PR
◆ステマ規制にもとづく表示◆    

当サイトは記事および固定ページ内に「アフィリエイト(成果報酬型)広告」「純広告(広告費用を頂いて掲載するもの)」「アドセンス広告(クリック報酬型)」等の広告・案件を含むことがあります。2023年10月1日からはじまった消費者庁による「ステマ規制」にあわせ、広告は「広告です」としっかり表記できるサイトづくりをおこなっています。また、Amazonのアソシエイトとして、[妊娠サポートナビ運営事務局]は適格販売により収入を得ています。もし万が一問題のある表記がございましたら、お手数ですがお問い合わせページよりお知らせください。ASP・案件元の方は、このようにステマ規制や優良誤認等の対策も可能な編集部となっておりますので、安心してご依頼お待ちしております!

妊娠中も数の子は食べられる?安全な楽しみ方を徹底解説

妊娠中の食べ物

この記事は栄養士によって監修されています

この記事を監修された先生

中村あゆみ先生

中村 あゆみ 先生

東京農業大学応用生物科学部卒業。食品企業での勤務経験を経て、都内保育園で栄養士として従事。妊娠中のお母さんへの栄養相談や食育活動に携わる。現在は茨城県内のこども園で子供たちの食育指導や献立作成を担当。茨城県栄養士会所属。

中村先生の詳細プロフィール

おせち料理の定番である数の子、妊娠中でも食べられるのか気になっている方も多いのではないでしょうか。実は数の子には葉酸やDHAなど妊娠期に嬉しい栄養素がたっぷり含まれているんです。

ただし、リステリア菌による食中毒のリスクがあるため、正しい知識を持って安全に楽しむことが大切です。加熱方法から塩抜きのコツまで、安心して数の子を味わうための方法をお伝えします。

数の子の基本情報

数の子について詳しく知ることで、妊娠期でも安心して食事に取り入れることができます。栄養価の高さと縁起の良さで古くから愛されてきた数の子の魅力を探っていきましょう。

数の子=ニシンの卵

数の子はニシンの魚卵を干したり塩漬けなどで調味したもので、あのプチプチとした独特の食感が多くの人に愛されています。ニシンは冷たい海域に生息する魚で、その卵は栄養価が非常に高いことで知られています。

新鮮な数の子は透明感があり、粒がしっかりとしているのが特徴です。市販されているものは主に塩蔵タイプと味付けタイプに分かれており、それぞれ保存方法や調理法が異なります。妊娠中は特に食材の選び方に注意が必要ですが、数の子の基本的な性質を理解することで、より安全に楽しむことができるでしょう。

干し数の子は水分が抜けて旨味が凝縮されており、塩蔵数の子は塩分で保存性を高めています。どちらも伝統的な保存方法として受け継がれてきた製法で、それぞれに独特の風味があります。

数の子の栄養価

数の子は妊娠期に必要な栄養素の宝庫とも言える食材です。葉酸が豊富に含まれており、胎児の神経管閉鎖障害のリスクを減らす働きがあります。妊娠初期から中期にかけて特に重要とされる葉酸を、美味しく摂取できるのは嬉しいポイントです。

ビタミンB群も豊富で、特にビタミンB12は造血作用があり、妊娠期の貧血予防にも役立ちます。DHA・EPAは胎児の脳や神経系の発達をサポートし、母体の血液をサラサラにする効果も期待できます。

これらの栄養素は、妊娠期の健康維持に欠かせない成分です。

カリウムは体内の余分な塩分を排出する働きがあり、妊娠期に起こりやすいむくみの予防にも効果的です。ただし、数の子自体に塩分が多く含まれているため、摂取量には注意が必要です。適度な塩抜きを行うことで、栄養価を保ちながら塩分を調整できます。

子孫繁栄の縁起物とされている

数の子は日本の伝統的なお祝い料理において、子孫繁栄の象徴として特別な意味を持つ食材です。おせち料理には欠かせない一品で、その小さな粒がたくさん集まった姿から、多くの子どもに恵まれることを願う縁起物とされてきました。

お正月だけでなく、結納の席や婚礼の祝宴でも重要な役割を果たしています。特に妊娠期にいただく数の子には、お腹の赤ちゃんの健やかな成長と、家族の繁栄を願う気持ちが込められているのです。このような文化的背景を知ると、数の子をいただく際の気持ちもより特別なものになるでしょう。

昔から「数の子を食べると子どもがたくさん生まれる」と言い伝えられており、妊活中や妊娠中の女性にとって縁起の良い食材とされています。科学的な根拠はありませんが、栄養価の高さを考えると、あながち迷信とも言えない部分があります。

【種類別】妊娠中も数の子は食べられる?

