授乳中のママさんが中耳炎になってしまった！
そんな時、どうすればいいのでしょうか？
「薬を飲んでも大丈夫？」「赤ちゃんへの影響は？」というのが気になり、不安になってしまいますよね。
私も授乳中に中耳炎になった経験があるので、その気持ちがよくわかります。
気になる「赤ちゃんへの影響」や「中耳炎の予防方法」についてもしっかり紹介していきますよ。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
中耳炎の基本情報
中耳炎とは、どんな症状でしょうか？
「中耳炎という病名は知ってるけど、今まで一度も罹ったことはなかった」という人も多いかもしれません。
中耳炎の原因
まず、中耳炎はどんなことが原因になっているのでしょうか？
細菌やウイルスが原因なんですね。
風邪をひいた時などに、鼻や喉にいた病原体が耳管を通じて中耳内へと侵入し、そこで感染を起こして炎症が生じます。
中耳炎は大きく2種類に分けられる
中耳炎には主に2つの種類があります。
まず１つ目は、「急性中耳炎」です。
ある日突然、中耳炎の症状が出たら不安になってしまいますね。
「急性中耳炎」は、免疫力が低下している時に起こりやすいです。
免疫力を上げよう！と食生活などに気をつけている人が多いと思いますが、疲れがたまったりして、免疫力が低下しちゃうこともありますよね。
そんな時が要注意のようです。
そして、２つ目は「慢性中耳炎」。
「痛みがあるけど、もう少し様子を見てみよう」「病院を受診するのは気が進まないな…」なんて気持ちを持ってしまいがちですが、症状が長引いて慢性化してしまうともっと大変です。
「もしかして中耳炎かな？」と思ったら、すぐに医療機関を受診してくださいね。
主な症状
中耳炎の症状は人によって異なりますが、共通する特徴があります。
最も多いのが耳の痛みです。
ズキズキとした痛みや、耳を触るだけでも痛いといった症状が現れます。
耳が詰まったような感じがすると、不快ですし生活に支障が出てしまいますね。
「痛み」も「耳閉感」も、炎症によって分泌された膿が、中耳内の空間にたまって鼓膜を圧迫するのが原因です。
耳の痛み、耳閉感、発熱といった症状が挙げられました。
どれも見逃せない症状ですので、すぐに耳鼻科を受診したいですね。
そして、中耳炎が進行すると、難聴が起こることもあるので注意が必要です。
授乳中ママが中耳炎になりやすい理由
授乳中のママは、様々な要因が重なって中耳炎にかかりやすい状態にあります。
どのような要因があるでしょうか？
夜中の授乳や、赤ちゃんのお世話で十分な睡眠が取れないことが多いですよね。
これが免疫力低下につながります。
ホルモンバランスの変化も、免疫機能に影響を与えます。
中耳炎を含むさまざまな感染症にかかりやすくなる要因となります。
睡眠不足やホルモンバランスの変化を解消するのは、授乳中のママにとって難しいことだと思います。
でも、感染予防のための手洗いならすぐに取り組むことができますね。
中耳炎が赤ちゃんに与える影響
授乳中のママが中耳炎になったら、赤ちゃんに何か影響はあるでしょうか？
中耳炎が赤ちゃんに感染することはないことを知って、安心しました。
しかし、中耳炎の原因となりうる風邪をうつさないようにしましょう。
赤ちゃんの健康のためにも、ママ自身の健康管理が欠かせませんね。
授乳中ママも安心！中耳炎の治療法
授乳中に中耳炎になってしまったら、どのように対処すればよいのでしょうか？
直接赤ちゃんに中耳炎が感染することはないとしても、赤ちゃんへの影響を心配する方も多いと思います。
そこで、授乳中のママでも安心して行える中耳炎の治療法をご紹介します。
適切な対処を受けて、早期回復を目指しましょう。
【基本】早めに受診する
「授乳中だから薬は心配…」と思って、医療機関を避けてしまう方もいるかもしれませんが、むしろ、「早期発見・早期治療」が、ママと赤ちゃん両方の健康を守ることにつながります。
医師の診察を受けることで、適切な治療方針が立てられますよ。
中耳炎をしっかり治すために、早めに耳鼻科を受診しましょう。
また、注意してほしいのが自己判断による市販薬の使用です。
耳鼻科では、授乳中でも安心して使える解熱鎮痛剤や抗生物質（抗菌薬）が処方されます。
医師の指示に従って、適切に処方薬を服用してくださいね。
手洗い・うがいを徹底する
「中耳炎を予防することはできる？」というのが気になるところです。
風邪などが中耳炎の原因となりますから、中耳炎の予防としてこまめな手洗いとうがいが欠かせません。
授乳期は、赤ちゃんのお世話で忙しい時期。あれやこれやとやることがいっぱいです。
でも、特に授乳前の衛生管理は怠らないようにすることが大切です。
