産後ケアって聞いたことはあるけれど、具体的にどんなものなのか分からないママも多いのではないでしょうか。
この記事では、産後ケアの種類や、利用がおすすめな人について詳しく解説していきます。
ぜひ参考にしてくださいね!
【知っておきたい】産後ケアってどんなもの?
産後のママを支える重要な取り組みとして、近年特に注目が高まっているのが「産後ケア」です。
育児への不安や戸惑いを抱えるママたちの心と体をサポートし、新しい生活をスムーズにスタートできるよう導いてくれる心強い味方といえるでしょう。
ここでは、産後ケアの概要と主な種類について詳しく解説していきます。
産後ケアとは
産後ケアとは、出産を終えたばかりのママの心身の回復と、育児への適応をサポートする取り組みの総称です。
初めての子育てに戸惑うママはもちろん、上の子がいて育児の経験があるママでも、新しい家族を迎えた環境の変化に困惑してしまうことは少なくありません。
特に、周囲から十分な協力が得られなかったり、育児の悩みを相談できる相手がいなかったりすると、ママは心身ともに疲れ果ててしまいがちです。
そんな産後のママに寄り添い、育児のスキルアップを図りながら、心身の健康をサポートしていくのが産後ケアの役割です。
専門的な知識を持つスタッフが、ママの状況に合わせて必要なケアを提供してくれるので、育児への自信を取り戻し、前向きに子育てに取り組むことができるようになるでしょう。
産後ケアの種類①行政による支援を受ける
産後ケアには、大きく分けて行政による支援を受けるタイプと、民間の施設を利用するタイプの2種類があります。
まず、行政による支援では、多くの自治体が産後ケア事業を実施しており、ママのニーズに合わせて様々なサービスを提供しています。
例えば、助産院や母子健康包括支援センターなどに宿泊しながら、助産師によるケアを受けられる「宿泊型」や、日中の数時間だけ通って育児のアドバイスを受けられる「デイサービス型」などがあります。
また、ママの自宅に助産師や保健師が訪問して、授乳指導や育児相談に乗ってくれる「アウトリーチ型」のサービスもあります。
これらの事業では、保健師、助産師、看護師、保育士、管理栄養士など、母子の健康をサポートする専門職が連携して、きめ細やかなケアを提供してくれます。
費用は自治体によって異なりますが、一部または全額が公費で賄われるケースが多いので、経済的な負担を軽減しながら、手厚いサポートを受けることができるのが魅力です。
産後ケアの種類②自己負担で民間の施設を利用する
一方、民間の産後ケア施設を利用する場合は、基本的に全額自己負担となりますが、より充実したサービスを受けられるのが特徴です。
例えば、日本最大級の産後ケアホテル『マームガーデン葉山』では、ママだけでなくパパや上の子も一緒に宿泊できるファミリールームを完備し、家族みんなでリラックスした時間を過ごせる環境が整っています。
また、管理栄養士監修の美味しい食事が提供されるほか、経験豊富な助産師による沐浴指導や授乳指導など、初めてのママでも安心して育児に取り組めるようサポートしてくれます。
費用は1泊5万円程度と決して安くはありませんが、ホテルならではの快適な空間で、プロのスタッフから手厚いケアを受けられる点は大きな魅力。
出産後の大切なリカバリー期間を、ゆったりと過ごすことができるでしょう。
このように、行政のサービスと民間の施設、それぞれに特徴があるので、予算や利用目的に合わせて、自分に合ったプランを選ぶことが大切です。
産後ケアを軽視してはいけない理由は?
「産後ケア」と聞くと、なんとなく重要そうだけれど、具体的にどんな意味があるのかピンとこない…という方も多いかもしれません。
ここでは、産後ケアが欠かせない理由を、身体面、育児面、精神面の3つの視点から解説していきます。
産後の身体の回復には時間がかかるから
出産という大仕事を終えたママの身体は、すぐには元通りにはなりません。
産後の回復期間は、個人差はありますが、通常6週間から1年ほどかかるといわれています。
特に、会陰部の傷の回復や、お腹の筋肉を引き締めるには、時間と適切なケアが不可欠。
しかし、育児に追われるあまり、ママ自身の身体のケアがおろそかになってしまいがちです。
すると、腰痛や肩こりといった症状が悪化したり、インナーマッスルの筋力低下から尿失禁などの問題が起こったりすることも。
また、出産によるホルモンバランスの変化から、夫婦生活がうまくいかないなど、性生活の悩みを抱えるママもいるでしょう。
こうした産後の身体の変化に戸惑い、一人で抱え込んでしまうと、心身ともに疲弊してしまう恐れがあります。
産後ケアでは、助産師などの専門家が、ママの身体の状態をチェックしながら、適切な運動やケア方法をアドバイス。
リカバリーを無理なく進められるよう、きめ細やかなサポートを提供してくれます。
心身ともに健康な状態を取り戻すためにも、産後ケアを活用する視点を持つことが大切だといえるでしょう。
赤ちゃんの発育を支えるには正しい知識が必要だから
産後ケアがなぜ重要かというと、赤ちゃんの健やかな発育のためにも欠かせないからです。
生まれたばかりの赤ちゃんは、適切な世話を受けることで、心身ともに順調に成長していきます。
しかし、特に初めての子育てに臨むママは、育児の知識が乏しく、何をどうすればいいのかわからないことだらけ。
ミルクの飲ませ方や沐浴の仕方など、赤ちゃんに触れること自体が初めての経験なので、戸惑いを感じるのは当然のことです。