数の子にはいくつかの種類があり、それぞれリスクの程度が異なります。妊娠期の食事では、リステリア菌による食中毒のリスクを正しく理解し、安全性を重視した選択をすることが大切です。

完全に火が通った数の子はOK!

妊娠中に最も安全に数の子を楽しめるのは、しっかりと加熱調理されたものです。数の子で特に注意すべきなのは、リステリア菌による食中毒のリスクです。妊婦がリステリア菌に感染すると、流産や早産、胎児への感染といった深刻な合併症を引き起こす可能性があります。

リステリア菌を完全に死滅させるには、食材の中心部まで75℃以上の温度で1分以上加熱することが重要です。数の子をバター炒めにしたり、チャーハンの具材として使ったり、パスタに加えて調理したりすることで、安心して美味しくいただけます。

加熱調理のおすすめ方法は以下の通りです。
  • フライパンで中火から強火でしっかり炒める
  • オーブンで焼く際は内部温度を確認する
  • 煮物に加える場合は十分に煮込む

加熱することで食感は多少変わりますが、数の子特有の風味は残ります。むしろ、加熱により旨味が凝縮され、違った美味しさを発見できるかもしれません。妊娠期は食事の幅が制限されがちですが、工夫次第で安全に楽しめる方法があることを知っておくと心強いでしょう。

塩蔵数の子は避けたほうが安心

おせち料理でよく見かける塩蔵数の子は、妊娠中は避けたほうが無難な食材です。塩蔵数の子は基本的に生の状態で、塩分によって保存性を高めた食品です。リステリア菌は塩分濃度の高い環境や低温環境でも生存できるため、塩漬けだからといって完全に安全とは言えません。

どうしても食べたい場合は、購入後すぐに適度な塩抜きを行い、その後しっかりと加熱調理することをおすすめします。塩抜きは塩分の摂り過ぎを防ぐ効果もあり、妊娠期の高血圧予防にもつながります。

塩蔵数の子の魅力はそのプリプリとした食感と上品な塩味ですが、妊娠期は母子の安全を最優先に考えることが大切です。不安を感じる場合は無理をせず、他の安全な食材で栄養を補うという選択肢もあります。

産婦人科医や栄養士に相談し、個人の体調や妊娠の経過に応じてアドバイスを受けることも重要です。同じ妊娠期でも、つわりの状態や体調の変化によって適切な食事内容は変わってきます。

味付け数の子も避けたほうが安心

市販の味付け数の子も、基本的には加熱処理されていない場合が多いため、妊娠中は注意が必要です。醤油や砂糖で味付けされていても、リステリア菌のリスクは残っています。味付け数の子は手軽に食べられる便利な食品ですが、妊娠期には慎重な判断が求められます。

パッケージに加熱の有無や保存方法が明記されている場合は、それらの情報をしっかりと確認しましょう。「要加熱」と表示されているものは、必ず指示に従って調理してください。表示が不明確な場合は、製造元に問い合わせるか、安全を考慮して避けるのが賢明です。

妊娠中に特に注意が必要な理由としては、免疫力が通常より低下していることや、胎児への影響リスクがあるためです。さらに、症状が重篤化しやすいため、感染自体を起こさないよう予防が重要。

そのため、味付け数の子を安全に楽しみたい場合は、購入後に自宅でしっかりと加熱調理することをおすすめします。元の味付けを活かしながら、炒め物や煮物として調理すれば、安心して美味しくいただけます。

数の子の安全な楽しみ方

妊娠期でも数の子を安心して楽しむための具体的な方法をご紹介します。適切な調理法と工夫により、リスクを最小限に抑えながら、栄養価の高い数の子を食事に取り入れることができます。

十分に加熱する

数の子を安全に楽しむための最も確実な方法は、しっかりとした加熱調理です。バターソテーは手軽で美味しい調理法の一つで、フライパンにバターを溶かし、数の子を入れて中火から強火で炒めます。全体に火が通るまで、しっかりと炒めることがポイントです。

