授乳期間中にみたらし団子を安全に食べるには？注意点や適量は？解説します

みたらし団子は、甘くて美味しいだけじゃなく栄養価も高い和菓子の一つ。

適量を心がけることはもちろん、アレルギー反応にも気をつけないといけません。

そして、虫歯予防も忘れずに！この記事では、

おやつ選びのポイントもご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

【授乳中ママにおすすめ】みたらし団子の栄養価は？

授乳中のママにとって、健康的なおやつ選びは重要な課題ですよね。

そんなママにぴったりなのが、日本の伝統的なお菓子である「みたらし団子」。

ここでは、みたらし団子の魅力的な栄養価について詳しく解説していきましょう。

和菓子は動物性油脂が少ない

みたらし団子をはじめとする和菓子は、バターやクリームなどの動物性油脂の使用が少ないのが特徴です。

洋菓子と比べると、脂肪分が控えめなので、カロリーを気にしているママにもおすすめ。

また、動物性油脂は消化に時間がかかるため、授乳中のママの胃腸への負担も少なくて済みます。

和菓子の原材料は主に植物性のものが中心で、米粉や小豆、あんこなどが使われています。

これらの素材は、ビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素を豊富に含んでいるため、授乳中のママの健康維持に役立ちます。

和菓子は日本の伝統的なお菓子で、四季折々の自然の恵みを生かした素朴な味わいが魅力。

素材本来の風味を大切にしているため、添加物や着色料などの使用も最小限に抑えられています。

授乳中のママが安心して食べられるお菓子として、和菓子はピッタリなのです。

みたらしだれの栄養価

みたらし団子の上にかかっている、甘くて香ばしいタレが「みたらしだれ」です。

このみたらしだれは、みりん・醤油・砂糖を合わせて作られています。

みりんは、もち米を発酵させて作る日本古来の調味料。

ブドウ糖が豊富に含まれており、疲労回復に効果的です。

授乳で睡眠不足になりがちなママの強い味方と言えるでしょう。

醤油は、大豆と小麦を発酵させた発酵食品。

必須アミノ酸をバランスよく含んでおり、良質なタンパク質が摂取できます。

アミノ酸は、母乳の原料にもなるので、授乳中のママにとって重要な栄養素なのです。

みたらしだれは、甘くて美味しいだけでなく、みりんと醤油の栄養価の高い成分が組み合わさることで、ママの心と体を癒してくれる効果も。

ほっと一息つきたい時に、みたらし団子を味わってみてはいかがでしょうか。

もち米の栄養価

みたらし団子の主役とも言えるもち米。

じつは、もち米自体にもママの体に嬉しい栄養がたっぷり含まれているんです。

まず注目したいのが、もち米に豊富に含まれているビタミンB1。

ビタミンB1は糖質代謝を助け、疲労回復に役立ちます。

授乳中のママは、赤ちゃんに栄養を与えるためにエネルギーを多く消費するので、ビタミンB1の働きは心強い味方になってくれるでしょう。

また、もち米にはタンパク質も多く含まれています。

お米は良質なタンパク質の供給源として知られていますが、もち米はさらにタンパク質が豊富。

母乳の材料としても重要なタンパク質を、みたらし団子で手軽に補給できるのは嬉しいポイントですよね。

もち米は、消化吸収が良いのも特徴。

胃腸への負担が少ないため、授乳中の敏感になりがちなママの体にも優しいのです。

みたらし団子のもっちりとした食感と、ほんのり優しい甘さ。

授乳中のママがみたらし団子を食べる際の注意点

みたらし団子は授乳中のママにおすすめのお菓子ですが、食べ方には少し注意が必要です。

ここでは、授乳中にみたらし団子を安全に楽しむために、ママが知っておきたい3つのポイントをお伝えします。

しっかりチェックして、美味しいみたらし団子タイムを過ごしましょう。

適量を心がける

授乳中は、ママの健康管理が何より大切。

みたらし団子は、栄養価の高いお菓子ではありますが、食べ過ぎには注意が必要です。

一般的に、授乳中のママの間食の目安は1日約200kcalと言われています。

みたらし団子1本あたりのカロリーは、100～150kcal程度。

つまり、1日1～2本までなら、適量の範囲内で食べられるというわけです。

とは言え、毎日みたらし団子を食べ続けるのはおすすめできません。

和菓子以外にも、果物やヨーグルトなど、バラエティ豊かなおやつを上手に取り入れることが大切。

気分転換を兼ねて、みたらし団子を楽しむのが賢明だと言えるでしょう。

カロリーが気になるママは、小さめサイズのみたらし団子を選ぶのもひとつの方法。

最近では、ヘルシー志向の和菓子店も増えてきているので、上手に活用してみてくださいね。

アレルギー反応にも要注意

みたらし団子は、原材料のひとつひとつは体に優しいものが多いのですが、アレルギー反応が出てしまうママや赤ちゃんもいます。

小麦粉を使っているみたらし団子もあるので、購入前にしっかりチェックしましょう。

ママが食べたものが母乳を通して赤ちゃんに影響を与えることもあります。

もし、赤ちゃんの肌に湿疹などが見られた場合は、みたらし団子の摂取を控えめにして、小児科医に相談するのがよいでしょう。

ママ自身も、授乳中は普段と体調が変化しやすいもの。

みたらし団子を食べてみて、何か違和感を感じたら、少しずつ様子を見ながら試していくのがおすすめです。

みたらし団子に限らず、授乳中のお菓子選びでは、原材料表示をしっかり確認することが大切。

初めて口にするお菓子は、できるだけ少量から始めるのもポイントですよ。