手洗いの後は、うがいも習慣化したいですね。
うがいは、のどの粘膜を潤し、ウイルスや細菌の侵入を防ぐ効果があります。
忙しい中でも、こまめに行うよう心がけましょう。
十分な休養をとる
授乳中は十分な休養をとるのが難しい、と感じている方も多いでしょう。
しかし、中耳炎の治療には十分な休養が欠かせません。
可能な限り、まとまった睡眠時間を確保するよう心がけましょう。体調が優れない時こそ、ゆっくり休養を取る必要があります。
そのためには、家族のサポートを積極的に受けることも大切です。
パートナーや親族に赤ちゃんのお世話を一時的に任せ、ママがゆっくり休める時間を作ることが回復への近道となりますよ。
バランスの取れた食事を心がける
中耳炎の治療中も、バランスの取れた食事を心がけることが大切です。
ビタミンCは、柑橘類、キウイ、パプリカなどに多く含まれています。
ビタミンAは、にんじん、ほうれん草、かぼちゃなどの緑黄色野菜に豊富です。
魚や肉、豆腐などをバランスよく摂取しましょう。
暑い季節は特に水分補給も忘れずに行って、体調管理に気を付けましょう。
【授乳中×中耳炎】よくある質問
授乳中のママさんが中耳炎になった時、様々な不安や疑問が浮かびますよね。
赤ちゃんへの影響や薬の使用について、気になることがたくさんあると思います。
そこで、ここでは授乳中の中耳炎治療に関する疑問にお答えしていきます。
Q. 授乳中に中耳炎になったら母乳はやめたほうが良い？
授乳中のママさんが中耳炎になった場合、母乳を続けて良いのか、心配になります。
むしろ、母乳には赤ちゃんの免疫力を高める成分が含まれているため、継続することで赤ちゃんの健康を守ることができますよ。
ただし、中耳炎によってママの体調が悪化すると、十分な授乳ができなくなる可能性があります。
体調が悪くて授乳がつらいと感じる場合や、咳やくしゃみが出る場合は無理をせず、一時的に搾乳や粉ミルクを利用するのもおすすめです。
また、中耳炎そのものは赤ちゃんに感染することはありませんが、中耳炎の原因となる風邪などのウイルスが赤ちゃんに感染しないように気をつけましょう。
授乳の際は手洗いを徹底し、マスクを着用するなど、衛生面を気遣っていきたいですね。
Q. 授乳中に使える痛み止めはある？
中耳炎の痛みに悩まされるママさんも多いことでしょう。
授乳中の痛み止めの使用については、慎重に対応する必要がありますが、使用できる薬もあります。
ただし、どんな薬であっても自己判断での服用は絶対に避けましょう。
医療専門家に授乳中であることを伝え、赤ちゃんへの影響がないか確認した上で、適切な薬と用量を処方してもらうことが重要です。
また、薬以外の方法で痛みを和らげる工夫も試してみるのはいかがでしょうか？
温かいタオルを耳に当てたり、頭を少し高くして寝たりすることで、症状が軽減することもありますよ。
痛みの緩和と回復には、十分な休養を取ることも欠かせません。回復のためにゆっくり休息することも忘れないでくださいね。
Q. 中耳炎の症状が治まっても薬は飲み続けたほうが良い？
中耳炎の症状が治まってくると、薬の服用をやめたくなる気持ちはよくわかります。
なぜなら、症状が治まったように感じても、体内では依然として炎症が続いている可能性があるからです。
特に抗生物質の場合、途中で服用をやめてしまうと、耐性菌の発生リスクが高まります。
また、服用をやめた後、完治せずに慢性化する可能性もありますよ。
薬の副作用が気になる場合や、何か変化を感じた場合は、すぐに医師に相談しましょう。
医師の判断のもと、用量の調整や薬の変更を行うことが大切です。
安全で効果的な治療を受けて、しっかり病気を治しましょう。
中耳炎の完治に向けて、医師の指示を守りながら治療を続けていきましょう。
まとめ
授乳中ママの中耳炎について、早めの受診と適切な治療が大切だとわかりました。
授乳中でも安心して使える薬があるので、専門家に相談しながら治療していきましょう。
なかなかまとまった休憩が取れない時期ですが、早く治すためにも、周りの協力を得ながら休んでくださいね。
中耳炎の予防として、日々の体調管理が大切です。
手洗いやうがい、栄養のある食事を摂るなど、心がけていきましょう。
母乳には赤ちゃんの免疫力を高める成分が含まれているため、継続することで赤ちゃんの健康を守ることができます。
ただし、体調が悪く授乳がつらいと感じる場合や、咳やくしゃみが出る場合は無理をせず、搾乳や粉ミルクの利用を検討してくださいね。
早めの対処と適切なケアで、しっかり病気を治していきましょう。
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