お子さんが哺乳瓶を嫌がるとお悩みではありませんか?
哺乳瓶を嫌がる場合には、いくつかの原因が考えられます。
例えば、ミルクの温度が赤ちゃんに合っていなかったり、乳首の形状が吸いづらいことが原因になることも。また、赤ちゃんがリラックスできる環境でミルクを飲めているかもポイントです。
この記事では、哺乳瓶をなぜ拒否するのか、考えられる原因をご紹介します。
哺乳瓶を嫌がるの理由と対処法
赤ちゃんが授乳中に哺乳瓶を嫌がるのはどうしてなのでしょうか。
哺乳瓶を嫌がる理由は、赤ちゃんや状況によっても様々です。適切な対処法もご紹介しますので、お困りの方は参考にしてくださいね!
ミルクが熱すぎるか冷たすぎる
ミルクの温度も、哺乳瓶を拒否する理由のひとつと考えられます。
哺乳瓶のミルクが熱すぎると口を火傷してしまう恐れがありますし、逆に冷たすぎると「いつもとは違う」と感じて飲むのを嫌がるんです。
ミルクの温度は母乳と同じくらい、つまり人肌と言われる36度から37度くらいが適切です。ミルクを手首に少量垂らしてみて、自分の体温とほとんど変わらないくらいの温度がちょうどよいですよ。
赤ちゃんが哺乳瓶を拒否する際は、まずミルクの温度をチェックしてみてくださいね。
ミルクの味が好みに合わない
普段母乳を飲んでいる赤ちゃんは、ミルクをあげようとしても拒否することがあります。
ミルクが赤ちゃんの口に合わないことも、哺乳瓶拒否の一因かもしれません。
まずは少量ずつ様子を見ながら与えてみましょう。母乳とミルクを交互に使うことで、赤ちゃんが段階的にミルクの味に慣れていくことができますよ。
メーカーによっても味が変わるため、様々なミルクを試してみるのもよいでしょう。
心配な時は小児科の先生に相談して、赤ちゃんが好むミルクを見つけてあげてくださいね。
乳首が吸いづらい
乳首の形状、大きさ、硬さが合っていないと、赤ちゃんは哺乳瓶を嫌がります。
例えば、生後まもない新生児には柔らかくて吸いやすい乳首が適していますが、月齢が上がるにつれて条件が変わってくるんです。
また、吸引力が強い子や吸い方のクセがある赤ちゃんもいますから、それぞれの個性に合った乳首を選びましょう。
哺乳瓶メーカーが様々な乳首を販売しているのには、こんな理由があったんですね。
乳首や哺乳瓶の形状を変えてみたりしながら、お子さんに最適なものを探してあげましょう。
ミルクを落ち着いて飲める環境にない
赤ちゃんは感受性が非常に高いため、周囲の雰囲気にも敏感に反応します。
落ち着かない環境や騒がしい場所、ママが急いで授乳しようと焦っているような状況では、赤ちゃんが安心してミルクを飲むことができません。
授乳の時間はなるべく静かで穏やかな環境を整え、焦らずゆったりとした気持ちで進めていくと良いでしょう。
また、哺乳瓶を使う際には抱っこするなど、スキンシップをするのもおすすめです。
赤ちゃんがミルクをのまない場合の月齢別の対処法
赤ちゃんの成長で最も大切なごはんの時間。うまくミルクを飲んでくれないと、ママはストレスを感じがちですよね。
ここでは、新生児から卒乳する時期までを想定して、お子様の月齢ごとに見合った対処法を具体的にお伝えします!