虫歯予防も忘れずに

授乳中は、ママの歯の健康にも気を付けたいもの。

みたらしだれに含まれている砂糖は、虫歯の原因になる可能性があるので、食べた後の歯磨きを怠らないようにしましょう。

赤ちゃんとのスキンシップで忙しい毎日ですが、みたらし団子を食べた後は、時間を作ってていねいに歯磨きをする習慣をつけることが大切。

歯ブラシの他に、デンタルフロスや歯間ブラシを使うのも効果的です。

また、甘いお菓子を食べた後は、水分補給も忘れずに。

お茶や白湯を飲むことで、口の中をすっきりさせる効果が期待できます。水分補給にもなって一石二鳥です。

授乳中のママは、自分の歯の健康が赤ちゃんの歯の発育にも関わってくるということを意識しておきたいですね。

みたらし団子を上手に取り入れながら、歯磨きタイムも大切にしていきましょう。

授乳中のおやつ選びのポイント

授乳中のママにとって、おやつ選びは悩ましい問題の一つかもしれません。

赤ちゃんのためにも、自分のためにも、おやつは大切な栄養源。

でも、カロリーや糖分が高すぎるお菓子は控えたいし、アレルギーのことも心配。

そんなママのために、授乳中のおやつ選びのポイントをご紹介します。

賢くおやつを選んで、ママも赤ちゃんも健康で幸せな毎日を過ごしましょう。

カロリー・糖分控えめのおやつを選ぶ

授乳中のママは、普段よりもエネルギー消費量が増えるため、おやつを食べる機会も増えがち。

でも、高カロリーなケーキやチョコレートなどのお菓子は、食べ過ぎると体重増加の原因になってしまいます。

例えば、果物やヨーグルトなどは、自然の甘みが感じられるヘルシーなおやつ。

ビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素も豊富に含まれています。

また、きな粉やあずきなどの和素材を使ったお菓子も、糖分控えめでおすすめです。

きな粉は良質なタンパク質が豊富で、あずきにはポリフェノールが含まれ、美容と健康に嬉しい効果が期待できます。

みたらし団子だけでなく、きな粉団子を楽しむのも良いですね。

また、市販のお菓子を選ぶ際は、栄養成分表示をチェックして、カロリーや糖質の量を確認しましょう。

1個あたりのカロリーが100kcal前後、糖質が10g前後のものを目安に選ぶと良いでしょう。

また、家でお菓子を作る場合は、砂糖の量を控えめにしたり、甘味料を使ったりするのも一つの方法です。

工夫次第で、ヘルシーで美味しいおやつを楽しむことができますよ。

食物繊維の多いお菓子を選ぶ

授乳中は、ホルモンバランスの変化などによって便秘になりやすいと言われています。

便秘は、ママの体調不良につながるだけでなく、母乳の質にも影響を与える可能性があります。

おやつ選びの際も、食物繊維が豊富に含まれているお菓子を選ぶことをおすすめします。

食物繊維が豊富なおやつの代表格と言えば、やっぱり和菓子。

あんこや芋などを使った和菓子は、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維のどちらも含んでいます。

不溶性食物繊維は、腸の運動を活発にして便通を良くする効果があり、水溶性食物繊維は、腸内環境を整えて便の通りを滑らかにしてくれます。

例えば、「おはぎ」や「まんじゅう」などのあんこを使った和菓子や、「いももち」や「芋ようかん」などの芋を使った和菓子がおすすめ。

市販品を選ぶ際は、原材料表示をチェックして、小豆やさつまいもが使われているものを選びましょう。

胃腸への負担が少ないため、授乳中の敏感になりがちなママの体にも優しいのです。

手作りお菓子に取り入れてみるのも良いかもしれませんね。

でも、食べ過ぎは禁物。

1日の食物繊維の目安量は20～25g程度。

おやつからの摂取量は、5g程度を目安に調整しましょう。

アレルギー食材の少ないお菓子を選ぶ

赤ちゃんは、ママが食べたものと同じ成分の母乳を飲んで育ちます。

そのため、ママが食べたものが赤ちゃんに与える影響も無視できません。

特に、アレルギー食材には要注意。

卵、乳、小麦など、アレルギーを引き起こしやすい食材が使われているお菓子には注意が必要。

ママが食べたものが原因で、数日後に赤ちゃんに湿疹やじんましんが出たという例もあります。

アレルギーが心配な場合は、母子健康手帳に記録をつけるなどして、赤ちゃんの症状とママの食事内容に関連性がないかチェックしてみましょう。

最近は、アレルギー特定原材料27品目不使用のお菓子も増えてきました。

素材にこだわった自然派のお菓子は、比較的アレルギー食材が少ない傾向にあります。

また、アレルギー食材を使わずに作れるお菓子のレシピも豊富にあります。

米粉を使ったクッキーや、豆乳を使ったプリンなど、アレルギー食材を使わない工夫がいろいろ。

市販のお菓子選びに不安がある場合は、自分で作ってみるのもおすすめです。

赤ちゃんの健康が何より大切です。

無理のない範囲で、バランスの取れたおやつ選びを心がけましょうね。

まとめ

このように、授乳期のママにとって「みたらし団子」は栄養価が高く、おすすめのおやつであることがわかりましたね。

1日1～2本を目安に、適量を心がけるようにしましょう。

また、アレルギー反応や虫歯予防にも気をつけることが大切ですので、少しずつ試してみるのがおすすめですよ。

授乳中のおやつ選びでは、カロリーや糖分控えめで食物繊維が豊富なものを選ぶと良いでしょう。

当サイトでは、他にも妊娠中や子育て中のママに役立つ情報をたくさん発信しています。

ぜひ他の記事も読んでみてくださいね。