妊娠がわかってから、大好きだった外食がちょっぴり不安になっていませんか。とくに「たらこスパゲッティ発祥の店」として知られる壁の穴は、和風パスタが絶品だからこそ「妊娠中でも行っていいのかな…」と迷ってしまいますよね。
実は、メニューの選び方と食べ方を少し工夫するだけで、妊娠中でも壁の穴のパスタを楽しむことができます。せっかくのマタニティライフ、我慢ばかりではストレスが溜まってしまうもの。安心して外食を楽しむためのポイントを、一緒に確認していきましょう。
壁の穴ってどんなお店?妊娠中でも行ける老舗パスタ店の魅力
壁の穴は昭和28年(1953年)に東京都中央区田村町で6坪ほどのスパゲティ専門店「Hole in the Wall」として開店したのが始まりです。
その後に渋谷区宇田川町に「壁の穴」を開店。ここが「和風スパゲティ発祥の店」として知られるようになりました。長い歴史の中で培われた味とホスピタリティは、妊娠中の体調変化にも寄り添ってくれるはず。まずはお店の魅力から見ていきましょう。
たらこスパゲッティ発祥のお店として70年以上の歴史
壁の穴が誕生したのは、まだイタリア料理が日本でなじみの薄かった時代のことでした。創業者は「日本人の味覚に合うスパゲッティを作りたい」という想いから、昆布粉を加えるなど独自の研究を重ねてきました。
ある日、お客さまから「キャビアの代わりにたらこをのせてほしい」というリクエストがあり、そこから誕生したのが今や国民食ともいえるたらこスパゲッティです。お客さまとの対話から生まれたメニューが、やがて全国に広まっていったというエピソードは、壁の穴がいかに「お客さまの声」を大切にしてきたかを物語っています。
ゆったり座れる店内環境と充実のキッズメニュー
妊娠中の外食で気になるのが、お店の雰囲気や座席環境。壁の穴の店舗はテーブル席が多く、ゆったりと座って食事を楽しめる空間が整っています。
玉川高島屋S・C店ではお子さまチェアの用意があり、ベビーカーでの入店も可能。妊娠中から産後まで長く通えるお店として、子育て世代からも支持されています。キッズセットにはパスタ、ハンバーグ、ポテト、サラダ、りんごジュース、ゼリーに加えて選べるおもちゃまで付いているので、上のお子さんがいるご家庭でも安心して訪れることができます。
パスタ以外のメニューも豊富で選択肢が広がる
壁の穴といえばパスタのイメージが強いかもしれませんが、実はサイドメニューやドリンク、デザートも充実しています。店内窯で焼き上げるピッツァは香ばしくてもちもち。ベーコンを豪快に焼き上げたサラダや、殻付きあさりからの旨みが染み出すボンゴレなど、パスタ以外の選択肢も豊富に用意されています。
自家製デザートやこだわりのコーヒーもあり、ランチからティータイムまでゆったり過ごせるのも魅力のひとつ。
妊娠中に壁の穴で注意したい食材とリスク
老舗の安心感があるとはいえ、妊娠中は食べ物への配慮が欠かせません。とくにたらこや明太子など生の魚卵を使ったメニューには、知っておきたいリスクがあります。正しい知識を身につけて、安心して外食を楽しみましょう。
生たらこ・明太子に潜むリステリア菌のリスク
壁の穴の看板メニューである元祖たらこスパゲッティ。プチプチとした食感と海苔の香りがたまらない一品ですが、妊娠中は生のたらこや明太子には注意が必要です。
生の明太子やたらこからはリステリア菌が検出されることがあり、妊婦さんは一般の方より約10~20倍感染しやすいといわれています。リステリア菌は冷蔵庫の中でもゆっくり増殖する性質があり、塩漬けにしても死滅しないため、冷蔵保存しているからといって安心はできません。
妊娠中にリステリア菌に感染すると、発熱や悪寒といったインフルエンザのような症状が出ることがあります。さらに深刻なのは、胎盤を通じてお腹の赤ちゃんに感染するリスクがあること。厚生労働省も妊婦さんへの注意喚起を行っており、流産や早産、新生児への影響が報告されています。
※詳しくは厚生労働省「リステリアによる食中毒」をご覧ください。
塩分の摂りすぎによるむくみと高血圧のリスク
たらこや明太子は塩分が多く含まれている食品でもあります。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、成人女性の1日の食塩摂取目標量は6.5g未満とされています。
小さめのたらこ1本(約35g)には約2gの塩分が含まれているため、たらこパスタを1人前食べるとそれだけで1日の塩分量のかなりの割合を占めてしまうことに。妊娠中に塩分を摂りすぎると、むくみや体重増加につながりやすくなります。さらに、妊娠高血圧症候群のリスクが高まる可能性も指摘されています。
