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伊達巻は妊娠中も食べられる?正月料理で注意することは?

妊娠中の食べ物

この記事は栄養士によって監修されています

この記事を監修された先生

中村あゆみ先生

中村 あゆみ 先生

東京農業大学応用生物科学部卒業。食品企業での勤務経験を経て、都内保育園で栄養士として従事。妊娠中のお母さんへの栄養相談や食育活動に携わる。現在は茨城県内のこども園で子供たちの食育指導や献立作成を担当。茨城県栄養士会所属。

中村先生の詳細プロフィール

お正月といえば、豪華なおせち料理が食卓を彩りますね。でも妊娠中だと「これ食べても大丈夫かな?」と心配になることも多いもの。

特に甘くて美味しい伊達巻も気になる食材の一つではないでしょうか。実は伊達巻には意外な栄養価があり、妊娠中でも安心して楽しめる条件があるんです。

正月料理全般の注意ポイントも含めて、詳しくお伝えしていきますね

伊達巻の基本情報

お正月の食卓に欠かせない伊達巻について、まずはその正体と妊娠中の安全性、そして縁起物としての意味まで詳しく見ていきましょう。

伊達巻=魚のすり身を使った卵料理

伊達巻は卵と魚のすり身(主にはんぺん)、そして調味料を混ぜ合わせて焼き上げ、巻きすで丁寧に巻いた日本の伝統的な料理です。ふんわりとした食感と上品な甘さが特徴で、見た目の美しさも魅力の一つです。

実は卵は「完全食品」と呼ばれるほど栄養価が高い食材。良質なタンパク質をはじめ、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンD、鉄分、亜鉛など、妊娠中に必要な栄養素がバランスよく含まれています。

魚のすり身からも良質なタンパク質やDHA、EPAといった成分を摂取できるため、栄養面では優秀な食材といえるでしょう。

伊達巻1切れあたりの主な栄養素(約25g)は、エネルギー約50kcal、タンパク質約3.5g、脂質約1.5g、炭水化物約6gです。

伊達巻は妊娠中も食べてOK

結論から言うと、しっかりと加熱されている伊達巻は妊娠中でも安心して食べられるおせち料理の一つです。妊娠中に特に注意したいリステリア菌などの食中毒リスクも、十分な加熱により大幅に低減されています。

手作りする場合は、卵液全体が均一に加熱されるよう、弱火でじっくりと焼き上げることが大切です。中心部まで火が通っているかしっかり確認しましょう。市販品を購入する際は、消費期限や保存方法をきちんと確認し、開封後は早めに食べきるようにしてくださいね。

ただし気をつけたいのが、伊達巻の甘みの強さです。糖質や塩分も含まれているため、食べ過ぎは妊娠糖尿病やむくみの原因となる可能性があります。小皿に取り分けて量を調整したり、他のおせち料理とバランスよく組み合わせたりするなどの工夫をしましょう。1日2〜3切れ程度を目安に、ゆっくりと味わって楽しんでみてください。

伊達巻がおせちに入っている理由

伊達巻がおせち料理に欠かせない理由は、その形と材料に込められた深い願いにあります。卵を使っていることから「子孫繁栄」の象徴とされ、妊娠中のママにとってはとても縁起の良い食べ物なんです。

さらに興味深いのが、巻物(書物)に形が似ていることから、「知恵が身につく」「学業成就」の願いも込められていることです。お腹の赤ちゃんの健やかな成長と、将来の学びへの願いを込めて食べるなんて、なんだか特別な気持ちになりますね。

黄金色に輝く美しい色合いは、お正月の食卓に華やかな彩りを添えてくれます。家族みんなが集まる特別な時間に、縁起の良い伊達巻を囲んで幸せなひとときを過ごせそうです。

妊娠中の正月料理で注意すること

お正月の豪華な料理を安全に楽しむために、妊娠中のママが特に気をつけたいポイントをまとめました。知っておくだけで、安心してお正月を迎えられますよ。

生ものは避ける

妊娠中は免疫力が通常よりも低下しているため、刺身、寿司、いくら、数の子などの生ものは控えることが大切です。食中毒の原因となるリステリア菌やサルモネラ菌などの細菌が潜んでいる可能性があるからです。

特に注意したいのが、お正月によく食べられるいくらや数の子です。見た目も美しく美味しそうですが、生の魚卵には感染リスクがあります。どうしても魚介類を楽しみたい場合は、エビの塩茹でや煮魚など、しっかりと加熱されたものを選ぶようにしましょう。

加熱の目安は、中心温度が75度以上で1分間以上です。家庭で調理する際は、食材の中心部までしっかりと火が通っているか確認してから食べるようにしてくださいね。

量を控えめにする

おせち料理は保存性を高めるため、全体的に味付けが濃く、塩分や糖分が多い傾向にあります。妊娠中の塩分の摂り過ぎはむくみや高血圧の原因となり、糖分の摂り過ぎは妊娠糖尿病のリスクを高める可能性があります。

特に注意したいのが、昆布巻きに含まれるヨウ素です。適量であれば問題ありませんが、摂り過ぎると甲状腺機能に影響を与える場合があります。昆布巻きは1〜2切れ程度に留めておくのが安心です。

