や、アレンジを楽しみたい方には加工レシピもおすすめです。
生のままパクッと食べる
金柑の一番シンプルな食べ方は、洗ってそのまま皮ごと口に入れることです。ビタミンCは熱に弱い性質を持っているため、加熱せずに生で食べる方法が栄養を最大限に活かせます。
食べるときは、まず流水でしっかり洗い、ヘタを取り除きます。種が気になる場合は、縦半分に切ってから爪楊枝などで種を取り出すとスムーズです。最初の一口は皮の苦味を感じるかもしれませんが、噛んでいくうちに果肉の甘さと酸味が広がり、クセになる美味しさです。
冷蔵庫で冷やしておくと、よりさっぱりとした味わいになります。忙しい授乳の合間のリフレッシュタイムにぴったりです。
甘露煮にして保存する
旬の時期にたくさん手に入った金柑は、甘露煮にして保存するのがおすすめです。金柑の甘露煮は鍋ひとつで簡単に作れて、冷蔵庫で2週間ほど日持ちします。
作り方の基本は、金柑に切り込みを入れて下茹でし、砂糖と水で煮詰めるだけ。竹串や爪楊枝で数カ所穴を開けておくと、シロップがよく染み込んでふっくらと仕上がります。甘露煮は苦味がマイルドになるので、生の金柑が苦手な方でも食べやすいのが魅力です。
ヨーグルトにトッピングしたり、パンに添えたり、お湯を注いでホット金柑ドリンクにしたりと、アレンジの幅も広がります。ただし、砂糖をたっぷり使うため、食べすぎには注意が必要です。
ジャムやコンポートでアレンジ
金柑ジャムは、刻んだ金柑と砂糖を煮詰めて作ります。パンに塗るのはもちろん、紅茶に入れてロシアンティー風にしたり、肉料理のソースとして使ったりと用途は多彩です。
コンポートは甘露煮よりも甘さ控えめに仕上げられるため、産後の体重管理を気にしている方にもおすすめです。白ワインやレモン汁を加えると、より爽やかな風味になります。
冷凍保存も可能なので、旬の時期にまとめて作っておくと重宝します。解凍後はスムージーに入れたり、アイスに添えたりして楽しめます。
まとめ
授乳中に金柑を食べることは、栄養面でも安全面でも問題ありません。ビタミンCやカルシウム、食物繊維が豊富な金柑は、産後の体力回復や免疫力アップをサポートしてくれる頼もしい果物です。
皮ごと食べられる手軽さ、そして風邪予防に役立つ成分を含んでいることから、寒い季節の授乳期には特におすすめです。1日5〜6個を目安に、赤ちゃんの様子を見ながら無理のない範囲で取り入れてみてください。生のままはもちろん、甘露煮やジャムにアレンジすれば、飽きずに楽しめます。
育児で忙しい毎日の中でも、ほんの少し自分の体をいたわる時間を作ることが大切です。コロンと可愛い金柑を食べながら、ほっと一息つく時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
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