妊娠中や授乳中はお腹の赤ちゃんのためにも、食事には気を遣いますよね。
大好きなスイーツを我慢するママも多いのではないでしょうか。
人気の和菓子、どら焼きについて、母乳への影響や、気になるカロリーや栄養素、食べる際の注意点などを詳しく解説していきます。
ママも赤ちゃんも健康的に過ごせるよう、ぜひ参考にしてみてくださいね。
授乳中にどら焼きを食べても良い?母乳への影響は?
授乳中のママにとって、食事の内容は赤ちゃんの健康にも直結する重要な問題です。
そんな中、和菓子の定番であるどら焼きを食べることに悩んでいるママも多いのではないでしょうか。
今回は、授乳中のどら焼き摂取について、母乳への影響を交えながら詳しく解説していきます。
授乳中のママもどら焼きを食べてOK
まずは結論から。授乳中のママがどら焼きを食べることは全く問題ありません!
もちろん、食べ過ぎには注意が必要ですが、適量を守れば安心して召し上がることができます。
どら焼きに含まれる小豆には、ビタミンB群や鉄分などの栄養素が豊富に含まれています。
これらの栄養素は、授乳中のママの体力維持にも役立ちます。
カロリーや糖分が気になるママは、自宅で小豆を煮て作るのもおすすめです。
ほんのり甘い自家製どら焼きなら、安心して食べられます。
【基本情報】どら焼きのカロリーと栄養素
一般的などら焼き1個あたりのカロリーは、約200kcalほど。
主な栄養素は、炭水化物と脂質で、ビタミンやミネラルはあまり含まれていません。
しかし、どら焼きの材料である小豆には、注目すべき栄養素がたくさん詰まっているのです。
まず、小豆には鉄分が豊富に含まれています。
鉄分は、赤血球を作るのに必要な栄養素で、授乳中のママに不可欠です。
また、ビタミンB群も豊富で、特にビタミンB1は小豆の代表的な栄養素と言えるでしょう。
ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変換してくれる働きがあります。
授乳中のママは、エネルギー消費量が高まるので、ビタミンB1の重要性が高くなるのです。
どら焼きを食べると母乳に影響する?
授乳中のママが気になるのが、食べ物が母乳に与える影響ですよね。
結論から言えば、どら焼きを食べる程度では、母乳の味に大きな変化は現れないでしょう。
母乳は、ママの血液中の成分から作られます。
どら焼きに含まれる糖分は、ママの血糖値を上昇させるので、食べ過ぎるとママの体調に影響する可能性があります。
でも、母乳の味が変わるほどの影響は出ないと考えられています。
授乳中のママは、必要以上の糖分摂取は控えめにすることが大切。
赤ちゃんの健やかな発育のためにも、バランスの取れた食事を心がけましょう。
どら焼きを授乳中に食べる際のポイント
授乳中は、赤ちゃんに栄養を届けるためにママが果たす役割がとても大きくなります。
そんな授乳中のママが、どら焼きを食べる際には、いくつかの点に気をつける必要があります。
ここでは、どら焼きを授乳中に食べる際のポイントを3つご紹介します。
上手に活用して、健やかな授乳生活を送りましょう。
適量を守ってバランス良く
授乳中のママは、通常より多めのエネルギーを必要とします。
一般的に、1日あたり450kcalほどを追加で摂取することが推奨されているのです。
とは言え、間食で摂るカロリーにも目安があります。
どら焼きなどのおやつは、1日当たり200kcal程度に抑えるのが賢明でしょう。
どら焼きは1個約200kcalなので、1日1個までと覚えておくと良いかもしれません。
また、間食だけでなく食事全体のバランスも大切です。
主食・主菜・副菜を組み合わせた和食は、うまく全ての栄養素を摂取できる優れた食事。
そこに、適量のどら焼きを加えることで、メリハリのある食生活を実現できるでしょう。
アレルギー物質に注意する
どら焼きは小麦粉と小豆を使った和菓子ですが、材料によってはアレルギー反応を引き起こす可能性があります。
特に、ママ自身にアレルギー体質がある場合は要注意です。
アレルギーの有無は、事前に医師に相談しておくと安心ですね。
市販のどら焼きを選ぶ際は、必ず原材料表示をチェックすることをおすすめします。
また、卵や乳製品を使ったどら焼きもあるので、表示は入念に確認しましょう。
赤ちゃんの場合は、ママが食べた食材の影響を受けやすいと言われています。
もし赤ちゃんに湿疹やじんましんなどのアレルギー症状が現れたら、すぐに医療機関を受診することが大切です。
授乳前後のタイミングで食べる
授乳中のママにとって、食事のタイミングも重要なポイントになります。
特に、おやつを食べるベストなタイミングは、授乳の直後だと言われているのです。
母乳は、授乳後に作られ始めます。
