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授乳中にブリの焼き物を食べても大丈夫?栄養価と注意点をまとめました

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授乳中の食べ物

この記事は栄養士によって監修されています

この記事を監修された先生

中村あゆみ先生

中村 あゆみ 先生

東京農業大学応用生物科学部卒業。食品企業での勤務経験を経て、都内保育園で栄養士として従事。妊娠中のお母さんへの栄養相談や食育活動に携わる。現在は茨城県内のこども園で子供たちの食育指導や献立作成を担当。茨城県栄養士会所属。

中村先生の詳細プロフィール

産後の体力回復期、毎日の授乳で疲れがたまっている中、今日の夕飯はブリの焼き物にしようと思った瞬間に「あれ、授乳中にブリって食べても大丈夫だったかな」とふと不安になることってありませんか。妊娠中はあれもダメ、これもダメと制限が多かったから、授乳期になってもまだ気をつけなければいけないのかしらと心配になってしまいますよね。

ブリは栄養価が高く、むしろ積極的に取り入れたい魚の一つなんです。この記事では、授乳中のブリの摂取について詳しく解説し、安心して食事を楽しめるようサポートしていきます。

授乳中にブリを食べていいの?

授乳期の食事について心配になる気持ち、とてもよく分かります。妊娠中は魚の摂取について様々な制限があったため、授乳期になってもその延長で考えてしまいがちです。ここでは、授乳中のブリ摂取について詳しく見ていきましょう。

ブリは授乳中でも安心して食べられる魚

授乳期の食事制限について調べると、妊娠期と比べて随分と緩やかになっていることに気づかれるでしょう。妊娠期に気をつけていたメチル水銀の問題についても、母乳を通じて赤ちゃんに影響を与えるリスクは非常に低いとされています。

特に焼き物にすることで、さらに安心できる要素が増えます。ブリは数ある魚の中でも水銀含有量が比較的少ない魚種として分類されており、加熱調理することで食中毒のリスクも大幅に減少します。塩焼きや照り焼きなど、しっかりと火を通した焼き物は、産後のデリケートな体にも優しい調理法と言えるでしょう。

おせち料理のブリの焼き物は、縁起物としても知られています。「ブリ」という名前が「出世魚」であることから、子どもの成長を願う意味も込められているんです。香ばしく焼き上げることで、ブリ本来の旨味が凝縮され、余分な脂も落ちてヘルシーに仕上がります。授乳期の食事で大切なバランスの良い栄養摂取という点でも、焼き魚は理想的な調理法なのです。

授乳期の食事で大切なのは、バランスよく様々な栄養素を摂取することです。ブリに含まれる良質なたんぱく質やDHA、EPAといった栄養成分は、母乳の質を高めるだけでなく、産後の体力回復にも大いに役立ちます。新鮮なものを選び、適切に調理すれば、安心して美味しくいただくことができます。水銀に関する心配は、普通の食事量であれば全く気にする必要がありません。日本の食文化の中で培われてきた魚食文化は、科学的にも安全性が確認されているのです。

厚生労働省の調査データによると、日本人女性の母乳中の水銀濃度は WHO の基準値を大幅に下回っており、通常の魚摂取で問題となることはまれです

生魚・刺身でも食べられる?

妊娠期には生魚を避けていた方も多いかもしれませんが、授乳中は生魚を食べることに特別な制限はありません。ただし、食中毒のリスクを避けるためには、いくつかのポイントに注意する必要があります。

まず何より重要なのは鮮度です。信頼できる魚屋さんやスーパーで、その日のうちに食べきれる分だけを購入するようにしましょう。消費期限や保存状態をしっかりと確認し、少しでも不安を感じる場合は加熱調理に切り替えることをおすすめします。産後の体は想像以上にデリケートになっているため、普段よりも慎重になって損はありません。

体調がすぐれない時や疲れがたまっている時は、特に生魚は避けた方が安心です。そんな時こそ、ブリの焼き魚や煮魚を選べば、加熱による安全性を確保しながら、豊富な栄養をしっかりと摂取することができます。火を通すことで消化も良くなり、疲れた胃腸にも優しく作用してくれます。香ばしく焼けたブリの皮目はパリッとして、身はしっとりジューシーに仕上がります。

冷凍のブリを使用する場合は、解凍方法にも注意が必要です。常温ではなく冷蔵庫でゆっくりと解凍し、解凍後はできるだけ早めに調理するようにしましょう。適切な取り扱いをすれば、冷凍魚でも十分に安全で美味しい料理を作ることができます。時間がない時は、半解凍のまま調理することで、中心部分のもっちりとした食感も楽しめますよ。

赤ちゃんや母乳への影響は?

