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赤ちゃんにカリン(花梨)を食べさせたい!開始時期&注意すべきこと

赤ちゃん向けのフルーツ

この記事は栄養士によって監修されています

この記事を監修された先生

中村あゆみ先生

中村 あゆみ 先生

東京農業大学応用生物科学部卒業。食品企業での勤務経験を経て、都内保育園で栄養士として従事。妊娠中のお母さんへの栄養相談や食育活動に携わる。現在は茨城県内のこども園で子供たちの食育指導や献立作成を担当。茨城県栄養士会所属。

中村先生の詳細プロフィール

独特の芳醇な香りで知られるカリン。風邪予防や喉のケアで親しまれているこの果実を、赤ちゃんにも食べさせてあげたいと思うママは多いのではないでしょうか。

ただ、カリンは生では食べにくい特殊な果実です。赤ちゃんにはいつから、どのような形で与えればよいのか詳しく見ていきましょう。

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カリンの基本情報

カリンを赤ちゃんに与える前に、まずはカリンそのものについて理解を深めておきましょう。

カリンとは

カリンはバラ科の果実で、硬くて強い酸味と渋みがあるため、生食には向かない果実です。独特の芳香があり、古くから薬用や芳香剤としても親しまれてきました。

中国では衣服の香り付けにも使われていた歴史があり、現代でも香りを楽しむために室内や車に置かれることがあります。この豊かな香りこそが、カリンの最大の特徴といえるでしょう。

果実の形は洋梨のような丸みを帯びた形状で、表面は黄色く、熟すと甘い香りがより一層強くなります。しかし、見た目の美しさとは裏腹に、そのまま食べると口の中がキュッと締まるような強い渋みと酸味があるため、必ず加工して食べる必要があります。

カリンに含まれる栄養成分

カリンには食物繊維が豊富に含まれており、腸内環境を整える働きが期待できます。また、ビタミンCも多く含まれているため、免疫力向上や抗酸化作用も期待できる栄養価の高い果実です。

ミネラル面では、カリウムやカルシウム、マグネシウムなどがバランスよく含まれています。カリウムは体内の水分バランスを調整し、カルシウムは骨や歯の形成に重要な役割を果たします。マグネシウムは筋肉の収縮や神経の働きをサポートする大切な栄養素です。

これらの栄養素は、成長期の赤ちゃんにとって重要な成分ばかりです。ただし、カリンの場合は調理方法に工夫が必要なため、他の果物と比較して離乳食に取り入れる優先度は高くないかもしれません。

カリンの健康効果

カリンにはポリフェノールが豊富に含まれており、抗菌・抗炎症作用があることで知られています。特に喉のケアに役立つとされており、古くから風邪の予防や咳止めの民間療法として活用されてきました。

抗酸化作用も期待でき、活性酸素の除去を助ける働きがあります。活性酸素は細胞を傷つけ、老化や病気の原因となることがありますが、ポリフェノールは有害な物質を無害化してくれるのです。

また、カリンに含まれるタンニンという成分には、抗菌作用があり、口腔内の細菌の繁殖を抑える効果も期待されています。これが、昔から喉の不調に効果的とされてきた理由の一つでもあります。

ただし、これらの健康効果は大人に対する研究結果であり、赤ちゃんに対しては必ずしも同じ効果が期待できるとは限りません。むしろ、赤ちゃんの未発達な消化器官には刺激が強すぎる可能性もあるため、注意深く取り入れる必要があります。

赤ちゃんにカリンを食べさせる時期は?

カリンを赤ちゃんに与えるタイミングは、他の果物と比べて慎重に判断する必要があります。赤ちゃんの成長段階に合わせて適切な時期を見極めることが大切です。

いつから食べさせていい?

カリンは必ずしも離乳食期に積極的に取り入れるべき果実とは言いにくい食材です。その理由は、生では食べられない硬さと強い渋み、そして酸味があるためです。

他にも栄養価が高く、より食べやすい果物(りんご、バナナ、みかんなど)があるため、カリンを無理に早い時期から与える必要はありません。

離乳食初期には消化器官がまだ未発達なため、刺激の強いカリンを与えると、消化不良や下痢を引き起こす可能性があります。

どんな形で食べさせるのが安全?

カリンは生で食べると硬さや渋みが強く、喉に詰まる危険や口の中への刺激があるため、必ず加熱して与えることが基本です。

最も安全で食べやすい方法は、ジャムやコンポートにすることです。長時間煮込むことで、カリンの硬さが解消され、渋みも和らぎます。できあがったジャムやコンポートは、お粥やヨーグルトに少量混ぜて与えると、赤ちゃんも食べやすくなります。

調理の際は、カリンを薄切りにして、水と一緒に弱火でじっくりと煮込みます。砂糖は控えめにするか、赤ちゃんの月齢によっては砂糖を使わずに、カリン本来の甘みだけで仕上げることも可能です。

すりおろしてから加熱すれば短時間で柔らかくなり、赤ちゃんも食べやすいでしょう。ただし、必ず加熱は行います。

蜂蜜やシロップを使ったものは1歳を過ぎてから!

