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妊娠中にデコポンは食べていい?栄養や食べ方・気をつけたいポイントは?

妊娠中のフルーツ

この記事は栄養士によって監修されています

この記事を監修された先生

中村あゆみ先生

中村 あゆみ 先生

東京農業大学応用生物科学部卒業。食品企業での勤務経験を経て、都内保育園で栄養士として従事。妊娠中のお母さんへの栄養相談や食育活動に携わる。現在は茨城県内のこども園で子供たちの食育指導や献立作成を担当。茨城県栄養士会所属。

中村先生の詳細プロフィール

冬から春にかけて店頭に並ぶデコポンを思わず手に取ってしまうことはありませんか?あの独特なコロンとした形とジューシーな甘さは、まさに冬の贈り物。でも妊娠中だと「これって食べても大丈夫なのかな」という不安がふと頭をよぎるものです。

実は、デコポンには妊娠中の身体に嬉しい栄養がたっぷり詰まっているんです。今回は、そんなデコポンと妊娠の関係について、栄養面から食べ方まで詳しくお話していきますね。

デコポン(でこぽん)の基本情報

デコポンの基本情報について詳しく見ていきましょう。

デコポンの特徴と旬

デコポンを見たことがない人でも、あのてっぺんがぽこっと盛り上がった愛らしい形は一度見たら忘れられないはず。実は「デコポン」という名前は商品名で、正式には「不知火(しらぬい)」と呼ばれる柑橘類なんです。

この不知火は、清見オレンジと中野3号(ポンカン)を掛け合わせて生まれた品種で、糖度13度以上という厳しい基準をクリアしたものだけが「デコポン」として私たちの元に届けられています。つまり、デコポンは甘さが保証された特別な柑橘というわけですね。

主な産地は熊本県、愛媛県、広島県で、ハウス栽培なら12月頃から、露地栽培では2月中旬から4月上旬が旬の時期。ちょうど寒い季節にビタミンCを補給できるフルーツなんです。

デコポンの甘さは天然の糖分によるもので、人工的な甘味料とは違って身体に優しく、妊娠中でも安心して味わえます。

妊娠中にデコポンは食べていい?

デコポンは妊娠中でも安心して食べられる果物です。むしろ、妊娠中の身体にとって嬉しい栄養素がバランスよく含まれているため、適量を守って食べることで健康的なマタニティライフをサポートしてくれます。

デコポンの大きな魅力の一つは、手で簡単に皮が剥けて、種も少ないこと。つわりで体調が優れない時期でも、包丁を使わずに手軽に食べられるのは本当に助かりますよね。また、薄皮も柔らかく、そのまま食べられるので栄養を無駄なく摂取できます。

【妊娠中にうれしい】デコポンに含まれる栄養成分

デコポンには、妊娠中の身体が必要とする栄養素がバランスよく含まれています。特に注目したい成分とその働きについて、詳しく解説していきますね。

ビタミンC

デコポンの栄養成分の中でも特に豊富なのがビタミンCです。このビタミンCは、妊娠中の身体にとって本当に頼もしい働きをしてくれます。

まず、鉄分の吸収を助ける役割があります。妊娠中は赤ちゃんの成長に伴って血液量が増加するため、鉄分不足による貧血が起こりやすくなります。デコポンのビタミンCが鉄分の吸収をサポートすることで、貧血予防にも繋がるんです。

さらに、ビタミンCには免疫力を高める働きもあります。妊娠中は免疫力が低下しやすいため、風邪などの感染症にかかりやすくなることも。デコポンを食べることで、自然に免疫力アップが期待できるのは嬉しいポイントですね。

葉酸

妊娠中に特に重要な栄養素として知られる葉酸も、デコポンに含まれています。葉酸は胎児の神経管閉鎖障害のリスクを低減する大切な栄養素で、妊娠初期から積極的に摂取したい成分の一つです。

ただし、デコポンに含まれる葉酸の量は、いちごやアボカドなど他の葉酸豊富な食品と比べると控えめです。そのため、デコポンだけで1日の葉酸必要量を満たすのは難しいのが現実。でも、美味しく食べながら葉酸を補給できるという点では、とても価値のある食材といえるでしょう。

葉酸は水溶性ビタミンのため、体内に蓄積されにくく、毎日コンスタントに摂取することが大切です。デコポンのような美味しい果物で補給できるのは、続けやすいメリットがありますね。

β-クリプトキサンチン

デコポンの鮮やかなオレンジ色の正体は、β-クリプトキサンチンという成分です。これはカロテノイドの一種で、体内でビタミンAに変換される優れものなんです。

ビタミンAは胎児の皮膚や臓器の形成に関わる重要な栄養素ですが、妊娠中は摂り過ぎにも注意が必要とされています。しかし、果物由来のβ-カロテン系の成分は、身体が必要とする分だけビタミンAに変換される仕組みになっているため、過剰摂取の心配がありません。