チャーハンの具材として使う場合は、他の具材と一緒に高温で炒めることで、数の子にも十分な熱が加わります。パスタの具材として使用する際は、最後に加えるのではなく、ソースと一緒に煮込むようにすると安心です。

加熱により数の子の食感は多少変わりますが、旨味は増します。特に和風の味付けとの相性が良く、だし汁やお醤油を使った調理法がおすすめです。加熱時間は短すぎず、内部まで確実に火が通るよう注意しましょう。

適度に塩抜きしてから食べる

数の子の塩抜きは、塩分摂取量をコントロールするための重要な工程です。約0.5%の塩水を使って塩抜きするのが基本的な方法です。真水ではなく薄い塩水を使うことで、数の子の細胞が壊れるのを防ぎ、食感を保つことができます。

塩抜きの手順として、まず数の子を薄い塩水に浸け、数時間ごとに新しい塩水に交換します。半日ほど冷蔵庫で浸けておくのが目安ですが、途中で薄皮をむくと塩が抜けやすくなります。塩抜きしすぎると苦味を感じやすくなるため、味見をしながらほんのり塩気が残る程度で仕上げるのがコツです。

塩抜き後は水気をしっかりと切り、清潔なふきんやペーパータオルで包んで保存します。塩抜きした数の子は日持ちしないため、できるだけ早めに調理して食べることが大切です。妊娠期は特に食材の管理に注意が必要なので、適切な保存方法を心がけましょう。

味付けは控えめにする

妊娠期は塩分の摂り過ぎによる高血圧やむくみのリスクがあるため、数の子の味付けは控えめにすることをおすすめします。だし汁を使った調理法なら、塩分を抑えながらも豊かな風味を楽しむことができます。

昆布だしや鰹だしを効かせることで、薄味でも満足度の高い仕上がりになります。みりんや料理酒を少量加えることで、まろやかな甘みとコクが生まれ、塩分が少なくても物足りなさを感じにくくなります。

減塩調理のコツは以下の通りです。
  • だし汁をしっかりと取る
  • 香味野菜(生姜、ネギなど)を活用する
  • 酸味(レモン、酢)でアクセントをつける

生姜やネギなどの香味野菜を合わせることで、風味が豊かになり、少ない塩分でも美味しく感じられます。レモン汁や酢を少量加えると、さっぱりとした味わいになり、つわり中でも食べやすくなる場合があります。

体調に合わせて摂取する

妊娠期の体調は日々変化するため、その日の体調に合わせて数の子を取り入れることが重要です。つわりが落ち着いた日や体調が安定している時に食べるのが安心です。体調に不安がある時は無理をせず、他の食材で栄養を補うという選択肢もあります。

妊娠初期のつわりが強い時期は、匂いに敏感になることが多いため、数の子の独特な風味が受け入れられない場合もあります。そのような時は無理をせず、体調が回復してから再度試してみましょう。

個人の健康状態や妊娠の経過によって、適切な食事内容は変わってきます。定期的な妊婦健診の際に、食事について気になることがあれば産婦人科医に相談することをおすすめします。栄養士によるカウンセリングを受けられる場合は、より具体的なアドバイスを得ることもできます。

まとめ

妊娠中の数の子摂取について、安全性と楽しみ方のポイントを詳しくお伝えしてきました。数の子は葉酸やDHA・EPAなど妊娠期に必要な栄養素が豊富に含まれている優秀な食材ですが、リステリア菌による食中毒のリスクがあるため、適切な知識を持って安全に楽しむことが大切です。

最も安全な摂取方法は、しっかりとした加熱調理です。バター炒めやチャーハンの具材、パスタの具として使用することで、リスクを最小限に抑えながら美味しくいただけます。塩蔵数の子や味付け数の子は、妊娠中は避けるか、十分に加熱してから食べるようにしましょう。

塩抜きと控えめな味付けにより、妊娠期に注意すべき塩分摂取量もコントロールできます。だし汁を活用した調理法なら、薄味でも満足度の高い料理に仕上がります。何より大切なのは、その日の体調に合わせて摂取することです。

妊娠サポートナビ.comには妊娠期の食事に関する記事もたくさんあります。ぜひ他の記事も読んでみてくださいね。

\こちらもよく読まれています/

タイトルとURLをコピーしました