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とろけるチーズを妊娠中に楽しむ方法|ピザ・グラタン加熱のポイントは?

妊娠中の食べ物

この記事は栄養士によって監修されています

この記事を監修された先生

中村あゆみ先生

中村 あゆみ 先生

東京農業大学応用生物科学部卒業。食品企業での勤務経験を経て、都内保育園で栄養士として従事。妊娠中のお母さんへの栄養相談や食育活動に携わる。現在は茨城県内のこども園で子供たちの食育指導や献立作成を担当。茨城県栄養士会所属。

中村先生の詳細プロフィール

妊娠中に食べたいものが制限されるのは、正直なところストレスですよね。特に、ピザやグラタンなどのとろ〜りチーズメニューが恋しくなることも。ところが「チーズは妊娠中に控えるべき」という情報を耳にして、大好きなチーズメニューを諦めている方も多いのでは?実は正しい知識と適切な調理法があれば、妊娠中でもとろけるチーズを安全に楽しむことができるんです。今回は、プレママも安心してとろけるチーズを食べるためのポイントをご紹介します。

妊娠中でもとろけるチーズは食べて大丈夫?

妊娠中のチーズについては様々な情報が飛び交っています。「食べてはいけない」「加熱すれば大丈夫」など、情報によって異なり混乱してしまいますよね。実際のところ、とろけるチーズには種類があり、それによって妊娠中の注意点も変わってきます。まずは基本的な知識を身につけて、安心して美味しく食べられるようにしましょう。

とろけるチーズはスライスとシュレッドの2種類ある

スーパーで見かける「とろけるチーズ」には、大きく分けてスライスタイプとシュレッドタイプの2種類があります。スライスタイプは、ナチュラルチーズを原料にして、加工して板状に固めたもの。ホットサンドやハンバーガーなどに使われることが多いですね。

一方、シュレッドタイプは、ナチュラルチーズを短冊状や細切りにカットしたもので、ピザやグラタンなどのトッピングによく使われます。どちらも「とろける」という特性がありますが、原材料や加工方法が異なるため、食べ方にも注意が必要なのです。

プロセスチーズとナチュラルチーズの違いを知っておくと安心です。プロセスチーズは加熱処理されているので妊娠中も比較的安全に食べられますが、ナチュラルチーズは種類によって注意が必要です。

「種類別:ナチュラルチーズ」は加熱が必要!

パッケージに「種類別:ナチュラルチーズ」と記載されているピザ用やシュレッドタイプのとろけるチーズは、必ずしっかり加熱してから食べることが大切です。これらは基本的にナチュラルチーズを細かくしたものが多く、加熱しないとリステリア菌やトキソプラズマ感染のリスクがあります。

特に「加熱用」とパッケージに書かれているものは、文字通り加熱して食べることを前提としています。グツグツと煮立たせるか、オーブンでしっかり焼くなど、中心部まで熱が通るように調理しましょう。チーズがとろけただけでは加熱が不十分な場合もあるので、全体が熱々になるまでしっかり加熱することがポイントです。

妊娠中に避けたいチーズの種類とは

妊娠中に特に注意したいのは、輸入品のナチュラルチーズや、加熱殺菌されていないチーズを生で食べることです。ブルーチーズやカマンベールなど、カビ付けして熟成させるタイプのチーズには、リステリア菌が含まれている可能性があります。

一方で、安心材料としては、国内の大手メーカーが製造するナチュラルチーズは、原乳段階で殺菌されている場合が多く、リステリア菌のリスクは比較的低いとされています。ただ、念のため商品の表示やメーカーの情報を確認すると、より安心して食べられますね。

殺菌されていないチーズは避けるのが無難です。「生乳使用」「非加熱」などの表示があるチーズは、リステリア菌のリスクが高まるので妊娠中は控えましょう。

とろけるチーズを使ったメニューを安全に楽しむコツ

チーズの種類について理解したところで、次は実際にとろけるチーズを使ったメニューを安全に楽しむためのコツをご紹介します。正しい調理法を知れば、大好きなピザやグラタンも安心して食べられるようになりますよ。

中心までしっかり加熱して食べる

とろけるチーズを使ったメニューを安全に食べるための最も重要なポイントは、中心部まで75℃以上で1分以上加熱することです。この条件を満たすことで、リステリア菌やトキソプラズマのリスクを大幅に減らすことができます。

冷凍ピザやテイクアウトしたグラタンなども、一度電子レンジやオーブンで温め直して、中心まで熱々になっていることを確認してから食べると安心です。チーズがとろけているだけでは不十分で、全体が十分に熱くなっているかを確認することが大切です。

