授乳中の赤ちゃんがミルクをはき戻して、ドキッとした経験はありませんか？
赤ちゃんの胃はまだ小さくて発達していないため、はき戻しをしてしまうこともありますが、心配はいりませんよ。
この記事では、なぜ赤ちゃんがミルクを吐いてしまうのか、適切な対応方法やはき戻し予防のためにできることについて詳しくまとめています。
授乳の仕方からゲップのさせ方まで、詳しく解説していくのでぜひ安心してご覧くださいね。
赤ちゃんがミルクをはき戻す原因とは？
赤ちゃんのはき戻しに不安を感じることもありますよね。
はき戻しの原因はいったい何なのでしょうか。詳しく解説しますのでお悩みの方はぜひ参考にしてください。
消化器官が十分に発達していない
消化器官は、成長とともに発達していくもの。特に赤ちゃんの胃は小さくて縦に長い形をしていて、はき戻しや溢乳を引き起こしやすい状態になっているんです。
そのため、母乳やミルクを飲み過ぎたり授乳中の体勢が不適切だったりすると、すぐにはき戻してしまいます。
しかし心配はいりません！生後6週頃になると、食道括約筋が発達してきて胃から食道への逆流は起きにくくなりますよ。
このことを知っていれば、ママも少し安心されるのではないでしょうか。
ミルクの飲み過ぎ
赤ちゃんは適量がわからず、お腹がいっぱいになってもミルクや母乳を飲み続けてしまいます。
お腹がパンパンになって、飲みきれなくなった分をはき戻してしまうというわけです。また、ママの母乳が良く出ているときにも赤ちゃんがむせやすく、吐き戻す原因になることもあるんです。
飲み方にも赤ちゃんごとにクセがあるので、見極めながら上手に授乳していきましょうね！
空気が溜まっている
赤ちゃんが授乳後にゲップを出さないと、体内に溜まった空気が胃の内容物を押し上げ、はき戻してしまうことも。
授乳の合間や終わりにゲップを促すと、はき戻しもぐっと減らせますよ。優しく愛情を込めて背中をさすってあげてくださいね。
赤ちゃんのはき戻し対処法
新生児のママはだれでも、ミルクをはき戻すわが子を見ると心配になるものです。
ここからは、一体どのような対処法があるのか詳しく見ていきましょう！
適切な姿勢を保つ
はき戻した直後の赤ちゃんは、むせてしまったり窒息のリスクがあるため、正しい体勢が何よりも重要となります。
最も適切なのは、赤ちゃんを横に寝かせること。頭と背中を一直線に保つよう、タオルなどを使って調整しましょう。
赤ちゃんの呼吸が楽になるだけでなく、もし母乳やミルクが気道に入ってしまっても取り出しやすい体勢になります。この方法を覚えておけば、もしもの時もあわてることなく対応可能ですよ。
経口補水液を少しずつあげる
慌てて水分を与えたくなる気持ちもわかりますが、ちょっと待ってくださいね。
すぐに水分をあげるのではなく、1時間ほどゆっくり様子を見てから赤ちゃん用の経口補水液を少しずつあげるのがおすすめです。
経口補水液なら水分はもちろん電解質も補給できるので、はき戻しなどでバランスを崩しやすい赤ちゃんの体にも安心ですよ。
時間を空けて少しずつ授乳を再開する
はき戻しのあとには、いつもと同じペースでミルクを与えるのではなく、慎重に行動する必要があります。
まずは赤ちゃんの様子を1〜2時間見守ってください。ミルクを与える場合は、普段の半分程度の量からスタートし、赤ちゃんがどのように反応するか見ながら少しずつ量を増やしていきましょう。
焦らずゆっくりと授乳を再開すれば、赤ちゃんもママも安心しですよ。
赤ちゃんのはき戻し予防法
授乳中の赤ちゃんがミルクをはき戻してしまうと心配ですよね。
予防策を知りたいと考えているママたちへ、はき戻しを減らすためのヒントを集めました。具体的な方法について詳しくご紹介していきますので、ぜひ試してみてくださいね。
授乳姿勢を見直す
先ほど解説した通り、母乳の流れが速すぎたり飲む姿勢によってはき戻しが起こることもあります。
母乳の勢いを調節するためには、授乳姿勢をチェックしてみましょう。赤ちゃんが楽に飲める体勢を探したり、授乳クッションを使って姿勢を安定させるのがおすすめです。
また、授乳の間隔も重要なポイントです。決まったリズムを作ることで赤ちゃんの消化もスムーズになりますよ。
授乳量を把握する
特にミルクの場合は、はき戻しを避けるために適量を守ってあげることが重要です。赤ちゃんの成長に合わせて授乳量を調整しましょう。
手帳に記録をつけるなどして、どのくらい飲んだかを把握する手法もありますよ。さらには、授乳アプリを使ってみたり、助産師さんや小児科医と相談するのも一つの方法です。
赤ちゃんが満足しつつもお腹を壊さない、完璧なバランスを見つけることが重要ですね。
ゲップを促す
大人にとっては恥ずかしい行動かもしれませんが、赤ちゃんのはき戻し予防に欠かせないのがゲップです。
授乳の合間や授乳後にゲップさせてあげることで、赤ちゃんのお腹の中の余分な空気が抜けていきます。このときママの膝の上に座らせてゲップさせると、しっかり空気が抜けるので試してみてくださいね。
まとめ
赤ちゃんがミルクをはき戻す原因は、消化器官の未発達や飲み過ぎなどさまざまです。
授乳を再開するときは、時間を空けるようにして、量や飲むペースにも注意が必要です。
はき戻しが気になるママは、授乳姿勢を工夫するほか、授乳量をメモしておく、授乳中や授乳後にゲップを促すなどの予防法を試してみましょう。
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