妊娠中の飲み物選び、悩んでいませんか?特に甘くて美味しいオレンジジュース。実はオレンジジュースには、妊婦さんにとってうれしい栄養がたっぷり。
ここでは、オレンジジュースを安心して楽しむコツや適量、さらには水分補給におすすめの飲み物まで、詳しくご紹介します。
これを読めば、妊娠中の飲み物選びがぐっと楽になりますよ。
オレンジジュースは妊婦さんも飲んでOK?
まずは、妊婦さんにとってのオレンジジュースの魅力から見ていきましょう。
実は、オレンジジュースには嬉しい効果がたくさんあるんです。
オレンジジュースの栄養価
オレンジジュースには、妊婦さんや赤ちゃんの健康に欠かせない栄養素がぎゅっと詰まっています。特に注目なのが、葉酸、カリウム、ビタミンCです。
葉酸は、赤ちゃんの成長にとても大切な栄養素。特に妊娠初期に十分な量を摂ることで、赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクを低減できるんです。
カリウムは、むくみの予防や血圧のコントロールに役立ちます。ビタミンCは、妊婦さんの免疫力アップや鉄分の吸収を助ける働きがあります。
【結論】妊婦さんもオレンジジュースは楽しめる!
結論から言うと、妊婦さんもオレンジジュースを楽しむことができます。むしろ、適量であれば積極的に取り入れても良いくらいなんです。
特に、つわりで食事が思うように取れない時期には、オレンジジュースが強い味方になってくれることも。さっぱりとした味わいが、気持ち悪さを和らげてくれるかもしれません。
実際、つわりの時期でもオレンジジュースは飲めたというママの声をよく聞きます。
また、オレンジジュースを飲むことで、口の中がさっぱりして気分転換にもなりますよ。妊娠中は味覚が変化したり、口の中の違和感に悩まされたりすることもあります。
そんな時、オレンジジュースの爽やかな酸味が心地よく感じられる可能性もありますよ。
オレンジジュースを飲む際の注意点
ただし、気をつけたい点もあります。オレンジジュースは糖分が高い飲み物の一つ。妊娠中は、妊娠糖尿病のリスクが高まる時期でもあるんです。
そのため、1日の摂取量は控えめにするのがおすすめ。具体的には、1日1杯(200ml程度)を目安にするといいでしょう。
もちろん、個人差はありますので、不安な方は主治医の先生に相談してみてくださいね。
また、胸焼けが気になる方は、オレンジジュースの酸味が症状を悪化させる可能性もあります。その場合は、少量ずつ飲んでみたり、水で薄めたりするなど、自分に合った飲み方を見つけていくといいですよ。
妊娠中のオレンジジュースを安心して楽しむポイント
せっかくのオレンジジュース、より安心して楽しむためのポイントをお伝えします。
ちょっとした工夫で、おいしさや栄養素もアップしますよ。
「果汁入り飲料」ではなく「ジュース」を選ぶ
スーパーやコンビニの飲料コーナーには、オレンジ風味の飲み物がたくさん並んでいますよね。でも、全てが同じ「オレンジジュース」というわけではありません。
実は、オレンジ風味の飲料には、果汁100%の「ジュース」のほかにも、果汁10%~100%未満の「果汁入り飲料」があるんです。
栄養価を考えると、「ジュース」と表記されているものを選ぶのがおすすめです。
パッケージの表示をよく見て、「果汁100%」や「ストレートジュース」といった表記を探してみてください。
これらの表示があれば、余計な添加物が入っていない、栄養価の高いジュースだと判断できます。
「濃縮還元」よりも「ストレート」を選ぶ
オレンジジュースを選ぶ際、もう一つ注目したいのが「ストレート」と「濃縮還元」の違いです。
可能であれば、「ストレート」のジュースを選びましょう。
ストレートジュースは、搾りたての果汁をそのまま詰めたもの。一方、濃縮還元ジュースは、果汁を一度濃縮し、後で水を加えて戻したものです。ストレートジュースの方が、濃縮還元よりも栄養価が高いんです。
なぜなら、ストレートジュースは加熱処理が少ないため、ビタミンCなどの栄養素がより多く残っているから。特に妊娠中は、少しでも栄養価の高いものを選びたいですよね。
ただし、ストレートジュースは濃縮還元に比べて値段が高めなことも。予算と相談しながら、できるだけストレートジュースを選ぶようにしてみてください。
手作りジュースを楽しんでみる
時間や気分に余裕があるときは、手作りのオレンジジュースを楽しんでみるのもおすすめです。新鮮なオレンジを絞ることで、より多くの栄養素を摂取できますよ。
市販のジュースと比べて、添加物も気にせず安心して飲めるのが魅力。それに、搾りたてのジュースは香りも味も格別!妊娠中の気分転換にもぴったりです。
ただし、手作りする際は衛生面に注意が必要。オレンジの皮はよく洗浄し、清潔な器具を使用しましょう。また、作ったらすぐに飲むのが一番美味しく、栄養価も高く保てます。
妊婦さんの水分補給におすすめの飲み物とは?
