妊娠中にみたらし団子はNG？食べても安全？気を付けたいポイントはある？

妊娠中は食べ物の安全性が気になりますよね。

特に大好きな和菓子も控えめにしなきゃと思うこともあるのでは？

そこで気になるのが、みたらし団子。

あの甘くて香ばしい醤油の香りが魅力的なみたらし団子を「妊娠中だから我慢しなきゃ…」なんて思ったことはありませんか？

でも、安心してください。

ただし食べる量や糖尿病の有無など、いくつか気をつけたいポイントがあります。

この記事では、妊婦さんがみたらし団子を安心して食べるための注意点や、妊娠中のおやつ選びのコツをわかりやすくお伝えしていきます。

妊娠中にみたらし団子を食べてOK？

みたらし団子は、もち米を丸めて串に刺し、甘辛い醤油だれを絡めた日本の伝統的なおやつです。

妊娠中は食べ物の安全性が気になるところですが、みたらし団子に関してはどうなのでしょうか。

適量を心がければ、妊娠中でも美味しく楽しめるのか、気をつけるポイントとともに詳しく見ていきましょう。

適量ならば妊娠中も楽しめる

妊娠中は胎児の健やかな発育のために、食生活に気をつける必要があります。

しかし、みたらし団子に関しては適量を守れば、安心して食べることができるでしょう。

みたらし団子の主な材料は、もち米、醤油、砂糖。もち米は炭水化物が豊富で、エネルギー源となります。

砂糖は、適量であれば問題ありません。

みたらし団子にはさほど鉄分が含まれていないので、他の食事でしっかりと補う必要があるでしょう。

また、塩分と糖分の取りすぎには注意が必要です。

みたらし団子を食べる際は、1日の摂取量を考慮し、食事全体のバランスを考えることが賢明だと言えます。

食べ過ぎは体重管理に悪影響

妊娠中は、胎児の成長に合わせてある程度の体重増加が見込まれます。

しかし、摂取カロリーが必要以上に多いと、過剰な体重増加につながってしまいます。

妊娠中に必要とされる追加カロリーは、妊娠初期で1日あたり約50kcal、中期で約250kcal、後期で約450kcalとされています。

みたらし団子のカロリーは、1本あたり約100〜150kcalほど。

満腹中枢は妊娠によって鈍くなるため、つい食べ過ぎてしまうことがあるかもしれません。

過剰な体重増加は、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病、難産のリスクを高めると言われています。

