妊娠中の運動は体調管理に大切ですが、何をどこまで続けて良いのか迷ってしまうもの。
特にジム通いや筋トレを楽しんでいた方にとって、レッグプレスの継続については慎重な判断が必要です。
妊娠中のレッグプレスについて知っておきたいこと
妊娠中の体には様々な変化が起こるため、運動の種類や強度を見直す必要があります。特にレッグプレスのような大きな負荷がかかる運動については、正しい知識を持って判断することが大切です。
レッグプレスとは
レッグプレスは専用マシンの椅子に座り、フットプレートに足を置いて押し上げる下半身トレーニングです。大腿四頭筋、ハムストリングス、大臀筋など下半身全体の筋肉を効率的に鍛えられるのが特徴です。
通常のスクワットと比べて、上半身への負担が少なく、フォームが取りやすいという利点があります。また、体幹の安定性を高める効果も期待できるため、多くのトレーニング愛好者に親しまれています。
基本のやり方
シートに深く腰掛け、足を肩幅に開いてプレートの中央に置きます。つま先は軽く外側に向け、膝とつま先が同じ方向を維持するのがポイントです。
ゆっくりと足を伸ばして押し上げ、3秒間キープした後、膝を伸ばしきらないように注意しながら元の位置に戻します。
妊娠していない時であれば正しいフォームで行うことで、怪我のリスクを抑えながら効果的なトレーニングが可能です。
【結論】妊娠中はレッグプレスを避けよう!
妊娠中の関節の緩みやホルモンバランスの変化により、重量負荷のかかるトレーニングはリスクが高くなります。特にレッグプレスは腹部が圧迫されやすく、胎児への血流が減少する可能性があります。
妊娠後期になると、下大静脈圧迫症候群(仰臥位低血圧症候群)のリスクも高まるため、より一層の注意が必要です。
レッグプレスの代わりに行いたい運動
レッグプレスは控えめにする必要がありますが、代わりとなる安全な運動方法がたくさんあります。体調や体力に合わせて無理のない範囲で取り組んでみましょう。
有酸素運動
ウォーキングなどの全身運動は、体力の維持や気分転換にも効果的です。軽い運動でも継続することで、出産に向けた体力づくりになります。
下半身の筋力トレーニング
カーフレイズや壁に手をついて行うスクワットなど、安定した姿勢で取り組める筋力トレーニングがおすすめです。
支えがある状態で行うことで、バランスを崩すリスクを抑えられます。特に壁スクワットは、正しい姿勢を保ちやすく初心者でも安心です。
骨盤底筋群を意識したエクササイズ
膝つきプランクやケーゲル体操など、骨盤底筋群にアプローチする運動も効果的です。
産後の回復にも役立つ筋肉を意識的に鍛えることができます。正しいやり方で継続することで、出産時の力みにも活かせます。
妊娠中の運動で気を付けたいこと
安全に運動を続けるためには、いくつかの注意点を押さえておくことが大切です。体調の変化に敏感になり、無理のない範囲で取り組みましょう。
妊娠初期は運動を避ける
早産リスクがあるため、妊娠初期は運動を控えめにすることが推奨されています。健診の際など、医師に相談のうえで開始時期を決めることが賢明です。
いつもと違う症状が出たら運動を中止する
腹痛、出血、めまい、息切れ、胸痛などの症状が出た場合は、直ちに運動を中止して医師に相談することが必要です。
普段の体調をしっかり観察しておくことで、変化に気づくことができます。
体調の変化に敏感になり、些細な違和感も見逃さないように注意しましょう。
休憩しながら無理せず取り組む
水分補給や胎動チェックを兼ねて、こまめに休憩を取ることが大切です。水分補給も忘れずに。
筋トレメニューも、まずは無理なく取り組めるものから始めましょう。軽いスクワットや足パカ運動などがおすすめです。
まとめ
妊娠中はレッグプレスなどの高負荷な運動を避け、安全な代替運動を選択することが重要です。
体調と相談しながら、できる範囲で運動を継続することで、心身ともに健やかなマタニティライフを送ることができます。
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