それでも我が子に最良のケアを与えたいと思うのがママの本音。
そんなママたちの味方になってくれるのが、助産師や保健師、看護師といった産後ケアのプロたちです。
育児の基本から、ママならではの悩みの相談まで、頼りになる存在として親身に寄り添ってくれます。
例えば、赤ちゃんの沐浴ひとつをとっても、ママが一人で行うのは不安があるもの。
湯温の管理や体の支え方など、誤ったやり方をしてしまうと、思わぬ事故につながることも。
産後ケアでは、こうした育児の基本スキルを実践的に学べるので、ママも赤ちゃんも安心して育児に臨むことができます。
赤ちゃんにとって最良の養育者となるためには、ママ自身が正しい知識を身につけ、わからないことを素直に相談できる環境が何より大切。
そのための心強いサポートを提供してくれるのが、産後ケアの役割なのです。
産後は精神面の変化も大きい時期だから
産後は、ママの心にも大きな変化が訪れる時期です。
出産後は、女性ホルモンの分泌量が急激に変化するため、感情の浮き沈みが激しくなったり、涙もろくなったりと、精神的に不安定になりやすいといわれています。
赤ちゃんの泣き声にイライラしてしまったり、育児に自信が持てずに落ち込んでしまったり…。
こうした感情の変化に戸惑い、子育てに対して否定的になってしまうママも少なくありません。
中には、産後うつ病や育児不安障害を発症し、日常生活にも支障をきたすケースも。
周囲に理解者がいない環境では、ママは一人で悩みを抱え込み、深刻な状態に陥ってしまう恐れがあります。
産後ケアを利用することで、専門家に寄り添ってもらいながら、ママ自身の心の状態を客観的に見つめ直すことが可能です。
話を聞いてもらい、共感してもらえるだけで、心の重荷が軽くなることも。
メンタルヘルスの不調は、育児の質にも影響を及ぼしかねないだけに、早期発見と適切なケアが何より大切です。
産後ケアには、ママと赤ちゃんの心身の健康を守る重要な役割があります。
初めは受けるべきかどうか迷うかもしれませんが、専門家のサポートを受けながら、自分なりの子育てを模索できる点は大きな魅力。
産後ケアの利用がおすすめな人
産後ケアは、出産を終えたばかりのママにとって、心身ともに大きな変化が訪れる時期を乗り越えるための心強い味方です。
しかし、全てのママが産後ケアを必要とするわけではありません。
ここでは、産後ケアの利用が特におすすめな人について詳しく見ていきましょう。
新人ママ
赤ちゃんのお世話はもちろん、自分自身の心身の変化にも戸惑うことが多いでしょう。
そんな新人ママこそ、産後ケアを積極的に利用することをおすすめします。
産後ケアを通じて、赤ちゃんの発育に必要な知識や技術を身につけることができます。
例えば、沐浴の方法や授乳の仕方、おむつ交換のコツなどを、経験豊富な専門家から直接学べるのは大きなメリットです。
また、育児に関する不安や悩みを相談できる環境があることで、心理的な負担も軽減されるでしょう。
新人ママは、出産後の身体の回復にも時間がかかります。
産後ケアを利用することで、自分自身の健康管理についても適切なアドバイスを受けられます。
健康問題を抱えているママ
特に、産後うつ病や慢性的な痛み、出産による身体的なダメージがある方は、専門家のサポートを受けることで、症状の改善や悪化防止につながるでしょう。
例えば、産後うつ病は、出産後のホルモンバランスの変化や、育児への不安などが原因で発症することがあります。
早期に適切な治療を受けることで、症状の改善が期待できます。
産後ケアを利用することで、専門家による心理的なサポートや、必要に応じた医療機関への橋渡しが可能になります。
また、出産による身体的なダメージは、骨盤の歪みや尿失禁など、様々な症状として現れることがあります。
産後ケアでは、これらの症状に対するケアや、日常生活での注意点などについてアドバイスを受けられます。
ママの健康状態に合わせた、きめ細やかなサポートを受けることで、回復への道のりを歩みやすくなるでしょう。
サポートが少ない環境にいるママ
特に、核家族化が進んだ現代社会では、身近に育児の相談相手がいないママも少なくありません。
そんな時、産後ケアを通じて、地域のサポートやママ同士のつながりを確保することができます。
例えば、自治体が提供する産後ケア事業では、訪問型のサービスを利用することができます。
経験豊富な保健師や助産師が自宅を訪問し、赤ちゃんの発育チェックや育児相談に乗ってくれます。
身近に頼れる存在がいるだけで、ママの心理的な負担は大きく軽減されるでしょう。
また、産後ケアを利用することで、同じような境遇のママたちと出会う機会も増えます。
育児の悩みを共有したり、情報交換をしたりすることで、ママ同士の絆が深まります。
孤独感を感じることなく、前向きに育児に取り組める環境づくりにもつながるのです。
専門家による手厚いサポートと、ママ同士の絆を両輪として、充実した産後生活を送ってほしいと願っています。
まとめ
このように、産後ケアは心身のリカバリー、育児への不安解消、赤ちゃんの健やかな成長にとって欠かせない要素と言えるでしょう。
産後ケアを活用することで、ママも赤ちゃんも、そしてパパや家族みんなが幸せになれると私は信じています。
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