おやつを楽しむ際は、1日の摂取カロリーを考慮し、適量を心がけることが賢明です。

食べ過ぎには十分に注意し、体重管理に気をつけましょう。

妊娠糖尿病の人は医師に相談を

妊娠糖尿病は、妊娠中に初めて発症する糖尿病のことを指します。

もともと糖尿病だった人が妊娠する場合は、妊娠前からの糖尿病として区別されます。

妊娠糖尿病は、胎児や母体に様々な影響を及ぼすため、適切な血糖コントロールが必要不可欠です。

みたらし団子に使用される砂糖は、血糖値を上昇させる可能性があります。

みたらし団子1本あたりの糖質量は約20gほど。

みたらし団子を食べたいと思った際は、かかりつけ医や管理栄養士に相談することをおすすめします。

専門家からアドバイスをもらい、自分に合った食事療法を実践することが重要です。

みたらし団子の摂取における注意点

みたらし団子は、モチッとした食感と甘辛い味わいが特徴の日本伝統のおやつです。

素朴な美味しさがあり、小腹が空いた時の間食にぴったりですよね。

しかし、妊娠中はいくつか注意すべきポイントがあります。

適量を心がけ、体調と相談しながら上手に取り入れていきましょう。

食べすぎは避ける

みたらし団子の主な材料は、もち米、醤油、砂糖です。

醤油は発酵食品ですが、同時に食塩を多く含んでいます。

塩分の過剰摂取は、むくみや血圧上昇を引き起こす可能性があります。

特に妊娠後期は、妊娠高血圧症候群のリスクが高まる時期。

塩分の取り過ぎには細心の注意が必要不可欠です。

また、砂糖の摂り過ぎは肥満や糖尿病のリスクを高めます。

妊娠中の体重管理は非常に重要であり、過剰な体重増加は避けたいところ。

みたらし団子のカロリーは1本あたり約100〜150kcalほどですが、食べる本数が多くなればそれだけ摂取カロリーも増えていきます。

みたらし団子を食べる際は、1日の摂取量を考慮することが大切です。

食べ過ぎは控え、バランスの取れた食生活を心がけることが賢明だと言えるでしょう。

アレルギーを引き起こす可能性も

みたらし団子の衣には、主にもち米が使用されています。もち米自体にはグルテンは含まれていませんが、衣に小麦粉が混ぜられている場合もあります。

みたらしタレの味の決め手である醤油には大豆が使われているため、アレルギーを持っている方は注意しましょう。

アレルギー症状は、皮膚の湿疹やかゆみ、腹痛や下痢などの消化器症状、呼吸困難など様々。

もし、今までアレルギーの経験がなかったとしても、妊娠を機に発症する可能性があるのです。

みたらし団子を購入する際は、原材料表示をしっかりとチェックしましょう。

カフェイン摂取はほどほどにする

みたらし団子の「みたらし」とは、醤油や砂糖、みりんなどで作られる甘辛いタレのこと。

黒蜜が使われることもあります。

ここで注意したいのが、黒蜜に含まれるカフェインです。

コーヒーや紅茶、緑茶などに多く含まれるカフェインは、中枢神経を刺激する作用があります。

妊娠中のカフェインの過剰摂取は、流早産のリスクを高めると言われています。

また、胎児の成長にも影響を及ぼす可能性が指摘されています。

カフェインの摂取量は、1日200mg以下に抑えることが望ましいとされています。

コーヒー1杯分が約100mgですので、黒蜜が使われているみたらし団子の食べ過ぎには注意が必要です。

カフェインは胎盤を通過するため、母体のカフェイン濃度が上昇すれば、胎児のカフェイン濃度も上昇します。

妊娠中は、カフェインの代謝が遅くなるため、カフェイン濃度が高くなりやすい傾向にあります。

みたらし団子を楽しむ際は、カフェイン摂取量を考慮し、適量を心がけることが賢明だと言えるでしょう。

妊娠中は食中毒リスクが高まる

食中毒の原因となる細菌やウイルスは、体内に入ると胎児に影響を及ぼす可能性があります。

重症化すると、流早産や胎児の発育不全などの恐れもあります。

妊娠中は、食品の衛生管理に細心の注意を払う必要があるでしょう。

みたらし団子は、製造過程で加熱処理が行われるため、細菌やウイルスが残存しているリスクは低いと言えます。

しかし、保存状態が悪かったり、販売から時間が経過していたりすると、カビが生えていたり、傷んでいたりする可能性があります。

みたらし団子を購入する際は、新鮮な商品を選ぶことが大切。

製造年月日や賞味期限を確認し、見た目にカビが生えていないか、異臭がしないかなどをチェックしましょう。

自宅で作る場合は、手指や調理器具をしっかりと洗浄・消毒し、衛生的に調理することが重要です。

妊娠中のおやつ選びのポイント

妊娠中は、体の変化やホルモンの影響で食欲が増進し、おやつを食べる機会が増えるかもしれません。

しかし、おやつ選びには気をつけたいポイントがあります。

妊娠中のおやつ選びで大切なのは、栄養バランスを考えること、食べ過ぎや偏食を避けること、そして非加熱の食材やカフェインなどに注意することです。

栄養バランスを考えて選ぶ

妊娠中のおやつ選びで重要なのは、栄養バランスを考えることです。

母体の健康維持と胎児の成長発達のためには、適切な栄養素の摂取が欠かせません。

例えば、ヨーグルトやチーズは、カルシウムの豊富な乳製品です。

妊娠中は、赤ちゃんの骨格形成のためにカルシウムの需要が高まります。

また、果物や野菜スティックは、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富で、妊娠中の便秘解消にも役立ちます。

ナッツ類は、健康的な脂肪や、妊娠中に必要なタンパク質、ビタミンEなどが含まれています。

このように、おやつを選ぶ際には、その食品がどのような栄養素を含んでいるかを考えることが大切です。

バランスの取れた食事と合わせて、適切なおやつ選びを心がけましょう。

食べ過ぎや偏食を避ける

妊娠中は、ホルモンの影響で空腹感が強くなるため、ついおやつを食べ過ぎてしまいがちです。

しかし、過剰なカロリー摂取は、妊娠中の体重管理に悪影響を及ぼす可能性があります。

妊娠中の適正体重増加量は、妊娠前のBMIによって異なりますが、平均的には10〜12kg程度とされています。

また、好きなものに偏った食事にならないよう、バランスのとれた食事を心がけることも重要です。

特定の食品や味だけを好んで食べていると、必要な栄養素が不足してしまう恐れがあります。

食べたい欲求を抑えるのは難しいかもしれませんが、おやつの適量を心がけ、多様な食品を組み合わせることが大切です。

間食の目安は、1日200kcal程度といわれています。

おやつの選び方と合わせて、食べる量にも気をつけましょう。

非加熱の食材やカフェインなどに注意する

妊娠中は、食べてはいけないおやつがあることも知っておく必要があります。

例えば、生の卵を使ったティラミスやムース、生クリームたっぷりのケーキなどは避けた方が無難です。

これらの食品は、サルモネラ菌などの食中毒リスクがあるためです。

妊娠中は免疫力が低下するため、食中毒にかかりやすくなります。

また、アルコールの入ったチョコレートなども避けるべきおやつです。

妊娠中のアルコール摂取は、胎児性アルコール症候群のリスクがあるため厳禁です。

カフェインの多いコーヒーや紅茶の摂りすぎにも注意が必要です。

カフェインの過剰摂取は、胎児の成長に悪影響を及ぼす可能性があるためです。

さらに、ハーブティーの中にも、妊娠中に適さないものがあることを押さえておきましょう。

妊娠中は、食の安全性にも十分に気をつける必要があります。

おやつ選びの際は、原材料や製造工程をよく確認し、安心できるものを選ぶことが大切です。

まとめ

このように、妊娠中にみたらし団子を食べることは問題ありませんが、適量を心がけることが大切ですね。

妊娠中のおやつ選びでは、栄養バランスを考え、食べ過ぎや偏食を避けることがポイントです。

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