1歳未満の赤ちゃんには、蜂蜜を使ったカリンシロップや蜂蜜漬けは絶対に避ける必要があります。蜂蜜にはボツリヌス菌が存在する可能性があり、乳児ボツリヌス症のリスクが懸念されるためです。

乳児ボツリヌス症は、1歳未満の赤ちゃんに特有の病気で、便秘、哺乳力の低下、泣き声の変化、筋力低下などの症状が現れます。重篤な場合は呼吸困難を引き起こすこともあるため、1歳になるまでは蜂蜜を含む食品は完全に避けましょう。

砂糖漬けは問題ありませんが、糖分過多に注意し、ごく少量から試すことが大切です。赤ちゃんの味覚は大人よりもずっと敏感で、甘みに対する感受性も高いため、薄味を心がけることが重要です。

市販のカリンシロップや加工品を購入する際は、必ず成分表示を確認し、蜂蜜が含まれていないことを確認してから与えるようにしましょう。

1歳未満では蜂蜜入りの商品は絶対NG
・カリン蜂蜜漬け
・蜂蜜入りカリンシロップ
・蜂蜜入りのど飴(そもそも飴類は窒息リスクがあるため不適切)

離乳食の果物に関するQ&A

カリン以外の果物についても、離乳食期のママからよく寄せられる質問にお答えします。

Q. 離乳食で果物はいつから与えてもいいの?

果物は、種類によっては離乳食初期(生後5~6か月)から与えることができます。ただし、まずはおかゆや野菜などの基本的な食材に慣れてから、適切な形態で消化しやすい果物を少量ずつ始めるのが基本です。

離乳食初期におすすめの果物は、りんご、バナナ、みかんなどです。これらの果物は比較的アレルギーのリスクが低く、加熱することで消化しやすくなります。りんごはすりおろしてから加熱し、バナナは潰してから軽く加熱、みかんは果汁を薄めて与えるなど、それぞれに適した調理方法があります。

無理に早く与える必要はなく、赤ちゃんの様子を見ながら進めることが最も大切です。下痢をしたり、機嫌が悪くなったりした場合は、一度中止して様子を見ましょう。

Q. 果物は毎食与えても大丈夫?

果物は果糖が多いため、毎食ではなく、食後やおやつの時間に少量を与えるのがおすすめです。食べ過ぎは糖分の摂りすぎや他の食事のバランスを崩す原因になるため、あくまで補助的に取り入れることが大切です。

離乳食期の赤ちゃんにとって最も重要なのは、炭水化物、タンパク質、脂質などの基本的な栄養素をバランスよく摂取することです。果物はビタミンやミネラルの補給には役立ちますが、主食や主菜の代わりにはなりません

理想的な果物の与え方は、1日1回、食後のデザートとして小さじ1~2杯程度から始めることです。赤ちゃんが果物を気に入ったからといって、欲しがるだけ与えてしまうと、他の食材への興味が薄れてしまう可能性もあります。

Q. 初めて与える果物で注意することは?

初めて与える果物では、アレルギーや消化不良のリスクがあるため、必ず加熱して少量から始めることが重要です。アレルギー症状としては、口の周りの赤み、じんましん、嘔吐、下痢、呼吸困難などがあります。これらの症状が現れた場合は、すぐに食べるのを中止し、症状が重い場合は医療機関を受診してください。

食後は赤ちゃんの体調や皮膚の様子をよく観察することが大切です。最低でも2~3日は同じ果物を避けて、症状が出ないかを確認しましょう。

アレルギーリスクの高い果物
キウイ、マンゴー、パイナップル、もも、いちご、メロンなどは、口腔アレルギー症候群を引き起こしやすいため、特に注意が必要です。

初めての果物を与える際は、平日の午前中に与えることをおすすめします。これは、万が一アレルギー症状が出た場合に、すぐに医療機関を受診できるためです。

まとめ

カリンは独特の芳香と健康効果で知られる果実ですが、赤ちゃんに与える際は十分な注意が必要です。生では食べられない硬さと強い渋みがあるため、必ず加熱調理してから与えることが基本となります。

1歳以降から加熱・加工したものを少量ずつ与え、赤ちゃんの様子を見ながら進めましょう。無理にカリンを早い時期から取り入れる必要はありません。アレルギー反応や消化不良に注意し、ハチミツを使ったものは完全に避けることが大切です。

妊娠サポートナビ.comには離乳食に関する記事もたくさんあります。ぜひ他の記事も読んでみてくださいね。

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