つまり、デコポンなら安心してビタミンAを補給できるということ。胎児の健やかな成長をサポートしながら、母体の健康も守ってくれる、まさに妊婦さん思いの栄養素といえるでしょう。

食物繊維

デコポンに含まれる水溶性食物繊維のペクチンは、腸内環境を整える働きがあります。善玉菌のエサとなって腸内フローラを改善し、便秘だけでなく下痢の改善にも効果的なんです。

妊娠中は体調の変化で腸の調子が不安定になりがちですが、デコポンを食べることで自然に腸内環境をサポートできるのは嬉しいメリットですね。

カリウム

妊娠中のむくみに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。デコポンに含まれるカリウムは、体内の塩分バランスを調整して、むくみの改善に役立ちます。

カリウムは余分なナトリウム(塩分)を体外に排出する働きがあるため、血圧の安定にも貢献します。妊娠高血圧症候群の予防という観点からも、カリウムの適切な摂取は重要です。

妊娠中のデコポンの食べ方と注意点

デコポンの栄養価の高さが分かったところで、実際に食べる際の注意点や上手な取り入れ方について詳しく見ていきましょう。

適量を守って楽しむ

「身体に良いから」といって、つい食べ過ぎてしまいがちなデコポン。でも、妊娠中は特に適量を意識することが大切です。

厚生労働省が推奨する果物の1日摂取量は、妊娠初期で200g、中期・後期で300g。デコポンの場合、1個が約150~200g程度なので、1日1~2個が適量の目安となります。この量であれば、デコポンの栄養を十分に摂取しながら、糖分の摂り過ぎも防げます。

妊娠中は血糖値の管理も重要なポイント。デコポンは自然な糖分とはいえ、食べ過ぎると血糖値の急上昇を招く可能性があります。特に妊娠糖尿病のリスクがある方は、かかりつけの医師と相談しながら摂取量を調整することをおすすめします。

妊娠糖尿病と診断されている場合は、デコポンの摂取について必ず医師に相談してください。個人の状況に応じた適切な量やタイミングをアドバイスしてもらえます。

衛生管理を徹底する

妊娠中は免疫力が低下しやすく、普段よりも食中毒にかかりやすい状態です。デコポンを安全に食べるために、衛生管理を徹底することが欠かせません。

まず、デコポンを食べる前には必ず流水でしっかりと皮を洗いましょう。表面に付着している可能性のある細菌やウイルス、農薬などを洗い流すことができます。特に、リステリア菌やサルモネラ菌などは妊娠中に感染すると深刻な影響を及ぼす可能性があるため、丁寧な洗浄は基本中の基本です。

手洗いも忘れずに。デコポンの皮を剥く前後には、石鹸を使ってしっかりと手を洗ってください。また、デコポンを剥いたまな板や包丁がある場合は、使用後すぐに洗浄・消毒することも大切です。

加工品より生がおすすめ

市場には、デコポンを使った缶詰やジュース、ゼリーなどの加工品も並んでいます。手軽で美味しそうに見えますが、妊娠中は新鮮な生のデコポンを選ぶことをおすすめします。

加工品の多くには砂糖や添加物が含まれており、カロリーや糖分が高くなりがちです。また、加工過程でビタミンCなどの栄養素が減少してしまうことも。せっかくデコポンの栄養を摂取するなら、栄養価が最も高い生の状態で楽しみたいものですね。

生のデコポンを食べる際は、薄皮や白い筋の部分も一緒に食べることをおすすめします。これらの部分には食物繊維やフラボノイドなどの有益な成分が含まれているため、栄養価をより高めることができます。

まとめ

デコポンは妊娠中でも安心して食べられる、栄養豊富な果物だということが分かりましたね。ビタミンCによる免疫力アップ、葉酸による胎児の健やかな成長サポート、食物繊維による腸内環境改善など、妊娠中の身体に嬉しい効果がたくさん詰まっています。

特に、手で簡単に皮が剥けて種も少ないデコポンは、つわりで体調が優れない時期でも食べやすく、妊婦さんにとって本当に助かる食材です。自然な甘さと程よい酸味は、妊娠中の変化しがちな味覚にも優しく寄り添ってくれるでしょう。

季節の恵みを味わいながら、お腹の赤ちゃんと一緒に健康的な毎日を過ごしていってください。妊娠サポートナビ.comには妊娠中の食事に関する記事もたくさんあります。ぜひ他の記事も読んでみてくださいね。

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