壁の穴のたらこスパゲッティにはバターも使われているため、カロリーと塩分のバランスを意識しながらメニューを選ぶことが大切です。
お店のたらこパスタは加熱されている?確認したいポイント
リステリア菌は中心部75℃以上で1分間加熱すれば死滅するといわれています。つまり、しっかり火が通っていれば安心して食べることができるのです。
ただし、たらこパスタの調理法はお店によって異なります。茹でたてのパスタに生のたらこを和えるだけの作り方では、たらこの中心部まで火が通っていない可能性があります。一方、たらこ自体をフライパンで炒めてからパスタと絡める調理法なら、加熱によるリステリア菌対策が期待できます。
壁の穴で注文する際は、「たらこは加熱されていますか?」とスタッフに確認してみてください。お店によっては焼きたらこのメニューがあったり、調理法について教えてもらえたりすることもあります。
壁の穴で妊娠中におすすめしたいメニューと食べ方
リスクを知ったうえで、それでも壁の穴を楽しみたい気持ちはよくわかります。ここからは、妊娠中でも比較的安心して選べるメニューや、上手な食べ方のコツをご紹介します。
加熱調理されたパスタメニューを選ぼう
妊娠中の外食では「しっかり火が通っているかどうか」がメニュー選びの重要なポイントになります。壁の穴には、たらこ以外にも魅力的なパスタメニューがたくさん揃っています。
| メニュー例 | 特徴 | 妊娠中のおすすめ度 |
|---|---|---|
| 伝説のミートソース | しっかり加熱されたひき肉とトマトの旨み | ◎ |
| ボンゴレ(あさりのパスタ) | 殻付きあさりから染み出す旨みが絶品 | ◎ |
| 和風きのこのパスタ | 野菜も摂れてヘルシー | ◎ |
| 東京名物 若者のアイドル | ベーコン・ウインナー・きのこを鉄板で炒めた人気メニュー | ◎ |
| たらこスパゲッティ(生たらこ使用の場合) | 加熱状況を要確認 | △ |
トマトソースのパスタはビタミンCやリコピンが豊富で抗酸化作用も期待できるため、妊娠中のメニューとしてもおすすめです。具材がたっぷり入ったメニューを選ぶと、栄養バランスも整いやすくなります。
サラダやスープを組み合わせて栄養バランスを整える
パスタだけでは炭水化物に偏りがちになるため、サラダやスープを一緒に注文するのがおすすめです。壁の穴ではエーゲ海サラダなど、野菜たっぷりのサイドメニューも用意されています。
妊娠中に不足しがちな鉄分やカルシウム、葉酸を補うためにも、緑黄色野菜を意識的に摂ることが大切。ほうれん草やブロッコリーが入ったメニューがあれば積極的に選んでみてください。
また、サラダを先に食べることで血糖値の急上昇を抑え、食べ過ぎ防止にもつながります。ドレッシングは塩分が多いものもあるため、別添えにしてもらうか、オリーブオイルベースのものを選ぶとよいでしょう。
食べる量と時間帯を工夫してストレスフリーに
妊娠中は体重管理も気になるところ。パスタは1人前でもそれなりのカロリーがあるため、食べる量の調整が大切です。
壁の穴ではランチタイムが11:00~17:00までと長めに設定されている店舗もあり、混雑を避けた時間帯にゆっくり食事ができるのもうれしいポイント。お昼の早い時間帯や14時以降など、比較的空いている時間を狙うと、待ち時間や周囲を気にせずマイペースに過ごせます。
ランチセットにはサラダやドリンク、ドルチェが付くお得なセットもあるため、単品で頼むよりもバランスよく楽しめることがあります。
まとめ
妊娠中に壁の穴でパスタを楽しむには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。たらこや明太子など生の魚卵にはリステリア菌のリスクがあるため、加熱調理されたメニューを選ぶか、スタッフに調理法を確認することをおすすめします。
塩分の摂りすぎにも注意が必要ですが、たらこパスタを食べた日は他の食事で調整するなど、1日トータルで考えれば過度に心配する必要はありません。トマトソースのパスタやきのこのパスタなど、しっかり火が通ったメニューなら安心して楽しむことができます。
サラダを組み合わせて栄養バランスを整えたり、空いている時間帯を選んでゆったり過ごしたり。ちょっとした工夫で、マタニティ期間中も壁の穴の美味しいパスタを満喫できます。ストレスを溜めないことも、元気な赤ちゃんを育むために大切なこと。上手に外食を取り入れながら、素敵なマタニティライフを過ごしてくださいね。
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