妊娠中のつわりにお悩みのプレママさん、パイナップルを試してみませんか?実はパイナップルには、つわりの症状を和らげる効果があるんです。
ビタミンB6や酸味が吐き気を軽減し、水分補給や便秘解消にも役立ちます。
でも、食べ過ぎには注意が必要。
適量を守って、缶詰やジュースより生のパイナップルを選ぶのがおすすめです。
アレルギーにも気をつけてくださいね。
今回は、つわり対策にパイナップルがおすすめな理由やメカニズムを詳しく解説します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
つわり対策にパイナップルが効果的な理由
妊娠初期のつらいつわりに、パイナップルが効果的だと聞いたことはありませんか?酸味のある甘いパイナップルは、つわりに苦しむママさんたちの味方です。
でも、なぜパイナップルがつわり対策に良いのでしょうか?その秘密は、パイナップルに含まれる栄養素にあるのです。
ここでは、パイナップルがつわり対策に効果的な理由を詳しく解説していきます。
ビタミンB6がつわり症状を和らげる
パイナップルには、つわり対策に嬉しいビタミンB6が豊富に含まれています。
妊娠初期は、ホルモンバランスの急激な変化によってつわりが起こりやすくなります。
そんな時、ビタミンB6を積極的に摂取することで、つわりの症状を緩和することができるのです。
パイナップルに含まれるビタミンB6は、体内で合成されにくい水溶性ビタミンの一種。
ビタミンB6は、タンパク質や脂質の代謝を助け、神経系の機能維持に欠かせない栄養素です。
つわり中は食事量が減り、栄養バランスが偏りがちですが、手軽に食べられるパイナップルで効率的にビタミンB6を補給できるのは嬉しいポイントですね。
ビタミンB6は100g中0.1mgほど含まれており、1日の推奨量の1/5程度を摂取できます。
パイナップルの酸味が吐き気を軽減
スイーツのようなパイナップルの甘酸っぱい香りと風味は、つわりに伴う吐き気を和らげてくれる特効薬。
爽やかな酸味が、むかつきを鎮めて食欲を刺激してくれるのです。
妊娠初期のつわりの時期は、口に合うものが限られてしまうもの。
そんな中でも、さっぱりとした酸味のパイナップルは食べやすく、水分補給にもなるので一石二鳥。
酸味の正体は、パイナップルに含まれるクエン酸やリンゴ酸などの有機酸です。
適度な酸味は唾液の分泌を促進し、口の中をリフレッシュしてくれます。
また、酸味には自律神経を整える働きもあるため、つわりによるストレスや緊張を和らげるのにも一役買ってくれるのです。
1日1~2切れを目安に、ゆっくりと噛みしめて食べるのがおすすめです。
水分補給と便秘解消の働きもある
つわり中は、吐き気によって水分摂取が減りがちですが、パイナップルはその心配も解消してくれる頼もしい存在。
パイナップルの実は、なんと85%程度が水分なのです。
1切れ食べるだけで、コップ1杯分の水分が摂れてしまうのは魅力的ですよね。
脱水は、つわりの症状を悪化させる原因にもなるので、美味しく水分補給ができるパイナップルは強い味方と言えるでしょう。
それだけではありません。
パイナップルは食物繊維も豊富に含んでいるので、妊娠中の便秘解消にも効果てきめん。
便秘は、つわりの吐き気を助長する原因の1つとされています。
パイナップルに含まれる食物繊維は、腸内環境を整えて便通を促進。
自然な排便を助けることで、つわりの症状を和らげることができるのです。
また、パイナップルにはビタミンCも豊富。
ビタミンCには抗酸化作用があり、つわりに伴う疲労やストレスから体を守ってくれる働きもあります。
【妊婦さんにうれしい】パイナップルに含まれる栄養素
妊娠中は、赤ちゃんの成長を支えるために、バランスの取れた栄養摂取が大切です。
でも、つわりに悩まされるとなかなか食事が進まず、栄養バランスを保つのが難しいですよね。
そんな時におすすめなのが、豊富な栄養素が詰まったパイナップルです。
ここでは、妊婦さんを応援する、パイナップルの栄養素について詳しくご紹介します。
ビタミン類
パイナップルには、妊娠中に嬉しいビタミン類が豊富に含まれています。
まず注目したいのが、ビタミンCの含有量の多さ。
