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【高級食材】鮑(あわび)は妊娠中に食べてOK?押さえておきたいポイントは?

妊娠中の食べ物

この記事は栄養士によって監修されています

この記事を監修された先生

中村あゆみ先生

中村 あゆみ 先生

東京農業大学応用生物科学部卒業。食品企業での勤務経験を経て、都内保育園で栄養士として従事。妊娠中のお母さんへの栄養相談や食育活動に携わる。現在は茨城県内のこども園で子供たちの食育指導や献立作成を担当。茨城県栄養士会所属。

中村先生の詳細プロフィール

高級食材として知られる鮑は、独特の食感と豊かな味わいで多くの人に愛されています。妊娠中の食事について気をつけるようになると、「鮑は食べても大丈夫なの?」と疑問に思う女性も少なくありません。

実は、妊娠中でも鮑は正しい方法で食べれば問題ないのです。この記事では、妊娠中に鮑を安全に楽しむための具体的なポイントをお伝えします。生食のリスクから加熱調理の重要性、さらには鮑に含まれる豊富な栄養成分まで、知っておくべき情報をわかりやすく解説していきます。

妊娠中に鮑(あわび)を食べても大丈夫?

高級食材である鮑について、多くの妊婦さんが「本当に食べても大丈夫なの?」と不安を感じていることでしょう。結論から言えば、適切な調理方法を守れば妊娠中でも鮫を安全に楽しむことができます。

生食は控えよう

妊娠中の体は普段よりも免疫力が低下している状態にです。この時期に生の鮑や刺身などの生魚介類を摂取すると、リステリア菌、トキソプラズマ、腸炎ビブリオ、ノロウイルス、病原性大腸菌などの感染リスクが高まってしまうのです。

妊娠中は使える薬が限られることも忘れてはいけません。感染症にかかってしまった場合、治療の選択肢が制限される可能性があります。

特に生貝類は、ノロウイルス汚染のリスクが一般的な魚介類よりも高いとされています。鮑も貝類の一種ですから、妊娠中の生食は避けるのが賢明な判断と言えるでしょう。

加熱した鮑なら安心!

一方で、十分に加熱調理された鮑であれば、妊娠中でも安心して食べることができます。熱を加えることで、食中毒の原因となる細菌や寄生虫を死滅させることができるからです。

焼き鮑、蒸し鮑、煮込み料理など、火をしっかりと通した調理法を選べば、食中毒のリスクを大幅に軽減できます。鮑の旨味は加熱することでより一層引き立ちますし、柔らかな食感も楽しめるようになります。

加熱調理では、中心部まで確実に火が通るよう注意しましょう。表面だけでなく内部温度が十分に上がることで、安全性が保たれます。

鮑には安産祈願の言い伝えも

日本では古くから、妊娠5ヶ月頃の戌の日に鮑を食べると良いという言い伝えがあります。戌の日は安産祈願の日として知られており、鮑は縁起の良い食べ物として特別な意味を持っているのです。

この習慣は科学的根拠に基づくものではありませんが、古来より受け継がれてきた文化的な意味合いがあります。特別な日に食べる縁起物として、多くの家庭で親しまれているのも事実です。

ただし、鮑の肝(内臓)にはビタミンAが豊富に含まれているため、過剰摂取は避ける必要があります。ビタミンAの摂りすぎは胎児の発育に影響を与える可能性があるため、適量を心がけることが重要です。

鮑で注目したい栄養成分

鮑は美味しいだけでなく、妊娠中の女性にとって有益な栄養成分を豊富に含んでいます。これらの成分を知ることで、鮑を食べることの意味や価値をより深く理解できるでしょう。

タウリン

鮑に豊富に含まれるタウリンは、アミノ酸の一種として知られています。この成分は網膜の保護や疲労回復に役立つだけでなく、妊娠中の体にとって様々な恩恵をもたらしてくれます。

タウリンの働きは実に多岐にわたります。胆汁の生成を助けることで消化機能をサポートし、細胞膜の安定化により体の基本的な機能を維持します。さらに神経伝達を円滑にし、免疫機能の維持にも貢献するのです。

妊娠中は体への負担が大きくなりがちですが、タウリンの疲労回復効果は心強い味方となってくれるでしょう。自然な形で摂取できる栄養成分として、鮑の価値を高めている要素の一つです。

セレン

鮑に含まれるセレンは微量ミネラルでありながら、体にとって重要な役割を果たしています。強力な抗酸化作用を持つこの成分は、細胞の老化防止や免疫力の維持に大きく貢献しています。