授乳中の食事で最も気になるのは、食べたものが母乳を通じて赤ちゃんにどのような影響を与えるかということでしょう。ブリに含まれる栄養成分は、むしろ母乳の質を向上させ、赤ちゃんの健やかな成長をサポートしてくれます

特に注目したいのは、ブリに豊富に含まれるDHAとEPAです。DHAは赤ちゃんの脳や神経の発達に欠かせない栄養素であり、EPAは血液をサラサラにして全身の血流を改善する働きがあります。母乳を通じて栄養が赤ちゃんに届くことで、認知機能や視力の発達に良い影響を与えることが期待されています。

ただし、脂の多い魚を大量に食べ続けると、乳腺炎のリスクが高まる可能性があることも覚えておきましょう。ブリは比較的脂質の多い魚なので、毎日大量に食べるよりも、他の魚とローテーションしながら適度に取り入れることが大切です。タイやヒラメなどの白身魚、サンマやアジなどの他の青魚とバランスよく組み合わせることで、栄養バランスの取れた食事を心がけることができます。

水銀の心配については、前述の通り授乳期には特別な制限がないとされていますが、それでも気になる場合は、大型魚よりも中型魚を選ぶという選択肢もあります。ブリは中型魚に分類されるため、適度な摂取量であれば全く問題ありません。母乳育児をしている間、魚から得られる栄養の恩恵は計り知れないものがあるのです。

【授乳中もうれしい!】ブリの栄養価

授乳期の体と赤ちゃんの成長に必要な栄養素を効率よく摂取するために、ブリがどれほど優秀な食材であるかを詳しく見ていきましょう。ただ美味しいだけでなく、栄養面でも非常にバランスの取れた魚なのです。

ブリにはどんな栄養がある?

ブリの栄養価の高さは、昔から日本人に愛され続けてきた理由の一つです。100gあたり約25gもの良質なたんぱく質を含んでおり、産後の体力回復や筋肉量の維持に大いに役立ちます。授乳期は想像以上に体力を消耗するため、効率よくたんぱく質を摂取できるブリは心強い味方となってくれるでしょう。

また、ブリには豊富なビタミン類が含まれています。特にビタミンB群は代謝に関わる重要な栄養素で、疲労回復や神経機能の維持に欠かせません。ビタミンB2は授乳期に特に不足しやすい栄養素として知られており、ブリから効率よく補うことができます。さらに、ビタミンAやビタミンDも豊富で、免疫力の向上や骨の健康維持にも貢献してくれます。

鉄分や亜鉛といったミネラルも見逃せません。産後は貧血になりやすく、また授乳により母体の鉄分が不足しがちになります。ブリの血合部分には特に鉄分が多く含まれているため、血合も一緒に調理して食べることで効果的に鉄分を補給することが可能です。亜鉛は味覚を正常に保つだけでなく、傷の治りを早めたり免疫力を高めたりする働きもあります。授乳期特有の肌荒れや口内炎の改善にも期待できる栄養素です。

ブリの脂質に含まれるオメガ3脂肪酸は、炎症を抑える働きがあり、産後の関節痛や筋肉痛の軽減にも役立ちます。また、セロトニンの分泌を促進する作用もあるため、産後の気分の落ち込みを和らげる効果も期待できるでしょう。

ブリの血合部分は栄養の宝庫です。鉄分やビタミンB群が特に豊富なので、調理の際は捨てずに一緒に食べることをおすすめします

DHA・EPAの授乳中の効果

ブリに含まれるDHAとEPAは、授乳期のママと赤ちゃんの両方にとって非常に重要な栄養素です。DHAは「頭が良くなる栄養素」として有名ですが、その効果は赤ちゃんの発達段階において特に重要な役割を果たします。

おせちのブリの焼き物のように、適切な温度でじっくり焼くことがポイントです。強火で一気に焼くよりも、中火でじっくり焼く方がDHA・EPAの損失を最小限に抑えられます。皮目をパリッと焼き上げることで、脂が適度に落ちつつ、魚の中に栄養が閉じ込められます。

母乳中のDHA濃度は、お母さんの食事内容に大きく左右されることが研究で明らかになっています。魚を積極的に摂取しているお母さんの母乳には、そうでないお母さんと比べて明らかに多くのDHAが含まれています。赤ちゃんの脳や網膜の発達は生後1年間が最も活発な時期であり、この時期に十分なDHAを供給することが将来の認知機能や視力に良い影響を与える可能性があります。特に、言語中枢の発達や記憶力の形成において、DHAの役割は重要だとされています。

