産後の食事って気を遣いますよね。特に京都の伝統漬物「なり田」を食べたいけれど、赤ちゃんへの影響が気になるというママもいるでしょう。
漬物に含まれる食物繊維や乳酸菌は、産後の体調管理にも役立つ嬉しい効果も。ただし、知っておきたい注意点もあります。
この記事では、京都なり田の漬物について基本情報から授乳中の注意点、さらには忙しいママにもおすすめの人気商品までご紹介します。
京都なり田の基本情報
京都の伝統食である漬物は、日本の食卓に欠かせない存在。特に京都なり田は長い歴史を持ち、多くの人に愛されてきました。
子育て中は自分の食事にも気を配りたいもの。まずは京都なり田の基本的な情報をまとめてご紹介します。
京都の老舗漬物店
京都なり田は1804年に京都・上賀茂で創業した老舗の漬物店です。創業から200年以上の歴史を持つ京都を代表する漬物店として、伝統の味を守り続けています。
特に京野菜の一種「すぐき菜」を漬け込んだすぐき漬けが代表的な商品として知られています。すぐき菜は京都特有の地野菜で、その独特の風味と食感が魅力。なり田ではこの伝統野菜を用いた漬物作りにこだわり、京都の食文化を今に伝えています。
どこで購入できる?
実店舗や全国で行われる催事、オンラインショップで購入可能です。
本店は京都・上賀茂に位置し、伝統的な町家の佇まいも楽しめます。また、京都駅や主要百貨店にも店舗を構えているので、観光の際に立ち寄るのも良いですね。
全国各地で開催される物産展や催事にも出店することがあります。地方在住の方も実際に商品を見て選べて、贈答用の詰め合わせセットなども用意されているので、出産祝いのお返しやご実家への手土産としても喜ばれることでしょう。最新情報は、京都なり田の公式HPをご確認ください。
遠方にお住まいの方や、小さな赤ちゃんがいて外出が難しい方には、オンラインショップが便利です。公式ウェブサイトからいつでも注文でき、自宅まで配送してもらえます。
三大京漬物とは
京都の漬物文化の中心となる「三大京漬物」をご存知でしょうか。三大京漬物とは、すぐき漬け、しば漬け、千枚漬けの3つを指します。これらは京都の気候風土に合わせて発展してきた伝統的な漬物。
すぐき漬けは、京都特有の「すぐき菜」という野菜を塩漬けにし、乳酸発酵させた漬物で、なり田の看板商品でもあります。さわやかな酸味と独特の風味が特徴で、白いご飯との相性は抜群です。
しば漬けは夏野菜を赤紫蘇で塩漬けにしたもので、鮮やかな紅色が食卓を彩ります。茄子やきゅうりなどの夏野菜の歯ごたえと、紫蘇の香りが絶妙に調和した一品です。
千枚漬けは、聖護院かぶらを薄く切って昆布と一緒に漬け込んだもので、冬の京都を代表する逸品。透き通るような薄さと繊細な味わいが特徴で、おせち料理にも欠かせない存在です。
三大京漬物にはそれぞれ季節感があり、一年を通して京都の食文化を楽しめる贅沢な漬物なのです。子育てに忙しい毎日でも、食卓に一品添えるだけで季節を感じられるのは嬉しいですよね。
授乳中に京都なり田の漬物は食べても良い?
授乳中は食べ物に気を使う時期です。赤ちゃんのために良いものを食べたいと思う一方で、自分の食事の楽しみも大切にしたいですよね。
漬物は日本の伝統的な発酵食品として栄養価も高く、食事に彩りを添えてくれます。ここでは、授乳中の漬物摂取について詳しく見ていきましょう。
基本的には食べて大丈夫!
