妊娠中は急な空腹感に悩まされることも多いもの。そんな時にぴったりなのが、手軽に食べられて栄養も豊富なドライフルーツです。
実は生のフルーツよりも栄養価が凝縮されているため、少量でも効果的に栄養補給ができます。
今回は妊婦さんにおすすめのドライフルーツの活用法をご紹介します。
妊婦中もドライフルーツがおすすめな理由
妊娠中の栄養管理は赤ちゃんの健やかな成長のために大切です。そんな中で、ドライフルーツには妊婦さんに嬉しい特徴がたくさん隠されています。
妊娠中に摂りたい成分が詰まっている
ドライフルーツには、妊娠中に特に必要な栄養素がぎゅっと詰まっています。例えばレーズンには、葉酸や鉄分が豊富に含まれており、貧血予防に役立ちます。また、プルーンには食物繊維が豊富で、妊娠中の便秘対策としても効果的です。
種類豊富で気分に合わせて楽しめる
つわりで食欲が変わりやすい時期でも、気分に合わせて選べるのが魅力です。
甘みの強いマンゴーやバナナ、酸味のあるクランベリーやレモン、食感の楽しいいちじくやデーツなど、その日の体調や気分に合わせて選べる豊富な種類があります。
持ち運びしやすい
急な空腹感に対応できる便利さも大きな特徴です。個包装タイプなら衛生面でも安心です。常温保存が可能なものが多く、通勤や外出時の携帯食としても重宝します。
特におすすめなのが、小分けできる密閉性の高いケースの活用です。シリカゲルを一緒に入れておくと、湿気による品質の劣化を防げます。職場のデスクに置いておけば、午後の空腹時に手軽に栄養補給できます。
また、産院への母子手帳ケースやマタニティバッグに常備しておくのもおすすめです。待ち時間が長くなった時や、血糖値が気になる時にすぐ食べられて安心です。
ドライフルーツを使った簡単レシピ
毎日同じように食べているとマンネリになってしまいがち。そこで、手軽にアレンジできるレシピをご紹介します。
ヨーグルトムース・ゼリー
ヨーグルトの酸味とドライフルーツの甘みが絶妙にマッチします。ゼラチンで固めることで、さっぱりとした口当たりに。暑い日の水分補給にもぴったりです。
ドライフルーツのヨーグルト漬け
一晩漬け込むだけで驚きの変化が。ドライフルーツが柔らかくなり、ヨーグルトには果物の甘みが溶け出しています。朝食やおやつにぴったりです。
特におすすめなのが、レーズンとクランベリーの組み合わせ。酸味と甘みのバランスが絶妙で、ヨーグルトの風味とも相性抜群です。
朝食の準備を楽にするために週末にまとめて作り置きするのもおすすめです。密閉容器に入れて冷蔵保存すれば3日程度日持ちします。
ドライフルーツティー
お気に入りのドライフルーツを温かいお湯で優しく蒸らすだけで、香り高い一杯の出来上がり。カフェインを控えめにしたい妊婦さんにもおすすめ。リラックスタイムのお供にいかがでしょうか。
季節に応じたブレンドもおすすめです。夏はレモンとアップルの組み合わせで爽やかに。冬はシナモンやジンジャーを加えて温まる一杯になりますよ。
マグボトルに入れて持ち歩けば、オフィスでもカフェインレスのティータイムを楽しめます。冷蔵庫で冷やして、水出しアレンジも可能です。
妊婦さんがドライフルーツを上手に取り入れるには？
美味しくて栄養価も高いドライフルーツですが、妊婦さんが食べる際には少し注意が必要です。妊婦さんがドライフルーツを上手に取り入れるためのポイントをお伝えします。
適量を楽しむ
食べすぎは禁物です。特に糖質が気になる方は要注意。砂糖漬けのドライフルーツは控えめにしましょう。一日の目安は20～30g程度です。
ドライフルーツは乾燥させることで栄養が凝縮されているため、生のフルーツの3～4倍のカロリーがあります。例えば、生のりんご1個分の栄養が、ドライアップル4～5枚に凝縮されています。
特に気をつけたいのが食べるタイミング。就寝前の摂取は血糖値が急上昇しやすいため避けましょう。代わりに、午前中や運動前後など、体が栄養を必要としているタイミングでの摂取がおすすめです。
また、食物繊維が豊富なため、急激な摂取は胃腸の調子を崩す原因になることも。始めは少量から試して、徐々に体に合う量を見つけていくことが大切です。水分補給も忘れずに行いましょう。
適切に保存する
新鮮なうちに美味しく安全に食べるために、保存方法は守りましょう。密閉容器に入れて冷暗所で保管するのがベスト。開封後は早めに食べきるのがおすすめです。
特に気をつけたいのが湿気対策です。高温多湿な環境は、カビの発生リスクが高まります。開封後は必ず密閉容器に移し替え、できればシリカゲルを一緒に入れておくと安心です。
保存状態のチェックも重要です。色が明らかに変化している、いつもと違うにおいがする、触るとべたつきがあるなどの変化が見られたら、食べるのは控えましょう。
冷蔵保存も可能ですが、出し入れの際の結露に注意が必要です。使う分だけ室温に戻して食べるのがおすすめ。夏場は特に、1週間程度で食べきれる量を目安に購入すると良いでしょう。
不安なことがあれば医師に相談する
食物アレルギーがある方や妊娠糖尿病の方は、必ず主治医に相談してから食べ始めましょう。体調に不安がある時は、無理せず控えめに。
特に気をつけたいのが食べ過ぎです。一度に大量に食べることで、お腹が張ったり、むくみが出たりする可能性があります。以下のような症状が出たら、すぐに医師に相談しましょう。
また、定期検診の際に食事内容を相談するのもおすすめです。特に妊娠後期は、体重管理も含めて専門家のアドバイスを受けながら調整していきましょう。
食事記録をつけておくと、より具体的なアドバイスをもらえます。
まとめ
ドライフルーツは栄養価が高く、手軽に食べられる優秀なおやつです。でも、妊婦さんは適量を守って楽しむことが大切です。
毎日の生活に取り入れる際は、以下のポイントを意識すると良いでしょう。まず、食べる時間帯を決めておくと習慣化しやすくなります。たとえば午前10時と午後3時など、空腹を感じやすい時間に合わせて。
保存方法にも気を配りましょう。開封後は2週間を目安に食べきるのがベスト。毎日の食事記録をつけることで、摂取量の管理もしやすくなります。
体調の変化には常に注意を払い、気になることがあればすぐに専門家に相談する習慣をつけましょう。
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