くまなく加熱するためには、加熱時間を長めに設定するのがおすすめです。少し焦げるくらいの方が、リステリア菌などの殺菌という点では安全性が高まります。

加熱ムラがないように混ぜるのも◎

グラタンやドリアなどの具材の多いメニューでは、表面だけでなく中までしっかり火が通っているか確認することが重要です。オーブンや電子レンジを使う場合は、加熱ムラができないよう途中で混ぜたり、加熱時間を長めに設定するといいでしょう。

特に気をつけたいのは、余熱やトッピングだけの加熱では不十分な点です。チーズがとろけて見た目は美味しそうでも、下の具材まで熱が通っていないこともあります。必ず全体がグツグツと煮立つまで加熱し、フォークやスプーンで中心を確認してみるとより安心です。

生ハムやサラミなどの生トッピングは避ける

ピザやグラタンには、生ハム、サラミ、スモークサーモンなどの加熱していない食材がトッピングされていることがよくあります。妊娠中はこれらの生食材が使われているメニューは避けるか、全体を再加熱してから食べることをおすすめします。

例えば、ピザが焼きあがった後に生ハムをトッピングするタイプのものは、生ハム部分を取り除くか、全体をオーブンで再加熱するといいでしょう。どうしても食べたい場合は、加熱済みの具材だけを選ぶか、加熱してから食べることでリスクを減らせます。

時間が経った料理の再加熱は特に重要です。作り置きしたグラタンや前日の残りピザは、しっかり再加熱してから食べましょう。時間の経過とともに菌が増殖している可能性があります。

妊娠中のとろけるチーズに関するよくある質問

とろけるチーズに関する基本知識と安全な食べ方のコツをご紹介しましたが、まだ気になる点があるかもしれませんね。ここでは、妊娠中のとろけるチーズに関するよくある質問にお答えします。プレママの不安や疑問を解消して、安心してチーズを楽しめるようにしましょう。

Q. とろけるチーズは食べ過ぎても大丈夫?

とろけるチーズは美味しいですが、脂質や塩分が多いため、食べ過ぎには注意が必要です。適量を守らないと、体重増加や妊娠高血圧症候群のリスクが高まる可能性があります。

チーズには良質なタンパク質やカルシウムが含まれているので、適量であれば妊娠中の栄養補給に役立ちます。過度に制限せず、バランスを考えながら楽しむことが大切です。

チーズと一緒に食物繊維を摂ると良いでしょう。チーズは消化に時間がかかるため、便秘気味の方は特に野菜や果物などの食物繊維も一緒に摂ることで、バランスの良い食事になります。

Q. つわり中でもとろけるチーズは食べられる?

つわりの症状には個人差がありますが、プロセスチーズや十分に加熱したナチュラルチーズなら、つわり中でも赤ちゃんへの影響はありません。むしろ、つわりでなかなか食べられない時期に、チーズトーストなどの軽食でカルシウムやタンパク質を摂取できるのはメリットといえます。

ただし、食べた後に気分が悪くなったり、においに敏感になって食べられない場合は、無理せず控えることも大切です。つわりの時期は特に、自分の体調と相談しながら食べられるものを選びましょう。

Q. 市販のピザやグラタンは妊娠中でも安心?

市販のピザやグラタンも、パッケージの加熱調理方法をしっかり守れば、安心して食べられます。冷凍食品の場合は特に、指定された調理時間を短縮せず、むしろ少し長めに加熱するくらいの方が安全です。

加熱が不十分だと感じた場合は、電子レンジやオーブンで再加熱して中心まで熱くしましょう。不安な場合は、製造元やお客様相談センターに問い合わせるという方法もあります。多くのメーカーでは妊婦さん向けの情報を提供していますので、活用するとよいでしょう。

冷凍ピザなどは調理直前まで冷凍庫で保管しておくことも大切です。解凍と再冷凍を繰り返すと細菌が増殖するリスクが高まりますので、一度解凍したものは必ず調理して食べきりましょう。

まとめ

妊娠中のとろけるチーズについて詳しくご紹介してきました。適切な種類を選び、正しく加熱すれば、妊娠中でも安心してチーズメニューを楽しむことができます。

まず大切なのは、チーズの種類を確認すること。プロセスチーズは比較的安全ですが、ナチュラルチーズは加熱が必要です。パッケージの表示をしっかり確認して、適切な調理法を守りましょう。

次に、中心部まで十分に加熱することがポイントです。特にピザやグラタンは、表面だけでなく中心までしっかり熱が通っているか確認することが大切です。

妊娠中は特に食の安全に気を配りたい時期ですが、過度に制限してストレスを感じるよりも、正しい知識を身につけて安全に楽しむ方が心身ともに健康的です。カルシウムやタンパク質が豊富なチーズは、適量であれば妊娠中の栄養補給にも役立ちます。

妊娠サポートナビ.comにはチーズに関する記事もたくさんあります。ぜひ他の記事も読んでみてくださいね。

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