「産後ケア」というと、体のケアだけを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
心と体、そして環境までを含めて総合的にアプローチするホリスティック産後ケアという考え方があるんです。
今回は、ホリスティック産後ケアについて詳しく解説していきますね。
ヨガやマッサージ、アロマなど自宅でできるケア方法もご紹介します。
ホリスティックケアとは?基本情報まとめ
ホリスティックケアとは
ホリスティックケアという言葉は、ギリシャ語の「ホロス(holos)」に由来しています。
病気の原因を単に身体的な症状だけでなく、心理的・精神的な側面からもアプローチし、根本的な改善を目指します。
そのため、栄養療法やヨガ、瞑想、アロマセラピーなど、様々な自然療法を組み合わせて行われることが多いのです。
ホリスティックケアにおける「健康」とは
WHO(世界保健機関)が定義する健康の概念は、「Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.(健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます)」というものです。
そのため、ライフスタイルの改善や、ストレス管理、自己理解を深めるための内面へのアプローチなども重視されます。
産後ケアに関する資格
産後ケアに関する代表的な資格としては、産後ケアアドバイザー、ホリスティックヘルスコーチ、アロマセラピストなどが挙げられます。
産後の身体的な回復や、心理的なサポート、育児に関する知識やスキルを身につけ、母親の産後の生活を総合的にサポートします。
アロマテラピーは、ストレス緩和や心身のリラクゼーション、不眠の改善などに効果があると言われており、産後ケアにおいても重宝されています。
精油の選び方や使い方について専門的な知識を持ち、母親の心身の状態に合わせたアロマテラピーを提案します。
これらの資格を持つ専門家たちが連携し、それぞれの知見を活かしながら、産後の母親の心身の健康をホリスティックな視点から支えているのです。
ホリスティック産後ケアを取り入れるメリット
産後は、心身ともに大きな変化を経験する時期です。
ここでは、ホリスティック産後ケアを取り入れるメリットについて詳しく見ていきましょう。
ストレスが軽減される
産後の母親は、育児に追われる中で自分の時間を持つことが難しく、ストレスを感じやすい状態にあります。
ヨガや瞑想、アロマセラピーなどを通じて、心身の緊張をほぐし、ストレスを軽減することができます。
また、ホリスティックケアでは、母親の感情を受け止め、共感的に寄り添うことも大切にしています。
カウンセリングやセラピーを通じて、母親の心の内面に向き合い、ストレスの原因となる感情や思考パターンを見直すことで、心理的な負担を軽減することができるのです。
また、ストレス軽減は、産後うつの予防にもつながると言われています。
産後ママの回復を促してくれる
例えば、産後の骨盤矯正や、マッサージ、ヨガなどを通じて、出産によって歪んだ骨盤を整え、筋肉の緊張をほぐすことで、身体の不調を改善することができます。
また、母乳育児をサポートするための乳房ケアや、栄養バランスの取れた食事の提案なども、母親の身体的な回復を促進するために重要な役割を果たしています。
しかし、ホリスティックケアが目指すのは、単に身体的な回復だけではありません。
ホリスティックケアを通じて、母親の回復を促進することは、家族全体の幸せにもつながっていくのです。
母子関係が強化される
産後の母親は、子育ての責任や不安を感じながら、新しい生活に適応していかなければなりません。
また、ホリスティックケアでは、母子の絆を深めるためのスキンシップや、コミュニケーションの大切さも重視しています。
子どもとの触れ合いを通じて、母子の絆を深めることは、子どもの情緒的な安定につながります。
ホリスティックケアでは、タッチケアやベビーマッサージなど、母子のスキンシップを促進するためのプログラムも取り入れられています。
さらに、ホリスティックケアでは、母親の自己肯定感を高めることも大切にしています。
【自宅でできる】ホリスティック産後ケア
産後のママにとって、心身のケアは欠かせません。
ホリスティックな視点から自分自身と向き合い、ゆっくりと回復していくことが大切です。
ここでは、自宅で手軽に実践できるホリスティック産後ケアの方法をいくつかご紹介します。
ママ自身の健康を取り戻し、赤ちゃんとの絆を深めるためのヒントが見つかるかもしれません。
ヨガや軽い運動
無理のない範囲で、ゆっくりと体を動かすことが大切です。
ヨガは、呼吸に意識を向けながら、ゆったりとしたペースで行うことで、心身のリラクゼーションを促進します。
産後ヨガのクラスに参加するのもおすすめですが、自宅でも十分実践可能です。
産後の体の状態に合わせて、ゆっくりとしたストレッチから始め、徐々に体を動かす範囲を広げていきましょう。
また、散歩やウォーキングなど、外の空気を吸いながら軽い運動を行うのも効果的です。
赤ちゃんと一緒に、公園や自然の中を歩くことで、リフレッシュできるでしょう。
瞑想
瞑想は、自分自身と向き合い、内面の声に耳を傾けるための有効な手段です。
目を閉じ、ゆっくりと深呼吸をしながら、自分の感情や思考を観察してみましょう。
瞑想を通して、自分自身と対話する時間を持つことで、ストレスが軽減され、心が穏やかになります。
初めは短い時間から始め、徐々に瞑想の時間を長くしていくと良いでしょう。
赤ちゃんが寝ている間や、パートナーに育児を任せられる時間を利用するのもおすすめです。
マッサージ・ボディトリートメント
出産を経た産後の体は、ホルモンバランスの変化や授乳などによる負担を抱えています。
マッサージやボディトリートメントは、そんな産後のママの体をいたわり、リラクゼーションを促す効果的な方法です。
プロのセラピストによる施術を受けるのも良いですが、自宅でセルフケアとして行うことも可能です。
お風呂上がりに保湿クリームやオイルを使って、ゆっくりと全身をマッサージしてみましょう。
特に、肩や腰など、授乳によって凝り固まりやすい部分は念入りにケアします。
また、自分の体に意識を向けることで、リラックス効果も期待できます。
パートナーに協力してもらい、互いにマッサージし合うのも良いでしょう。
自分の体の声に耳を傾けながら、ゆっくりと行ってください。
アロマセラピー
アロマセラピーは、精油の香りを用いて心身の健康をサポートする自然療法の一つです。
産後のホリスティックケアとして、アロマセラピーを取り入れることで、ストレス軽減やリラクゼーション効果が期待できます。
例えば、ラベンダーやカモミールなどの精油は、鎮静作用があり、不安やストレスを和らげてくれます。
また、オレンジやグレープフルーツなどの柑橘系の香りは、気分を明るくし、活力を与えてくれます。
アロマディフューザーを使って、部屋に香りを広げるのも良いですし、入浴剤やマッサージオイルに精油を添加して使うのもおすすめです。
特に、授乳中は赤ちゃんへの影響も考慮しなければなりません。
精油の種類や使用量について、専門家に相談するなどして、安全に使用することが大切です。
まとめ
このように、ホリスティック産後ケアは「body(身体)」「mind(心)」「spirit(精神)」の3つの要素に加え、環境も含めて統合的に捉えることで、ママ自身の健康を守り、赤ちゃんとの絆を深める助けとなります。
ヨガや瞑想、マッサージ、アロマセラピーなど、自宅でも取り入れられるケア方法がたくさんありますね。
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