お正月やお祝い事で目にする紅白かまぼこ。授乳中だと「食べても大丈夫かな?」って心配になりますよね。実は、基本的には問題ないんですが、塩分量だけはちょっと気をつけたいところです。工夫次第で美味しく安心して食べられる方法があります。
今回は授乳中のかまぼこの食べ方について、知っておきたい情報をギュッとまとめてお伝えしますね。
授乳中に紅白かまぼこは食べても大丈夫?
授乳期のママにとって、食べ物の選択はとっても大切。紅白かまぼこは基本的に授乳中でも安心して食べられる食材ですが、いくつか知っておきたいポイントがあります。母乳への影響や体調管理の観点から、上手な付き合い方を見ていきましょう。
母乳や赤ちゃんへの影響はほとんどなし
授乳中のママが紅白かまぼこを食べても、母乳に悪影響はほとんどありません。厚生労働省も「授乳中に特定の食品制限は不要」としているんです。かまぼこの主原料は白身魚のすり身で、良質なたんぱく質が豊富。これは母乳づくりにとっても大切な栄養素なんですよ。
ただし、気をつけたいのは塩分量。かまぼこ100gあたりの塩分は約2.5g前後と、意外と多めなんです。大量の塩分を摂ると母乳の味が変わってしまうことがあり、赤ちゃんが飲みを嫌がるケースも。でも、お正月に数切れ食べる程度なら全く問題ありませんよ。
ママの体調管理の面で注意したいこと
かまぼこは高たんぱくで産後の回復に役立つ食材です。100gあたり約12gのたんぱく質が含まれていて、これは卵2個分に相当する量。産後の体の回復や、母乳をつくるためのエネルギー源として優秀な食材といえます。
一方で、塩分が多めという特徴があります。摂りすぎると、むくみや疲労感につながることも。特に夜間授乳で起きた時に、喉の渇きがひどくなるという経験をするママも多いんです。
産後は体がまだ本調子じゃない時期。塩分の摂りすぎは血圧にも影響するので、1日数切れ程度を目安にするのが安心です。お正月料理は他にも塩分の多いものが並びがちなので、全体のバランスを見ながら楽しむのがコツですよ。
授乳中ママにうれしい栄養ポイント
実はかまぼこって、授乳中ママにぴったりの栄養バランスを持っています。まず注目したいのが、低脂質・低カロリーという点。100gあたり約95kcalと、産後ダイエット中でも罪悪感なく食べられます。
良質なたんぱく質は、母体の回復だけでなく母乳づくりにも欠かせません。さらに、かまぼこには以下のような栄養素も含まれています。
栄養素 | 含有量(100gあたり) | 授乳中のメリット |
---|---|---|
たんぱく質 | 約12g | 母乳の質向上、体力回復 |
カルシウム | 約25mg | 母乳を通じて赤ちゃんの骨づくりをサポート |
鉄分 | 約0.3mg | 産後の貧血予防 |
ビタミンB12 | 約0.5μg | 赤血球づくりをサポート |
授乳中にかまぼこを食べる際の注意点
授乳中のママがかまぼこを美味しく安全に楽しむために、知っておきたい注意点があります。食べ方や組み合わせ、選び方のコツを押さえれば、もっと安心して楽しめますよ。
油分や糖分の多いアレンジは控えめに
かまぼこのアレンジレシピって魅力的ですよね。でも、クリームチーズやマヨネーズなど脂肪分の多い食材を使ったアレンジは、ちょっと注意が必要です。
脂肪分を摂りすぎると、母乳がドロドロになりやすく、乳腺炎のリスクが高まることも。適量なら問題ありませんが、例えばかまぼこのクリームチーズ巻きを作るなら、1回に2〜3個程度にとどめておくのが安心です。
油分・糖分の摂りすぎは、赤ちゃんの湿疹の原因になることもあります。シンプルな食べ方が一番安心ですが、アレンジを楽しみたい時は量を調整しながら楽しんでくださいね。
体を冷やす食材との組み合わせはほどほどに
かまぼこをサラダに入れたり、冷やし中華のトッピングにしたり。夏場は特に、きゅうりやトマトなど体を冷やす野菜と合わせることもよいでしょう。