EPAについては、血液をサラサラにする効果で知られていますが、産後の血流改善や炎症を抑える働きも期待されています。授乳期は肩こりや腰痛に悩まされることが多いですが、EPAの抗炎症作用が症状の軽減に役立つかもしれません。また、産後うつの予防効果についても研究が進められており、精神的な安定にも寄与する可能性があります。

母乳育児に嬉しい栄養素

ブリに含まれる栄養素の中でも、特に授乳期に重要な役割を果たすものをより詳しく見ていきましょう。まず注目したいのは、良質なたんぱく質の豊富さです。母乳の主要成分の一つであるたんぱく質は、お母さんが摂取した食事から作られます。ブリのたんぱく質はアミノ酸バランスが優秀で、体内での利用効率が非常に高いのが特徴です。

ビタミンB12も見逃せない栄養素の一つです。このビタミンは主に動物性食品に含まれており、授乳期には通常の約2倍の量が必要とされています。不足すると疲労感や集中力の低下を招くだけでなく、赤ちゃんの発達にも影響を与える可能性があります。ブリには豊富なビタミンB12が含まれているため、効率よく補給することができます。

さらに、ブリに含まれるナイアシン(ビタミンB3)は、エネルギー代謝に欠かせない栄養素です。授乳により普段よりも多くのカロリーを消費する授乳期において、効率よくエネルギーを生産するためのサポート役として重要な働きをしてくれます。疲れやすい授乳期の体をしっかりとサポートしてくれる頼もしい存在です。

セレンという微量元素も、ブリから摂取できる重要な栄養素です。抗酸化作用があり、細胞の老化を防ぐ働きがあります。産後の体の回復や、活性酸素によるダメージから体を守るために役立ちます。普段の食事では意識しにくい栄養素ですが、ブリを食べることで自然に摂取することができます。授乳期の疲労回復や美肌効果にも期待できる栄養素なのです。

授乳中にブリを食べるときの注意点

栄養豊富で美味しいブリですが、授乳期に食べる際には知っておきたいポイントがいくつかあります。安全で美味しくブリを楽しむために、適切な摂取方法や注意点について詳しく解説していきます。

摂取量や頻度の目安は?

ブリがどんなに栄養豊富だからといって、毎日大量に食べれば良いというものではありません。週に2〜3回、1回あたり80〜100g程度を目安にするのが理想的です。この量であれば、ブリの栄養をしっかりと摂取しながら、他の食材とのバランスも保つことができます。

授乳期の食事で大切なのは、多様性と適度性です。ブリだけでなく、タイやヒラメなどの白身魚、サンマやアジなどの他の青魚、そして肉類や卵、豆類などからもたんぱく質を摂取することで、より充実した栄養バランスを実現できます。「今日はブリ、明日は鶏肉、明後日はサバ」というように、日替わりでメイン食材を変えることで、飽きることなく栄養豊富な食事を続けることができます。

調理方法についても工夫の余地があります。焼き魚が定番ですが、煮魚にすれば野菜も一緒に摂取できますし、蒸し魚にすれば余分な油を使わずにヘルシーに仕上がります。時には照り焼きにして甘辛い味を楽しんだり、野菜と一緒に炒めて中華風にアレンジしたりと、様々な調理法で楽しむことができます。塩焼きにレモンを絞ったシンプルな味付けでも、ブリ本来の美味しさを十分に味わえるでしょう。

食べるタイミングについては、特別な制限はありませんが、脂質の多いブリを食べた後は軽めの運動を心がけると消化が良くなります。赤ちゃんとお散歩に出かけたり、簡単なストレッチをしたりすることで、効率よく栄養を吸収することができるでしょう。

ブリの調理のコツ:塩を振って10分ほど置いてから焼くと、余分な水分が抜けて身がしまり、より美味しく仕上がります

安全性と食中毒のリスク

授乳期の体は想像以上にデリケートになっているため、食中毒のリスクにはいつも以上に注意を払う必要があります。まず何より大切なのは、新鮮なブリを選ぶことです。目が澄んでいて、エラの色が鮮やかな赤色をしているもの、身に弾力があるものを選びましょう。