ビタミンCは美容と健康に欠かせない栄養素で、肌や粘膜の健康を保つのに重要な役割を果たします。
また、鉄分の吸収を助ける働きもあるので、貧血予防にも効果的。
さらに、先ほども紹介したビタミンB6も豊富に含まれています。
ビタミンB6は、たんぱく質や脂質の代謝を助け、妊娠中の体の疲れを癒してくれる頼もしい存在。
ビタミンB1やビタミンEなど、他のビタミン類も含まれており、妊娠中の健康維持に役立ってくれるのです。
ビタミン不足は、つわりの症状を悪化させる原因にもなるので、積極的に補給していきたいですね。
クエン酸
パイナップルに含まれるクエン酸は、疲労回復に効果的な栄養素として知られています。
妊娠中は、ホルモンバランスの変化や胎児の成長に伴って、体の疲れが溜まりやすくなるもの。
そんな時、クエン酸が疲労回復を助けてくれるのです。
クエン酸は、体内でエネルギーを作り出すクエン酸回路に欠かせない成分。
クエン酸回路が活性化することで、効率的にエネルギーを作り出すことができるようになります。
その結果、妊娠中の疲れやだるさを軽減し、元気に過ごすことができるのです。
また、クエン酸には、体内の代謝を促進する働きもあります。代謝アップは、妊娠中の体重管理にも役立ちます。
つわりの時期は食べられるものが限られるため、栄養バランスが偏りがちですが、代謝を高めることで太りにくい体質を作ることができるのです。
カリウム
パイナップルに含まれるカリウムは、妊娠中のむくみ対策に嬉しい栄養素です。
むくみは、体内に余分な水分が溜まることで起こる症状。
妊娠中は特に、ホルモンバランスの変化によってむくみやすくなるのです。
カリウムには、体内の余分なナトリウムを排出し、むくみを防ぐ働きがあります。
ナトリウムは、体内に水分を溜め込む原因となる成分。
カリウムが不足すると、ナトリウムが排出されずに体内に溜まり、むくみを引き起こしてしまうのです。
生のパイナップルには、100gあたり約180mgものカリウムが含まれています。
これは、バナナの1.5倍にもなる量。
また、カリウムは高血圧予防にも効果的。
妊娠高血圧症候群は、妊娠中の大きな問題の1つですが、カリウムを積極的に摂取することで予防することができるのです。
パイナップル摂取で注意したいこと
ここでは、パイナップル摂取時の注意点について詳しく解説します。
パイナップルの食べ過ぎを避ける
パイナップルは美味しくて食べ過ぎてしまいがちな果物ですが、つわり中の妊婦さんは特に注意が必要です。
また、パイナップルに含まれる酵素の働きにより、口の中に違和感を感じることもあるでしょう。
つわり中は食べられるものが限られているため、美味しいパイナップルについつい食べ過ぎてしまいますが、1日1~2切れ程度に抑えるのが賢明です。
缶詰やジュースより生を選んでみる
缶詰のパイナップルは、長期保存のために糖分が多く含まれています。
そのため、缶詰のパイナップルを食べる場合は、シロップを切ってから食べるのが賢明でしょう。
また、パイナップルジュースは加熱処理により酵素が失われてしまうため、生のパイナップルに比べて栄養価が低くなってしまいます。
缶詰やジュースに頼りすぎず、できるだけ生のパイナップルを選ぶことが、つわり中の体調管理につながります。
アレルギー反応にも注意する
特に、妊娠中は体がデリケートな状態にあるため、アレルギー反応が出やすくなっています。
パイナップルを食べた後に、口の中のかゆみや腫れ、胃の不快感などの症状が現れた場合は、パイナップルアレルギーの可能性が考えられます。
アレルギー反応が出た場合は、すぐに摂取を控え、医師に相談しましょう。
まとめ
パイナップルはつわり対策に効果的な果物です。
ビタミンB6による症状緩和、酸味による吐き気軽減、水分補給と便秘解消など、つわりに悩むプレママにとって嬉しい効果が期待できます。
また、パイナップルには妊娠中に不足しがちな栄養素も豊富に含まれており、体をサポートしてくれるでしょう。
つわりでお悩みのプレママさんは、ぜひパイナップルを取り入れてみてください。
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