産後の飲み物選びは慎重になりますよね。海外発の人気炭酸飲料・ルートビアは、実は授乳中でも楽しめる可能性があります。
近年、日本でも専門店やスーパーで見かけることが増えてきたこの飲み物について、安全な飲み方のポイントを詳しくご紹介していきます。
ルートビアの基本情報と授乳中の安全性
名前に「ビア」とついているものの、実はノンアルコールの炭酸飲料なんです。飲み方のポイントをしっかり押さえて、安全に楽しみましょう。
日本ではまだ馴染みの薄い飲み物ですが、海外では老若男女に親しまれている伝統的な清涼飲料です。
ルートビアとはどんな飲み物?
独特の風味と香りが特徴的なルートビアは、様々なハーブやスパイスを使用した伝統的な炭酸飲料です。サルサパリラの根やトウリョクジュ、リコリス、シナモン、コリアンダーなどが原材料として使われており、バニラとハーブが織りなす深い味わいが魅力です。
一口飲むと、まるで漢方薬のような複雑な香りと、後からじわっと広がる甘みが特徴的です。
初めて飲む方には少し驚きの味かもしれませんが、リピーターの多い飲み物として知られており、独特の味わいにハマる方も少なくありません。
授乳中の飲用は安全?
ルートビアは基本的に授乳中でも安全に飲むことができます。ただし、製品によってカフェインの含有量が異なるため注意が必要です。代表的なブランドのA&WやLazy afternoonはノンカフェインですが、Barq’sなど一部の製品にはカフェインが含まれています。
飲用前には製品の特徴をしっかり確認することが大切です。特に輸入品の場合は、成分表示が英語で書かれていることも多いため、購入時に店員さんに確認するのもよいでしょう。
また、初めて飲む際は少量から試してみることをおすすめします。
授乳中のルートビア摂取における注意事項
安全に楽しむためには、いくつかの注意点を把握しておくことが大切です。日々の生活に無理なく取り入れられるよう、ポイントを確認していきましょう。産後は特に体調の変化が起きやすい時期なので、細心の注意を払って飲み物を選ぶことが重要です。
カフェイン含有量を確認する
製品を選ぶ際は、必ずパッケージの成分表示をチェックすることが重要です。授乳中は1日のカフェイン摂取量を200mg以内に抑えることが推奨されています。コーヒーやお茶など、他の飲み物からのカフェイン摂取量も考慮に入れましょう。
参考までに、一般的なコーヒー1杯(200ml)には約60-80mgのカフェインが含まれています。緑茶の場合は約20-30mg程度。これらの飲み物と合わせて1日の摂取量を管理していくことが大切です。
糖分の摂りすぎは避ける
ルートビアは糖分を含んでいるため、1日の摂取量には注意が必要です。産後の体調管理や体型維持のためにも、他の甘い飲み物と合わせて適量を心がけましょう。
一般的なルートビア1缶(350ml)には、約30-40gの糖分が含まれています。WHO(世界保健機関)は1日の糖分摂取量を25g以下に抑えることを推奨しているため、飲用頻度や量には気を付ける必要があります。
特に真夏など暑い時期は喉が渇きやすく、つい飲みすぎてしまうことも。氷を多めに入れて薄めて飲んだり、炭酸水で割って飲んだりするのもおすすめの方法です。
体調や服薬状況を確認する
含まれているハーブ類は、服用中のお薬と相互作用を起こす可能性があります。薬を飲んでいる場合はかかりつけの医師や薬剤師に相談するようにしましょう。
体調の変化にも敏感になり、必要に応じて摂取量を調整していきましょう。
特にリコリスは血圧に影響を与える可能性があるため、高血圧の方や妊娠高血圧症候群の経験がある方は注意が必要です。また、ハーブ類によってはアレルギー反応を引き起こす可能性もあるため、初めて飲む際は少量から試すことをおすすめします。
授乳中の飲み物選びのポイント
毎日の水分補給は、赤ちゃんの健康にも影響する大切な要素です。賢く飲み物を選んで、心地よい授乳生活を送りましょう。特に暑い季節は、より一層の注意が必要になってきます。
ノンカフェイン・デカフェのものを選ぶ
授乳中は、できるだけカフェインの少ない飲み物を選ぶことをおすすめします。水や麦茶はもちろん、最近では美味しいノンカフェインティーやデカフェコーヒーも増えています。好みの味を見つけて、日々の水分補給を楽しみましょう。
ノンカフェインドリンクの種類も年々増えており、ハーブティーやルイボスティー、玄米茶なども魅力的な選択肢です。中でもルイボスティーには鉄分やミネラルが豊富に含まれているため、産後の身体づくりにも役立ちます。
甘さ控えめなものを選ぶ
産後は体型が気になる時期。カロリーや糖分が控えめな飲み物を中心に選ぶと安心です。ルートビアは特別な日のお楽しみとして、普段の水分補給は甘さ控えめな飲み物で補うようにしましょう。
最近では、糖類ゼロや低カロリーの清涼飲料も多く販売されていますが、人工甘味料を含むものも少なくありません。授乳中は使用されている甘味料の種類にも注意を払う必要があります。
乳児の味覚は母乳を通じて形成されていくと言われています。甘い飲み物の取りすぎは、赤ちゃんの将来の食習慣にも影響を与える可能性があるため、バランスの取れた飲み物選びを心がけましょう。
ビタミンやミネラルに着目して選ぶ
授乳中は栄養バランスも重要なポイントです。飲み物選びの時は含まれているビタミンやミネラルにも注目してみましょう。商品のパッケージや成分表示をしっかりチェックすることで、より賢い選択ができますよ。
野菜ジュースやスムージーなども、栄養補給の観点から選択肢として考えられます。ただし、市販のものには予想以上の糖分が含まれていることも少なくありません。無糖のものを選んだり、自家製で作ったりするのがおすすめです。
鉄分やカルシウムが豊富な飲み物を選ぶことも、産後の体調管理に役立ちます。豆乳や各種ミネラルウォーターなど、日常的に取り入れやすい飲み物から始めてみましょう。
まとめ
ルートビアは正しい知識を持って適量を楽しめば、授乳中でも安全に飲むことができます。カフェインの有無や糖分量をしっかりチェックし、体調に合わせて上手に取り入れていきましょう。
産後は特に飲み物選びが重要になる時期です。水分補給はもちろん、栄養バランスにも配慮しながら、無理のない範囲で楽しみを見つけていきたいものです。
授乳中の飲み物選びは、赤ちゃんとママの健康に直結する大切なもの。ルートビアを含めてしっかりと選ぶようにしましょう。
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