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授乳中にカリン(花梨)を食べても大丈夫?母乳&赤ちゃんへの影響と注意点まとめ

授乳中のフルーツ

この記事は栄養士によって監修されています

この記事を監修された先生

中村あゆみ先生

中村 あゆみ 先生

東京農業大学応用生物科学部卒業。食品企業での勤務経験を経て、都内保育園で栄養士として従事。妊娠中のお母さんへの栄養相談や食育活動に携わる。現在は茨城県内のこども園で子供たちの食育指導や献立作成を担当。茨城県栄養士会所属。

中村先生の詳細プロフィール

のど飴やシロップでよく見かけるカリンですが、授乳中に食べても大丈夫なのでしょうか。実は多くのママが気になっているこの疑問について、詳しくお答えします。

カリンの持つ栄養価や健康効果、そして授乳期に気をつけたいポイントまで、まとめてご紹介していきますね。

\内側からしっかり整える/

カリン(花梨)ってどんな果物?

カリンについて詳しく知ることで、授乳中でも安心して楽しめるようになります。まずはカリンの基本情報から見ていきましょう。

カリンはバラ科の果物

カリンは中国原産のバラ科の果実で、独特の甘い香りと硬い果肉が特徴的な果物です。日本では秋から冬にかけて旬を迎え、黄色く色づいた実が店頭に並びます。

見た目は梨のような形をしていますが、生で食べるには硬すぎるため、加工して利用されることがほとんどです。

栄養面では、ビタミンCやポリフェノール、カリウム、食物繊維などを豊富に含んでいます。特にビタミンCの含有量は注目に値し、風邪をひきやすい季節の健康維持にも役立つとされています。また、カリウムは体内の余分な塩分を排出する働きがあり、むくみが気になる授乳期のママにとってもうれしい栄養素といえるでしょう。

カリンに期待される健康効果

カリンには古くから知られている薬効があり、制吐作用や咳止め効果が期待されています。そのため、のど飴やシロップ、漢方薬などに利用されてきた歴史があります。特に冬場の乾燥した季節には、のどの調子を整えるために重宝されています。

カリンの抗酸化作用も注目ポイントです。含まれているビタミンCやポリフェノールには強い抗酸化作用があり、細胞の老化を防ぐ働きが期待されています。授乳期は体力を消耗しやすい時期でもあるため、こうした抗酸化成分の摂取は体調管理にも役立ちます。

食物繊維も豊富に含まれているため、腸内環境の改善や便秘解消にも効果的です。産後は便秘に悩まされるママも多いため、自然な形で腸の働きをサポートしてくれるカリンは心強い味方になってくれるでしょう。

飴や砂糖漬けで食べられることが多い

生のカリンは硬くて酸味も強いため、そのまま食べることはほとんどありません。一般的には砂糖漬けやジャム、はちみつ漬け、カリン酒などに加工して楽しまれています。市販ののど飴にもカリンエキスが配合されているものが多く、身近な食品として親しまれています。

カリンを加工する理由の一つに、「アミグダリン」という成分の存在があります。この成分は咳止めに良いとされる一方で、過剰摂取すると毒性を示すことがあります。しかし、砂糖漬けや加熱処理を行うことで、この成分は無害な形に変化するため、適切に加工されたカリン製品であれば安全に摂取できるのです。

授乳中にカリンを食べても大丈夫?

多くのママが気になる授乳中のカリン摂取について、安全性や注意点を詳しく見ていきましょう。

カリンは授乳中も食べてOK!

結論から言うと、カリンは授乳中でも安心して食べられます。食べたものがすべて直接的に母乳や赤ちゃんに影響するわけではないため、一般的な食べ方や量であれば神経質になる必要はありません。

母乳の成分は主に血液から作られており、食事の内容によって多少の変化はあるものの、基本的な栄養バランスは保たれています。カリンに含まれるビタミンCや食物繊維などの栄養素は、むしろママの健康維持に役立つため、適量であれば積極的に取り入れても問題ありません

カリンの香り成分にはリラックス効果もあるとされています。授乳期はストレスを感じやすい時期でもあるため、カリンの甘い香りを楽しみながら、心身ともにリフレッシュできるかもしれませんね。

アレルギーや体調変化に気を配ろう

カリンは比較的アレルギーを起こしにくい食品とされていますが、初めて食べる場合や久しぶりに食べる場合は注意が必要です。

初回摂取の際は、少量から始めて数日間は赤ちゃんの機嫌や体調、便の様子などを観察してください。いつもと違う症状が現れた場合は、すぐに摂取を中止し、必要であれば医師に相談することをおすすめします。

