妊娠中って、いつもは気にしないことが気になるものです。
食べ物もその一つ。大学芋を食べたいと思いつつも、赤ちゃんのことを考えると本当に食べていいか不安になることもあるでしょう。
さらに、おうちで簡単に作れるヘルシーレシピや、よくある質問の回答もお届けします。適量を守って、上手に取り入れるコツを一緒に学んでいきましょう!
妊娠中に大学芋を食べても大丈夫?気になる影響と注意点まとめ
妊娠中は食べ物に気を遣う必要がありますが、大学芋はどうでしょうか。
大学芋に含まれる栄養素や、妊娠中の体に与える影響、そして食べる際の注意点などを詳しく見ていきましょう。
食物繊維が豊富で便秘解消に効果的
特に注目したいのが、ヤラピンという食物繊維の一種。ヤラピンには腸内環境を整える働きがあり、便秘解消に役立つと言われているのです。
妊娠中は、ホルモンバランスの変化の影響で便秘になりやすい時期。
食物繊維は、腸内の老廃物を絡め取って体外に排出してくれます。大学芋を楽しみつつ、お腹にも嬉しい効果が期待できると嬉しいですよね。
ビタミンやミネラルが豊富で栄養補給に最適
大学芋の材料となるさつまいもは、ビタミンやミネラルの宝庫とも言えます。
ビタミンCをはじめ、カリウムやカルシウム、リン、鉄、カロテン、ビタミンB1、B2など、妊娠中に不足しがちな栄養素がバランスよく含まれているのです。
妊娠中は、赤ちゃんの成長をサポートするために、普段以上に栄養を必要とします。
しかし、つわりなどの影響で食事が偏ってしまうなど、ビタミンやミネラルが不足しやすいのが悩みの種。
間食として大学芋を食べることで、不足しがちな栄養素を手軽に補給できるでしょう。
糖質とカロリーが高いので食べ過ぎに注意
100gあたりの糖質量は約32gにもなり、これはご飯茶碗1杯分に相当する量。揚げ物なのでカロリーも高く、100gで約180kcalとお菓子の中ではカロリー高めになっています。
妊娠中は、赤ちゃんへの栄養供給のためにいつもより多めの栄養が必要な時期。
大学芋のように、少量でも糖質とカロリーの高い食べ物は、食べ過ぎに注意しましょう。間食の目安量を守り、他の食事とのバランスを考えながら、適度に楽しんでくださいね。
妊娠中の大学芋の適量は?おすすめの食べ方を紹介
妊娠中は、赤ちゃんのことを考えて食べ物の量と質に気をつけたいもの。
大学芋のような甘くて美味しいお菓子も、食べ過ぎは禁物です。
でも、適量を心がければ、リラックスタイムのお供にぴったり。ここでは、妊婦さんに向けた大学芋の適正量と、おすすめの食べ方をご紹介します。
1日の目安量は100g程度
妊娠中のお菓子の目安量は、1日200kcal以下とされています。
大学芋の場合、100gで約180kcalと、この目安量にほぼ収まる計算ですね。
とは言っても、毎日100g食べ続けるのは糖質の取り過ぎにつながるため、おすすめできません。
週に2〜3回程度、他のお菓子とバランスを取りながら食べると良いでしょう。
多めに入っている市販の大学芋は、数日に分けて食べるのがおすすめです。
食べ過ぎを防ぐためにも、手作りでは一度に作る量を調節したり、小分けにして保存するなどの工夫が欠かせません。
自家製の大学芋なら材料を調整できる
市販の大学芋は、砂糖や油の量が多めなのが難点。
でも、自分で作れば材料を調整してよりヘルシーに仕上げることができます。
まずは、さつまいもを蒸して皮をむき、一口大に切ります。
砂糖を控えめにまぶしたら、オーブンで10分ほど焼くだけでヘルシーな大学芋の完成です。
砂糖の量は、通常の半量程度に抑えても十分な甘さを得られるはず。油で揚げる代わりにオーブンで焼くことで、カロリーも大幅にカットできる上、ヘルシーな仕上がりになりますよ。
自家製なら、砂糖の一部をハチミツやメープルシロップに置き換えるのもおすすめ。香ばしさとコクがアップして、より満足度の高い大学芋が完成しますよ。
他の食事や間食とのバランスを考えよう
妊娠中は、1日のトータルの食事バランスが何より大切です。
主食・主菜・副菜がそろった三食を心がけ、そのうえで大学芋などの間食を上手に取り入れてみましょう。
例えば、朝食でヨーグルトや牛乳などでカルシウムをしっかり摂った日は、午後の間食に大学芋を選ぶのも良いですね。
大学芋と一緒に低カロリーな果物やクラッカーなどを添えれば、ボリュームは抑えつつ満足できますよ。
妊娠中に食べたい!大学芋を使った簡単レシピ3選
妊娠中は食べられるものが限られてくるので、お菓子選びにも悩むものです。
でも、大学芋なら栄養価が高くて罪悪感も少なく楽しめますよ。
ここでは、妊婦さんでも安心して食べられる大学芋を使った簡単レシピを3つご紹介します。ヘルシーなのにしっかり満足できる、おいしいアレンジに挑戦してみませんか?