でも授乳中は、体の冷えは大敵。母乳の出が悪くなったり、赤ちゃんのお腹が冷えて下痢をしやすくなることもあるんです。
体を冷やす食材と組み合わせる時は、必ず温かい汁物や温野菜も一緒に摂るようにしましょう。例えば、かまぼこ入りのサラダを食べる時は、温かいお味噌汁をセットにする。こんな工夫で、体の冷えを防ぎながら美味しく楽しめますよ。
添加物やアレルギー表示もチェック
市販のかまぼこには、保存料や着色料が使われている場合があります。特に鮮やかな色のかまぼこは、着色料の使用量が多いことも。
授乳中は赤ちゃんへの影響を考えて、できるだけ添加物の少ないものを選びたいですよね。原材料表示をチェックして、「無添加」や「保存料不使用」と書かれているものを選ぶのがおすすめです。
また、かまぼこの原材料には卵白が使われていることが多いので、卵アレルギーがある場合は要注意。赤ちゃんに湿疹が出やすい体質の場合は、ママの食事からのアレルゲンが母乳を通じて影響することもあるので、慎重に選んでくださいね。
授乳中におすすめの紅白かまぼこの食べ方
かまぼこを授乳中でも安心して楽しめる、栄養バランスも考えた食べ方をご紹介します。手軽にできて、家族みんなで楽しめるレシピばかりですよ。
具だくさんの味噌汁にプラス
かまぼこを薄切りにして味噌汁やスープに加えると、たんぱく質と塩分をバランスよく摂取できます。味噌汁の塩分とかまぼこの塩分を合わせても、1杯で1g程度に抑えられるんです。
野菜たっぷりの具だくさん味噌汁にすれば、栄養バランスもバッチリ。大根、にんじん、ごぼうなどの根菜類と合わせると、体も温まって母乳の出も良くなります。豆腐を加えれば、植物性と動物性のたんぱく質が同時に摂れて理想的。
朝食の定番にすれば、忙しい授乳期でも手軽に栄養補給できます。かまぼこの旨味が出汁の役割も果たしてくれるので、味も深まりますよ。
サンドイッチやおつまみアレンジ
かまぼこに切り込みを入れて、青じそやツナをはさむと手軽な一品になります。授乳中の間食やおつまみにぴったり。
クリームチーズを使う場合は、低脂肪タイプを選んで量を控えめに。きゅうりの薄切りや、梅肉を少量加えるのもおすすめです。油分や塩分の多い具材は控えめにするのがポイント。
片手で食べられるので、赤ちゃんを抱っこしながらでも食べやすいのが嬉しいですよね。お弁当のおかずとしても重宝します。見た目も華やかで食欲もアップしますよ。
彩り豊かな卵焼きや炒め物に活用
かまぼこを刻んで卵焼きに加えると、彩りも良く、たんぱく質もしっかり摂れる一品に。ふんわり卵焼きに、かまぼこのプリッとした食感がアクセントになります。
野菜炒めに加える時は、最後に加えてさっと炒める程度でOK。キャベツ、もやし、にんじんなどの野菜と一緒に炒めれば、ビタミンや食物繊維も同時に摂れます。
朝食やお弁当、夕食の一品としても活躍。授乳期は何かと忙しいので、作り置きできるおかずとして重宝しますよ。冷凍保存もできるので、まとめて作っておくと便利です。
まとめ
授乳中の紅白かまぼこ、基本的には安心して食べられることがわかりましたね。良質なたんぱく質が豊富で低カロリーという、授乳ママにとって嬉しい食材です。
気をつけたいのは塩分量。1日数切れ程度を目安に、他の食事とのバランスを考えながら楽しむのがコツです。アレンジする時は、油分や糖分を控えめにして、体を冷やさない工夫も忘れずに。
かまぼこの選び方では、添加物の少ないものを選ぶことも大切。原材料表示をチェックして、赤ちゃんとママの体に優しいものを選んでくださいね。
味噌汁に入れたり、卵焼きに混ぜたり、工夫次第で栄養バランスの良い食事になります。忙しい授乳期だからこそ、手軽に使えるかまぼこを上手に活用して、美味しく楽しく食事を楽しんでください。
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