特にバラ科の果物(桃、りんご、さくらんぼなど)にアレルギーがある場合は、カリンでも同様の反応を示す可能性があります。過去にこれらの果物でアレルギー症状が出たことがある場合は、注意が必要です。

【要注意】カリン酒は避けよう

カリンの楽しみ方として人気の高いカリン酒ですが、授乳中は禁酒が望ましいとされています。アルコールは母乳を通じて赤ちゃんに移行し、発達に悪影響を及ぼす可能性があるためです。

アルコールが赤ちゃんに与える影響は深刻で、睡眠パターンの乱れ、発達の遅れ、神経系への悪影響などが報告されています。「少量だから大丈夫」という考えは危険で、授乳期間中は完全にアルコールをできる限り控えることが推奨されています

カリン酒以外にも、料理酒やみりんなどを使った料理にも注意が必要です。加熱によってアルコール分は大部分が飛びますが、完全になくなるわけではありません。心配な場合は、アルコールを使わない調理法を選択しましょう。

カリンの風味を楽しみたい場合は、ノンアルコールの砂糖漬けやシロップ、ジャムなどを選ぶと良いでしょう。

カリン(花梨)に関するQ&A

授乳中のカリン摂取について、よく寄せられる疑問にお答えします。

Q. カリン入りの飴は授乳中も食べられる?

カリン入りの飴は、授乳中でも問題なく食べられます。市販ののど飴に含まれているカリンエキスは適切に加工されており、安全性も確認されているためです。むしろ、のどの調子が気になる時期にはぴったりです。

ただし、カフェインを含むものや、人工甘味料が大量に使われているもの、ハーブエキスが複数配合されているものなどは、念のため避けた方が安心です。

成分表示をしっかりチェックする習慣をつけましょう。不安な成分が含まれている場合や、表示が不明確な場合は、製造・販売元に直接問い合わせることで、より詳しい情報を得ることができます。

また、飴の食べ過ぎにも注意が必要です。糖分の過剰摂取は体重増加や虫歯の原因にもなるため、適量を心がけることが大切です。1日に2〜3個程度であれば問題ありませんが、それ以上食べる場合は他の糖分摂取量も含めて調整しましょう。

Q. アミグダリンってどんな成分?

アミグダリンは、カリンをはじめとする多くの果物の種子や未熟な実に含まれている天然の化合物です。この成分は適量であれば咳止めなどの効果が期待される一方、過剰摂取すると毒性を示すことがあります

アミグダリンが体内で分解されると、シアン化水素という有毒な物質が生成される可能性があります。これがめまいや吐き気、頭痛などの症状を引き起こすことがあるため、生のカリンを大量に摂取することは推奨されていません。

しかし、砂糖漬けや加熱処理を行うことで、アミグダリンは無害な形に変化します

他の果物では、杏子の種子や桃の種子、りんごの種子などにもアミグダリンが含まれています。これらの種子を意図的に大量摂取することは避けるべきですが、果肉を食べる分には全く問題ありません。

Q. カロリーを控えつつカリンを楽しむ方法は?

授乳中は適度なカロリー摂取が必要ですが、体重管理も気になるところですよね。カリンを楽しみながらカロリーを控える方法をいくつかご紹介します。

まず、手作りでカリンを加工する際に、砂糖の量を控えめにしたり、植物由来の低カロリー甘味料を使用したりする方法があります。エリスリトールやステビアなどの天然甘味料を使えば、カロリーを大幅にカットしながらも甘みを楽しむことができます

また、一度に食べる量を調整することも効果的です。カリンシロップを炭酸水で薄めてドリンクとして楽しんだり、ヨーグルトに少量のカリンジャムを混ぜたりすることで、満足感を得ながらもカロリーを抑えることができます。

カリンの香りを活用する方法もおすすめです。生のカリンを部屋に置いて香りを楽しんだり、お茶にカリンの香りを移したりすることで、食べる量を減らしても満足感を得ることができます。

こんにゃくゼリーにカリンエキスを加えたり、白滝を使ったデザートにカリンの風味をプラスするのもおすすめです。

まとめ

カリン(花梨)は授乳中でも安心して楽しめる果物であることがわかりました。適切に加工されたカリン製品であれば、栄養価も高く健康効果も期待できる優秀な食材です。ビタミンCや食物繊維、抗酸化成分などが豊富に含まれており、授乳期の体調管理にも役立ちます。

アルコールやカロリーに気を付けて、安全に楽しむようにしましょう。

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