大学芋×ヨーグルトのヘルシーパフェ
妊娠中は、やっぱりカロリーや糖質が気になりますよね。
そんな時におすすめなのが、大学芋とヨーグルトを組み合わせたヘルシーパフェです。
まず、お皿に無糖ヨーグルトをたっぷり盛り付け、一口大にカットした大学芋を適量トッピングします。
仕上げにドライフルーツやナッツをちりばめれば、食べ応え抜群のパフェのできあがりです。
大学芋に含まれる食物繊維とヨーグルトの乳酸菌を組み合わせることで、お通じ改善も期待できます。ドライフルーツを加えると、ビタミンや食物繊維もより摂れますよ。
カロリーを抑えたいなら、ヨーグルトは脂肪分ゼロのものを選びましょう。
大学芋とリンゴのきんとん風
大学芋を軽くつぶし、リンゴと一緒に煮るとよりヘルシーで風味豊かなデザートになります。
リンゴと大学芋を一口大に切り、リンゴは柔らかくなるまで蒸し煮にします。粗熱が取れたらボウルに入れて潰し、大学芋とお好みで砂糖を加え、混ぜ合わせて完成です。
甘酸っぱいリンゴに大学芋のカリッとした食感がアクセントになって、止まらなくなるおいしさです。
さつまいもに含まれるビタミンCは、体内での鉄分の吸収を助ける働きがあります。リンゴに含まれるクエン酸の効果で、さつまいもに含まれる鉄分の吸収率がさらにアップしますよ。
妊娠中は貧血予防が大切なので、さつまいもはぜひ積極的に取り入れたいですね。
大学芋の素朴なタルト
大学芋の素朴な甘さを活かしたタルトは、市販のタルト生地やパイシートを使えばお手軽に作れます。
生地の上に、薄切りにした大学芋を並べてオーブンで焼くだけ。ほどよい甘さがありつつ、さつまいもの大学芋タルトのできあがりです。
生地は、サクサク食感の全粒粉タイプが良く合います。
大学芋タルトのおいしさの秘密は、何といってもオーブン焼きで引き出されるさつまいものホクホク感。素朴でやさしい甘さが引き立ちます。
カットするときは大学芋がくずれてしまいがちですが、それもまた手作りならでは。できたてアツアツはもちろん、冷めてもおいしく楽しめますよ。
大学芋が余ったときのリメイクにもぴったりなので、ぜひ試してみてください。
よくある質問と回答
妊娠中は、おなかの赤ちゃんのことを考えて、口にするものすべてに気を遣いたくなる時期。
ここでは、妊娠中の大学芋に関するよくある質問をQ&A形式でお答えします。自分に合った上手な付き合い方を見つけて、大学芋を賢く楽しんでくださいね。
Q. 妊娠初期に大学芋を食べるのは控えた方がいい?
妊娠初期はつわりなどの体調変化で、食べられるものが限られてしまう時期。そんな中で大学芋を食べても大丈夫かどうか、迷う人も多いでしょう。
結論、大学芋に含まれる栄養素が胎児の発育に悪影響を及ぼすことはありません。
ビタミンやミネラルが豊富なので、適量楽しむのはおすすめです。
妊娠初期はとくに油っこいものが苦手になる人もいるので、自分の体調とよく相談しながら、無理のない範囲でゆっくりと味わいましょう。
1日の間食の目安量である200kcal以内に収まる量を心がけて、食べ過ぎにだけは注意してください。
Q. 妊娠糖尿病でも大学芋を食べてOK?
食べたい気持ちを我慢し過ぎるのもストレスになりますよね。
どうしても大学芋を食べたいときは、ごく少量に抑えるのが大前提。主食など他の食事メニューと一緒に食べるようにしましょう。
主食の糖質と一緒に摂取することで、血糖値の急激な上昇を防ぐ効果が期待できます。
また、食後は軽く体を動かすのも血糖値対策としてお忘れなく。ウォーキングなどのゆったりとした運動を心がけましょう。
Q. 市販の冷凍大学芋を食べるのはどう?
忙しい妊婦さんにとって、冷凍大学芋の存在はとても心強いもの。
電子レンジで簡単に解凍できて、すぐ食べられるので重宝しますよね。
しかし、市販品の場合は糖質や油の量が多めなので、ちょっと注意が必要です。
まずは、パッケージの栄養成分表示をしっかりチェックしてみましょう。100gあたりのカロリーと糖質の量を把握したら、自分に適した量を計算してください。
より安心して食べたいなら手作りもおすすめ。作り置きした大学芋を冷凍保存しておけば、食べたいときにすぐ解凍できます。
砂糖は控えめでもしっかり甘みを感じられますし、体にやさしいおやつタイムが楽しめるはずです。
まとめ
大学芋は、適量を守れば妊娠中でも安心して食べられます。さつまいもに含まれる栄養素は妊娠中の健康維持に役立ちますし、便秘解消にも期待できるでしょう。
ヨーグルトと合わせたり、リンゴを加えてアレンジするなど、いろいろな食べ方を工夫して楽しんでくださいね。
当サイトには、妊娠中や育児中のママに役立つ情報がたくさんあります。ぜひ他の記事も参考にしながら、元気に赤ちゃんを迎える準備を進めていってくださいね。
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