セレンは体内酵素の働きを助ける重要な成分でもあります。体の代謝機能を正常に保つために欠かせない存在なのです。

妊娠中は体の変化が激しく、酸化ストレスも増加しやすい時期です。セレンの抗酸化作用は、そうした体の負担を軽減し、健康な状態を維持するのに役立ちます。

アルギニン

アルギニンも鮑に多く含まれているアミノ酸の一種です。成長ホルモンの分泌促進や免疫力向上、血流改善、疲労回復など、妊娠中の女性にとって嬉しい効果が期待できる成分として注目されています。

血流改善の効果は特に重要で、胎児への栄養供給や母体の健康維持にとって大きな意味を持ちます。良好な血流は、妊娠中のさまざまなトラブル予防にもつながります。

ビタミンB群

鮑にはビタミンB1、B2、B6、B12、パントテン酸などのビタミンB群が豊富に含まれています。これらは妊娠中の女性にとって特に重要な栄養素として知られています。

ビタミンB群の主な働きは、エネルギー代謝のサポートです。食べ物から得た栄養を効率よくエネルギーに変換し、疲労回復を促進します。また、皮膚や粘膜の健康維持、ストレス耐性の向上にも貢献します。

妊娠中はホルモンバランスの変化や体の負担により、ストレスを感じやすくなります。ビタミンB群のストレス耐性向上効果は、そうした時期を乗り切る助けとなってくれるでしょう。

コラーゲン

鮑に多く含まれるコラーゲンは繊維状のたんぱく質で、皮膚や骨、血管の健康維持に不可欠な成分です。妊娠中は体の変化が激しく、コラーゲンの需要も高まります。

コラーゲンは加齢とともに体内での生成量が減少していきます。そのため、食品からの摂取がより重要となってくるのです。鮑から摂取できるコラーゲンは、妊娠中の肌の健康維持や関節のサポートにも役立ちます。

栄養成分 主な効果 妊娠中の意義
タウリン 疲労回復・免疫機能維持 体力低下のサポート
セレン 抗酸化作用・細胞保護 酸化ストレスの軽減
アルギニン 血流改善・免疫力向上 胎児への栄養供給サポート
ビタミンB群 エネルギー代謝・ストレス耐性 妊娠中の体力維持
コラーゲン 皮膚・骨・血管の健康 体の変化への対応

 

【妊娠中×鮑】注意したいポイント

鮑の栄養価の高さや美味しさを理解した上で、妊娠中に安全に楽しむためには、いくつかの重要なポイントを押さえておくことが大切です。

必ず加熱調理したものを選ぶ

鮑は刺身や寿司といった生食で提供されることも多い食材ですが、妊娠中は必ず加熱調理されたものを選びましょう。

加熱調理により、食中毒菌や寄生虫のリスクを大幅に抑えることができます。特に鮑の肝部分も十分に加熱することが重要です。生の状態では危険な細菌が潜んでいる可能性があるためです。

塩分やバターなどの味付けが濃い場合は、妊娠高血圧症候群のリスクを考慮して量を調整することも大切です。

蒸し料理なら素材の旨味を活かしつつ、余分な調味料を控えめにできるでしょう。

食べ過ぎに注意する

鮑は高級食材であり栄養価も非常に高い食品ですが、食べ過ぎは栄養バランスを崩す原因になってしまいます。妊娠中は野菜や他のたんぱく源と組み合わせて、バランスの良い食事を心がけることが何より大切です。

鮑の肝は独特の苦味を持つ場合があります。苦手な場合は無理をせず、身の部分だけを食べても十分に栄養を摂取できます。肝ソースなどを使用する際も、しっかりと加熱してから使用することで安心して楽しめます。

適量を守ることで、鮑の持つ豊富な栄養成分を効果的に活用できます。週に1〜2回程度、他の食材と組み合わせながら食べるのが理想的でしょう。

アレルギーがある方は医師に相談する

アレルギー体質の女性や、過去に貝類で体調を崩した経験がある場合は、無理に食べずに必ず医師に相談することが重要です。妊娠中のアレルギー反応は、母体だけでなく胎児にも影響を与える可能性があります。

貝類アレルギーの症状は人によって様々で、軽微な症状から重篤な反応まで幅があります。妊娠中は体の反応も変化しやすいため、以前は大丈夫だった食品でも注意が必要な場合があります。

まとめ

妊娠中の鮑摂取について、重要なポイントをしっかりと理解していただけたでしょうか。適切な調理方法を守れば、妊娠中でも安全に鮑を楽しむことができることがお分かりいただけたと思います。

生食は避けて加熱調理を選ぶこと、食べ過ぎに注意してバランスの良い食事を心がけること、アレルギーがある場合は医師に相談することなど、基本的な注意点を守ることで、鮑の豊富な栄養成分を安全に摂取できます。

高級食材である鮑を、特別な日の食事として適量楽しむことで、妊娠期間をより豊かに過ごすことができそうです。妊娠サポートナビ.comには妊娠中の食事に関する記事もたくさんあります。ぜひ他の記事も読んでみてくださいね。

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