京都なり田の漬物の多くは、授乳中のママでも安心して食べることができます。
実は漬物には様々な健康効果があり、産後の体調管理にも役立つんです。野菜に含まれる食物繊維は腸内環境を整え、自然なお通じを促す効果が期待できます。
また、発酵食品である漬物には乳酸菌も含まれており、これも腸内環境を整えるのに役立ちます。健康な腸内環境は免疫力の向上にもつながるため、育児で疲れがちなママの体調管理に一役買ってくれるでしょう。
アルコールを使ったものは避けるのが安心
特に注意が必要なのは、酒粕や焼酎などのアルコールを使用した漬物です。奈良漬や粕漬などがこれに該当します。
これらの漬物にはアルコール分が残っている場合があり、授乳中のママが摂取すると、母乳を通じて赤ちゃんに移行する可能性があります。赤ちゃんの肝臓はまだ発達段階にあり、アルコールを分解する能力が十分ではないため、わずかな量でも影響を受けやすいのです。
もしどうしても食べたい場合は、アルコール分が揮発するまでの時間(一般的に1単位のアルコールにつき2〜3時間程度)を考慮し、その間は授乳を避けることをおすすめします。
ただし、漬け込み期間が非常に長い一部の漬物では、ほとんどのアルコールが揮発している場合もあります。不安な場合は、なり田の公式サイトや店舗で成分について確認してみるのも良いでしょう。安全性を最優先に考え、心配な場合は避けるという選択も大切です。
塩分の摂りすぎに注意しよう
漬物は製法上、どうしても塩分が多くなりがちな食品。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」によると、成人女性の1日あたりの塩分摂取目標量は6.5g未満、小さじ約1杯分の食塩に相当します。
塩分の摂りすぎは水分バランスを崩したり、むくみの原因になったりすることもあります。
また、将来的な高血圧のリスクも高めてしまう可能性も。塩分の摂りすぎを防ぐためには、漬物を食べる際は1食につき少量(10〜20g程度)を目安にすると良いでしょう。
一日の食事全体のバランスを考え、他の塩分の多い食品(加工食品や調味料など)との組み合わせにも気を配りましょう。
京都なり田の人気漬物
それぞれの漬物の特徴や風味を知っておくと、自分の好みに合った一品を選びやすくなりますよ。
授乳中のママでも安心して食べられる商品を中心にピックアップしました。
きざみすぐき
京都なり田の看板商品と言えば「きざみすぐき」。すぐき菜という京都特有の野菜を使用し、白醤油でやさしく味付けされているのが特徴です。
食べやすく刻まれているため、ご飯のお供やおにぎりの具、お茶漬けなど様々な料理に活用できます。白醤油のまろやかな風味と、乳酸発酵による自然な酸味が絶妙なバランスで調和し、一度食べるとやみつきになる味わいです。
冷蔵庫にストックしておけば、忙しい育児の合間の食事にも便利です。
山家漬ゆず
「山家漬ゆず」は、大根と柚子の爽やかな組み合わせが特徴的な漬物で、特に冬から春にかけておすすめの一品です。大根のシャキシャキとした食感と柚子の香りが絶妙に調和し、食卓を明るく彩ります。
爽やかな柚子の香りは食欲を促進する効果もあり、産後で食欲が不安定なときにもおすすめ。ビタミンCが豊富な柚子を使用しているため、免疫力アップにも一役買ってくれます。
和食だけでなく、パスタやサラダに加えるなど洋食との相性もバッチリ。手軽に食事の彩りと栄養価をアップさせられますよ。
賀茂しば きざみ
「賀茂しば きざみ」は、京野菜の賀茂茄子を使い、赤しそと塩だけでシンプルに漬け込まれた伝統的なしば漬です。
きざみタイプなので、ご飯と一緒に食べるのはもちろん、様々な料理にアレンジもできます。ポテトサラダやタルタルソースに混ぜ込むと、鮮やかな色合いと酸味がアクセントに。いつもの料理が一気に華やかになりますよ。
まとめ
妊娠中から産後、授乳期間中と、ママの体はさまざまな変化を経験します。
京都なり田の漬物は、授乳中のママでも基本的に楽しめます!。
ただし、アルコールを使用した奈良漬や粕漬などは避けるか、食べた後は授乳までに時間を空けるのが安心です。また、漬物に含まれる塩分の摂りすぎにも注意し、1日の摂取量を意識しましょう。
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