オレンジジュース以外にも、妊婦さんにおすすめの飲み物がたくさんあります。水分補給の選択肢を増やして、楽しく健康的に過ごしましょう。
カフェインレスのもの
妊娠中は、カフェインの摂取量に気をつける必要があります。妊婦さんの場合、1日のカフェイン摂取量は200mg以下が推奨されています。
そこでおすすめなのが、カフェインレスの飲み物。例えば、ノンカフェインのハーブティーや麦茶などがいいでしょう。これらは、香りを楽しみながらリラックスできる上、水分補給もできて一石二鳥です。
ハーブティーの中でも、カモミールやペパーミント、ルイボスティーなどは妊婦さんに人気。ただし、ハーブの中には妊娠中に控えた方がいいものもあるので、購入前に成分をチェックするのを忘れずに。
糖分が含まれないもの
妊婦さんは、十分な水分補給が大切。1日2リットルの水分摂取が推奨されています。でも、全てを甘い飲み物で補うのは避けたいところ。
そこで活躍するのが、糖分を含まない飲み物です。水やミネラルウォーターはもちろん、最近人気の無糖の炭酸水もおすすめ。特に炭酸水は、さっぱりとした喉ごしで、つわりで気分が優れない時にも飲みやすいかもしれません。
水やミネラルウォーターは、体に余計な負担をかけずに水分補給ができる理想的な飲み物。常に手の届くところに置いておいて、こまめに飲むようにしましょう。
外出時は、マイボトルを持ち歩くのもいいアイデアですよ。
栄養価の高いもの
水分補給しながら栄養も摂れる飲み物があれば、忙しい妊婦生活の強い味方になりますよね。豆乳やスムージーは、栄養価が高く、妊婦さんにぴったりの飲み物です。
豆乳は、良質なタンパク質や鉄分、カルシウムがたっぷり。特に妊娠中期から後期にかけて必要となる栄養素をしっかり補給できるんです。
無調整豆乳は余計な添加物が入っていないのでより健康的ですが、苦手な方は調整豆乳を選んでもOK。自分の好みに合わせて選んでくださいね。
スムージーは、フルーツや野菜を手軽に摂取できる優れもの。自家製なら、好みの味や栄養バランスを自由に調整できるのが魅力です。
例えば、バナナとほうれん草のスムージーは、鉄分や葉酸が豊富。朝食代わりにもなりますよ。
まとめ
妊娠中のオレンジジュース、決して我慢する必要はありません。むしろ、適量であれば妊婦さんや赤ちゃんにとって嬉しい栄養がたっぷり。ただし、糖分量には気をつけて、1日1杯程度を目安に楽しみましょう。
選ぶ際は、果汁100%のストレートジュースがおすすめ。手作りにチャレンジするのも素敵ですね。新鮮なオレンジの香りに包まれながら、ゆったりとした時間を過ごせそう。
オレンジジュース以外にも、妊婦さんに適した飲み物はたくさんあります。カフェインレスのハーブティーや麦茶、糖分ゼロの水や炭酸水、栄養たっぷりの豆乳やスムージーなど。これらをバランスよく取り入れることで、楽しみながら健康的に水分補給ができますよ。
妊娠中の体調は日々変化するもの。その日の気分や体調に合わせて、飲み物を選んでみてください。水分補給を楽しむことで、心もからだもリフレッシュできるはず。
大切なのは、無理せず楽しむこと。たまには小さな贅沢として、お気に入りのカフェで限定ジュースを楽しむのもいいかもしれません。健康的な水分補給で、心地よい妊婦生活を過ごしてくださいね。
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