お餅も糖質が多く、カロリーも高め。雑煮に入れる場合は1個程度にして、野菜をたっぷり入れた汁物と一緒にいただくようにしましょう。煮物類も美味しくてついつい食べ過ぎてしまいがちですが、小鉢に取り分けて量を意識することが大切です。

【重要】アルコールは避ける

お正月といえばお屠蘇や祝い酒といった楽しみもありますが、妊娠中のアルコール摂取は絶対に避けましょう。少量でも胎児の発達に悪影響を与える可能性があるからです。

注意が必要なのは、料理に使われるアルコール。酒蒸しや一部の煮物には調理酒が使われていることがあります。十分に加熱してアルコールを飛ばしてあれば問題ありませんが、心配な場合は作り方を確認してみてください。

スーパーなどで販売されている調理済みのおせち料理を購入する際は、成分表示をしっかり確認することも大切です。

お正月の乾杯は、ノンアルコール飲料やフルーツジュースで代用しましょう。最近は美味しいノンアルコール日本酒なども販売されているので、雰囲気を楽しみながら安全にお正月を過ごせますよ

妊娠中のおせち料理に関するQ&A

妊娠中のママから寄せられることの多い、おせち料理に関する疑問にお答えします。不安を解消して、安心してお正月を楽しんでくださいね。

Q. 伊達巻以外で妊娠中におすすめのおせち料理は?

手綱こんにゃくや煮しめ、黒豆、田作りなど、しっかりと加熱された料理は妊娠中でも安心して楽しめるおせち料理です。どれも伝統的な作り方で丁寧に火を通してあるため、食中毒のリスクが低いのが特徴です。

特におすすめなのが黒豆です。鉄分や食物繊維が豊富で、妊娠中の栄養補給にも役立ちます。「まめに働く」という縁起の良い意味もあり、気持ちも前向きになれそうですね。ただし、甘く煮てあることが多いので、食べ過ぎには注意しましょう

煮しめは人参、れんこん、ごぼう、里芋など、様々な野菜がたっぷりと摂れる優秀な料理です。食物繊維やビタミン類が豊富で、妊娠中の便秘解消にも効果が期待できます。出汁の旨味がしみ込んだ野菜は、薄味でも十分に美味しくいただけますよ。

田作り(ごまめ)は小魚を丸ごと食べられるため、カルシウムが豊富で妊娠中の骨や歯の健康をサポートしてくれます。

Q. おせち料理を食べ過ぎてしまった時の対処法は?

美味しいおせち料理についつい手が伸びて、「食べ過ぎちゃった…」なんてこともありますよね。そんな時は、翌日から塩分や糖分の少ない食事を心がけ、野菜や水分をしっかりと摂ることが大切です。

むくみが気になる場合は、カリウムを多く含む食材を積極的に取り入れてみてください。バナナ、ほうれん草、じゃがいも、アボカドなどがおすすめです。また、白湯やルイボスティーなどのノンカフェイン飲料で水分補給をしっかりと行いましょう。

適度な運動も効果的です。妊娠中でもできる軽いストレッチやウォーキングで体を動かすと、血流が良くなりむくみの改善につながります。ただし、体調に異変を感じた場合は無理をせず、早めに医師に相談してくださいね。

胃もたれや消化不良を感じる時は、消化の良いおかゆや温かいスープなどで胃腸を休ませてあげることも大切です。一時的な食べ過ぎであれば、数日で体調は戻るはずです。

Q. 妊娠中に避けるべきおせち料理は?

先ほどもお伝えした通り、生もの全般(いくら、数の子、刺身、寿司)や、生ハム、生焼けのローストビーフは妊娠中は避けた方が安心です。食中毒の原因となる細菌が潜んでいる可能性があるからです。

また、アルコールを含む料理や飲み物も控えましょう。お屠蘇はもちろん、洋風おせちに含まれることのあるワイン煮なども注意が必要です。調理過程でアルコールが完全に飛んでいれば問題ありませんが、心配な場合は避けるか、作り方を確認してから食べるようにしてください。

塩分や糖分が多い料理については、完全に避ける必要はありませんが、量を調整しながら楽しむことが大切です。小皿に取り分けて、ゆっくりと味わいながらいただくと満足感も得られますよ

迷った時は「しっかり加熱されているか」「塩分・糖分は適量か」「アルコールは含まれていないか」の3点をチェックしてみてください。

まとめ

妊娠中でも伊達巻は安心して楽しめるおせち料理です。しっかりと加熱されており、栄養価も高く、縁起も良いという三拍子揃った食材です。ただし、甘みが強いため食べ過ぎには注意して、1日2〜3切れ程度を目安に楽しんでください。

お正月料理全般では、生ものを避け、塩分・糖分の摂り過ぎに注意し、アルコールは完全に控えることが重要なポイントです。これらを守れば、妊娠中でも安心してお正月の特別な食事を楽しむことができます

何か心配なことがあれば、遠慮なく医師や助産師に相談してくださいね。新しい年を迎える大切な時期だからこそ、安心・安全を第一に考えながら、家族みんなで素敵なお正月をお過ごしください。妊娠サポートナビ.comには妊娠中の食事に関する記事もたくさんあります。ぜひ他の記事も読んでみてくださいね。

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