生後1~3ヵ月
この時期の赤ちゃんは、母乳からミルクへの切り替えに戸惑うことも多いです。
そんなときは、授乳の途中でそっと哺乳瓶に変えてみてください。赤ちゃんが気づかないうちにミルクの味に慣れてくれるかもしれません。
次に、哺乳瓶の乳首を人肌に温めるのもおすすめです。母親のぬくもりを感じると、抵抗せずに飲むようになる赤ちゃんもいます。
また、赤ちゃんは、ママのにおいに敏感です。ママがミルクをあげようとしても、どうしても母乳が飲みたくなってしまいます。そんなときは、パパや祖父母に哺乳瓶での授乳をお願いすることもおすすめですよ。
生後4~7ヵ月
生後4~7カ月の赤ちゃんは、遊びながら新しいものを学んでいきます。
哺乳瓶に興味を持ってもらうには、空の哺乳瓶を手渡しておもちゃとして遊ばせてみるのも一つの方法ですよ。
また、離乳食が始まるタイミングは哺乳瓶の拒否を乗り越える絶好のチャンス。
離乳食にミルクを少し混ぜて食べさせることで、少しずつミルクに慣れてくれます。食べ物の楽しさを知る時期だからこそ、工夫してみる価値がありますね。
生後8~12ヵ月
この頃になると、赤ちゃんもさまざまな味や食事の形式に触れるようになり、ミルク卒業への準備が始まります。
ここで試していただきたいのが、哺乳瓶以外で飲料を飲む練習。特に哺乳瓶でのミルク拒否が強い赤ちゃんには、ストローやコップからの飲み方を少しずつ教えてみましょう。
また、この時期は赤ちゃん自身が食べたいという意欲が高まるもわきやすいため、卒乳に向けた準備を始める良い機会になります。
ママとの絆をしっかりと保ちながら、次のステップへ進む準備を進めましょう。
哺乳瓶拒否をしている赤ちゃんを保育園に預ける際の対応
保育園に赤ちゃんを預ける時期は、ママにとって一つの大きな節目です。
特にミルクや哺乳瓶が苦手な赤ちゃんには、さまざまな対応が必要になってきますね。
では具体的にどのような点に注意すれば、この時期を乗り切ることができるのでしょうか。
ミルクを受け入れてもらう
最も気がかりなのは、赤ちゃんがきちんと栄養を摂れているかどうかです。
保育園を利用する場合、お世話をしていただく先生方に相談して、サポートをお願いしましょう。
また、保育園に預ける前に、家で哺乳瓶の練習をするのもおすすめです。
離乳食を出してもらう
ミルクの代わりに、離乳食をしっかり取ることで栄養バランスを整えることも一つの方法です。
すでに離乳食を開始している場合は、保育園でしっかり食事管理をしてもらうと栄養面の心配も少なくなります。
これについても、保育園の先生と一緒に話し合ってみましょう。
時間を決めてママが保育園に行く
「ママが直接保育園に来て授乳する」という方法もあります。
例えば、お昼休みに合わせてママが保育園を訪れ、赤ちゃんに母乳をあげるようにすると哺乳瓶を使わなくても済みますよね。
でも実際、仕事や他の子供のお世話などもありますから、そう簡単にはいきません。ママ自身のスケジュールと環境を考慮して、無理のない方法を選びましょう。
保育園を選ぶ際には、このような柔軟な対応が可能かどうか事前に確認しておくと安心です。
よくある質問と回答
初めての育児では不安が尽きないもの。
読者の皆さんから多く寄せられる疑問に、これまでの経験を活かしてお答えしていきます。
Q. 哺乳瓶拒否の原因は何ですか?
赤ちゃんが哺乳瓶を嫌がる原因は、ミルクの温度や味、乳首の形状、そして周囲の環境など様々です。
赤ちゃんがリラックスして飲むことができるよう、温度調整や乳首選び、そして静かな環境作りに注意を払うことが解決への第一歩と言えるでしょう。
Q. 哺乳瓶拒否を克服するためにはどうすれば良いですか?
お子様の月齢に合わせた対処法を試しつつ、何に反応して嫌がるのかを見極めて対策を練りましょう。
また、家庭だけでなく保育園の先生方とも連携を取り合い、赤ちゃんに合ったペースで慣れさせていくことが重要。
今回の記事でも色々な方法をご紹介していますので、ぜひ試してみてください。
Q. 哺乳瓶拒否をしている赤ちゃんを保育園に預ける場合の対応は?
保育園に赤ちゃんを預ける場合には、赤ちゃんがミルクを哺乳瓶で上手に飲めるかどうか、ストレスなく過ごせるかどうかについて、保育園の先生方とじっくり話して計画を立ててみてはいかがでしょうか。
保育園のサポートを活用しながら離乳食の導入、必要であれば卒乳の準備も進めていきましょう。
まとめ
この記事では、赤ちゃんが哺乳瓶を嫌がる理由とその対処法について解説しました。
赤ちゃんが哺乳瓶を拒否するのには、ミルクの温度や味、乳首の形状、周囲の環境などが影響している可能性があります。
保育園に預ける際には、事前に相談を行い、柔軟に対応してもらえるか確認しておくと安心です。
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