実は多くの方が気にしているカレールーの安全性。
毎日の食事作りで大活躍するカレールーだからこそ、正しい知識を持っておきたいものです。
今回は、原材料からスパイスまで知っておくと安心な情報をぎゅっと詰め込んでご紹介します。
妊婦さん&ママも気になる!カレールーにまつわるQ&A
カレールーは日本の家庭には欠かせない調味料として定着していますが、妊娠中や子育て中は特に気になることが多いもの。
安全性や使い方について、よくある疑問を解説していきます。
Q. 市販カレールーの原材料は?
市販のカレールーは、小麦粉と食用油脂をベースに、食塩やカレー粉、でんぷんなどが使われています。商品によって特徴的な原材料が加えられており、それぞれの商品の個性を生み出しています。例えば、りんごペーストやはちみつ、野菜ブイヨンなどが配合されているものも。
最近では食物アレルギーに配慮した商品も増えており、小麦粉不使用のタイプや動物性原料を使用していないものなど、選択肢が広がっています。
Q. 妊娠中・授乳中に食べてはいけないカレールーはある?
結論から言えば、市販のカレールーで「絶対に食べてはいけない」というものはありません。ただし、塩分や脂質、カロリーの摂りすぎには注意が必要です。つわり中は体調に合わせて無理のない範囲で取り入れましょう。
特に妊娠後期は胃が圧迫されて胸焼けしやすい時期。辛すぎるカレールーは避け、マイルドなタイプを選ぶと良いでしょう。
また、授乳中は赤ちゃんの様子を見ながら、徐々に普段食べているカレールーに戻していくことをおすすめします。
Q. カレールーを使ったカレーは何歳から食べさせていい?
子どもの成長に合わせて段階的に取り入れていくのがおすすめです。子ども用のカレールーなら離乳食完了期(1歳頃)から、大人用のカレールーは3歳~5歳頃から食べ始めるのが一般的です。
初めて食べる時は少量から始め、アレルギー反応がないか様子を見ることが大切です。子ども用カレールーは塩分や刺激が控えめで、野菜や果物のペーストが使われているものが多く、子どもの味覚発達にも配慮されています。
カレールーに使われることが多いスパイスは?
カレールーの味と香りを決定づける重要な要素がスパイス。それぞれのスパイスにどんな特徴があるのか見ていきましょう。
ターメリック
日本では「ウコン」の名前でも親しまれているカレーの黄色い色を決定づける重要なスパイスです。独特の香りとほろ苦い風味が特徴的です。
古くからアーユルヴェーダでも用いられ、抗炎症作用や抗酸化作用が注目されています。ただし、妊娠中のサプリメントとしての使用は控えめにすることが推奨されています。
クミン
カレーらしい風味の決め手となるスパイス。エスニックな強い芳香と辛み、苦みが特徴です。
消化を助ける効果があるとされ、インドでは食後のスパイスとしても親しまれています。カレー作りでは、油で軽く炒めることで香りが引き立ち、より本格的な味わいになります。
コリアンダー
爽やかでスパイシーな香りと柑橘系の風味を持つスパイス。カレーの香りのバランスを整える重要な役割を果たしています。
生のパクチー(香菜)としても知られ、種子は乾燥させてスパイスとして使用されます。カレーだけでなく、サラダやスープの仕上げにも活用できる万能スパイスです。
カルダモン
「スパイスの女王」と呼ばれる高貴なスパイス。清涼感のある香りが特徴で、少量でもカレーに深い風味を与えます。
インドでは食後のマウスフレッシュナーとしても使われ、消化を助ける効果も期待されています。カレー以外にもチャイや製菓に使われる香り高いスパイスです。
シナモン
世界最古のスパイスの一つとされる甘い独特の香りを持つスパイス。料理で使用する程度なら妊娠中も安心です。
血糖値の上昇を緩やかにする効果が注目されており、カレーに使うことで甘みが増し、まろやかな味わいになります。スティックタイプと粉末タイプがありますが、カレーには粉末タイプがおすすめです。
手作りカレーをより美味しく活用する方法
毎日のカレー作りをもっと楽しく、美味しくするためのポイントをご紹介します。
複数のルーを組み合わせる
味に深みが出て、より本格的な味わいに。辛さの調節にも役立つ組み合わせ技です。
例えば、甘口7:中辛3の割合で混ぜると、程よい辛さで子どもから大人まで楽しめる味わいに。また、違うメーカーのルーを組み合わせることで、それぞれの特徴を活かした独自のカレーが作れます。
隠し味を加えてみる
チョコレートやプレーンヨーグルトなどを加えることで、まろやかで深みのある味わいに仕上がります。
チョコレートは可可脂の効果でコクが増し、ヨーグルトは乳酸菌の働きで肉を柔らかくする効果も。インスタントコーヒーを加えると、隠し味として旨味とコクが増します。
じゃがいもを入れるタイミングを工夫する
さらっとした仕上がりがお好みなら、別に加熱したじゃがいもを最後に加えるのがおすすめ。一緒に煮込んだりすりおろしを加えると、とろみのある仕上がりになります。
じゃがいもには食物繊維が豊富で、整腸作用も期待できます。妊娠中は便秘になりやすい時期なので、適度に取り入れると良いでしょう。
まとめ
市販のカレールーは妊婦さんや授乳中でも安心して使えることが分かりました。体調や好みに合わせて上手に取り入れていくのがポイントです。
スパイスの特徴を知り、食材との組み合わせを工夫することで、より美味しく楽しめるカレー作りが可能になります。妊娠中や授乳中は特に体調の変化が大きいもの。カレーの辛さや味付けは、その時々の体調に合わせて調整していくことが大切です。
妊娠サポートナビ.comには他にもたくさんの記事があります。ぜひ他の記事も読んでみてくださいね。
\こちらもよく読まれています/