この時におやつを食べることで、次の授乳までにしっかりと栄養を母乳に届けることができるのです。
どら焼きのようなお菓子は、食べてから消化されるまでに少し時間がかかります。
授乳の直後なら、母乳作りのために必要な栄養素がゆっくりと吸収されていくでしょう。
適量を心得て、リラックスしながら食べるのがポイントですよ。
授乳中の食生活で気をつけたいこと
授乳中のママにとって、バランスの取れた食事は母乳の質と量を保つために欠かせません。
健やかな母乳育児を続けるためにも、日々の食生活には十分な注意を払いましょう。
ここでは、授乳中のママが特に気をつけたいポイントをいくつかご紹介します。
五大栄養素をバランスよく摂取する
授乳中のママの食事では、炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルといった五大栄養素のバランスが非常に重要です。
これらの栄養素は、母乳の質や量に直接影響を与えるだけでなく、ママ自身の健康維持にも不可欠な役割を担っています。
例えば、炭水化物は授乳期のエネルギー源として、たんぱく質は母乳の原料となるアミノ酸の供給源として、脂質は脳の発達に必要な脂肪酸の供給源として、それぞれ重要な働きがあります。
また、ビタミンやミネラルは、ママと赤ちゃんの免疫力を高めたり、体の調子を整えたりする上で欠かせない栄養素です。
主食には炭水化物を多く含む米飯や麺類、主菜にはたんぱく質を多く含む肉や魚、副菜にはビタミンやミネラルを豊富に含む野菜や海藻類を取り入れましょう。
さらに、牛乳や乳製品、果物なども適量摂取することで、偏りのない栄養バランスを実現できます。
授乳中は食事から十分な栄養を摂ることが大切ですが、間食の選び方にも気をつけたいですね。
お菓子やスナック菓子に偏るのではなく、栄養価の高いナッツ類やドライフルーツ、ヨーグルトなどを上手に取り入れていきましょう。
水分補給をこまめに行う
授乳中のママは、母乳を作るために体内の水分が通常よりも多く必要とされます。
授乳によって失われる水分を補うためにも、こまめな水分補給が欠かせません。
目安としては、喉が渇く前に少しずつ飲むことを心がけましょう。
飲み物は、カフェインの含まれないお水や麦茶などがおすすめです。
常温の飲料を選ぶことで、体を冷やすリスクも軽減できます。
特に授乳後は、赤ちゃんに母乳を与えた分の水分が体内から失われているため、意識的に水分を補給する必要があります。
授乳後の喉の渇きを感じる前に、コップ1杯程度の飲み物を飲むようにしましょう。
運動後や入浴後、気温の高い日などは、通常よりも多めに水分を摂るようにしましょう。
アルコールの摂取は避ける
授乳中のママにとって、アルコールの摂取は避けたいものです。
飲酒をすると、アルコールが母乳を通して赤ちゃんに移行し、体に悪影響を及ぼすリスクがあるためです。
また、飲酒によってママの母乳の出が悪くなったり、赤ちゃんの飲みつきが悪くなったりすることも報告されています。
さらに、飲酒後のママは眠りが深くなるため、赤ちゃんの泣き声に気づきにくくなる可能性も高まります。
授乳中は、ママの健康とともに、赤ちゃんの健やかな成長を第一に考えた生活習慣を心がけましょう。
カフェインの過剰摂取はNG
授乳中のママは、カフェインの過剰摂取にも注意が必要です。
カフェインはママ自身の睡眠リズムにも影響を及ぼしかねません。
カフェインには覚醒作用があるため、寝る前の摂取は避けたいですね。
十分な睡眠時間を確保できないと、疲労がたまり、母乳の出にも影響が出てしまいます。
授乳中のママにとって、質の良い睡眠は何よりも大切です。
カフェインの1日の摂取量は、200mg程度が目安とされています。
これは、インスタントコーヒー1杯(60mg程度)、紅茶1杯(50mg程度)、緑茶1杯(20mg程度)を合わせた量に相当します。
ただし、個人差があるため、カフェインに敏感な人はより少ない量でも影響を受ける可能性があります。
自分の体質に合わせて、摂取量を調整することが大切ですね。
授乳中のママは、カフェインの功罪をよく理解した上で、バランスの取れた摂取を心がけたいですね。
まとめ
このように、授乳中のママもどら焼きを食べて大丈夫です。
間食は1日200kcalが目安とされているので、食事とのバランスを考えて適量を楽しむことが肝心ですね。
また、五大栄養素をバランス良く摂り、水分補給をこまめに行うことも大切。
アルコールやカフェインの過剰摂取は控えましょう。
他にも役立つ記事がたくさんありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
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