購入する際は、信頼できる魚屋さんやスーパーを選ぶことも重要です。回転の早い店舗や、魚の扱いに慣れているスタッフがいる店舗では、より新鮮な魚を購入することができます。また、購入後はできるだけ早く帰宅し、すぐに冷蔵庫で保存するようにしましょう。夏場は特に温度管理に注意が必要で、保冷バッグや氷を活用して持ち帰ることをおすすめします。

調理前の準備も大切なポイントです。まな板や包丁は清潔なものを使用し、魚を触った手はこまめに洗うようにしましょう。特に生魚を扱った後は、他の食材を触る前に必ず手を洗うことで、交差汚染を防ぐことができます。

体調がすぐれない時は、たとえ新鮮なブリであっても生食は避けて、しっかりと加熱調理することをおすすめします。熱を通すことで細菌やウイルスのリスクを大幅に減らすことができ、安心して食事を楽しむことができます。少しでも不安を感じる場合は、「安全第一」の考え方で調理方法を選択しましょう。中心部まで十分に火が通るよう、厚みのあるブリは切り目を入れて調理時間を調整することも大切です。

冷凍保存する場合は、小分けにしてラップで包み、冷凍用の袋に入れて保存します。解凍は冷蔵庫内でゆっくりと行い、一度解凍したものは再冷凍せずに使い切るようにしましょう。

気をつけるべき魚の種類

ブリ自体は授乳期に安心して食べられる魚ですが、他の魚を選ぶ際に知っておきたいポイントがいくつかあります。大型の魚ほど食物連鎖の上位に位置するため、水銀の蓄積量が多くなる傾向があります。マグロの中でも特にクロマグロやミナミマグロなどの大型種は、摂取量に注意が必要とされています。

ただし、摂取量に注意が必要とされている魚も、授乳期に絶対に食べてはいけないということではありません。適度な量であれば問題ありませんが、毎日大量に食べることは避けた方が安心です。たとえば、週に1回程度、刺身数切れ程度であれば特に心配する必要はありません。

逆に、積極的に取り入れたい魚もあります。サケ、サバ、アジ、イワシ、サンマなどは水銀量が少なく、栄養価も高いため、授乳期には特におすすめの魚です。缶詰の魚も栄養価が高く、調理の手間が省けるため忙しい授乳期には重宝します。サバの水煮缶やサケの中骨缶などは、カルシウムも豊富で一石二鳥の食材です。

魚の種類によって旬の時期も異なるため、季節に応じて旬の魚を選ぶことで、より美味しく栄養価の高い魚を楽しむことができます。春はタイ、夏はアジ、秋はサンマ、冬はブリというように、季節の恵みを活用することで、食事の楽しみも広がります。旬の魚は価格も手頃になることが多く、家計にも優しいメリットがあります。

養殖魚と天然魚の違いについても知っておくと良いでしょう。養殖魚は脂肪分が多くなりがちですが、その分DHAやEPAも豊富に含まれています。天然魚は身がしまっていて歯ごたえがあり、それぞれに特徴があります。どちらも栄養価が高いため、好みや価格に応じて選択すれば良いでしょう。

まとめ

授乳期にブリを食べることについて、様々な角度から詳しく見てきました。結論として、ブリは授乳中でも安心して食べられる栄養豊富な魚であることがお分かりいただけたでしょうか。妊娠期とは異なり、授乳期には魚の摂取に特別な制限はなく、むしろ積極的に取り入れたい食材の一つです。

ブリに含まれる良質なたんぱく質、DHA、EPA、ビタミン類、ミネラルは、産後の体力回復と母乳の質向上に大いに役立ちます。赤ちゃんの脳や視力の発達をサポートする栄養素も豊富で、母乳を通じて赤ちゃんの健やかな成長を支えてくれます。ただし、週2〜3回、1回あたり80〜100g程度を目安に、他の魚や肉類とバランスよく組み合わせることが大切です。

安全に楽しむためには、新鮮なものを選び、適切に保存・調理することが重要です。体調がすぐれない時は生食を避け、加熱調理を選択することで安心して栄養を摂取できます。また、ブリ以外にもサケやサバ、アジなど様々な魚を取り入れることで、より充実した栄養バランスを実現できるでしょう。

授乳期の食事は、お母さん自身の健康維持と赤ちゃんの成長支援という二つの重要な役割を担っています。ブリのような栄養価の高い食材を上手に活用しながら、バランスの取れた食事を心がけることで、大切な時期を健やかに過ごすことができるはずです。

妊娠サポートナビ.comには授乳期の食事に関する記事もたくさんあります。ぜひ他の記事も読んでみてくださいね。

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