美味しいお寿司、食べたいけれど不安になりますよね。実は、工夫次第で妊娠中でも楽しめるお寿司があるんです。
炙り寿司についても、選び方や食べ方を知っておくことで安心して楽しむことができます。
妊婦さんの寿司摂取に関する情報まとめ
妊娠中の食事制限で気になるお寿司について、具体的な選び方から注意点までしっかり解説していきます。
妊婦さんが食べても良い寿司ネタ
寿司好きの方にとって朗報です。蒸しエビや蒸しダコなど、しっかり火の通ったネタなら安心して食べることができます。煮穴子や玉子焼きといった加熱済みのネタも問題ありません。
また、納豆巻きなどの植物性食材を使用した巻き寿司も安全に楽しめます。
妊婦さんが炙り寿司を食べても大丈夫?
炙り寿司については、少し慎重になる必要があります。表面だけを炙った生魚のネタは、中まで火が通っていないため、避けた方が無難です。
一方で、最初から加熱調理されているネタに、プロセスチーズをのせて炙ったものは食べても問題ありません。炙りサーモンや炙りとろなどがその一例です。
塩分の摂りすぎには要注意!
お寿司を楽しむ際は塩分管理も重要です。
醤油の使用は控えめにし、シャリに含まれる塩分にも注意しましょう。成人女性の1日の塩分摂取目安量は6.5g未満です。
妊娠高血圧症候群の予防のためにも、適切な塩分管理を心がけましょう。
妊婦さんの食事について覚えておきたいこと
食事制限は必要ですが、やり過ぎもNG。ここでは、楽しく健康的な食生活を送るためのポイントをご紹介します。
過度な食事制限はストレスの原因にもなる
妊娠中の食事制限については、必要以上に神経質になる必要はありません。医師に相談しながら、安全な範囲で食事を楽しむことが大切です。
代替メニューを探したり、調理法を工夫したりすることで、食事の幅を広げることができます。
こまめな水分補給を心がける
食事からの水分摂取に加えて、こまめな水分補給が重要です。
常温の水やノンカフェインのお茶を中心に水分を摂りましょう。
水分補給の際、カフェイン入りの飲み物の摂取し過ぎには注意が必要です。カフェイン含有飲料は1日200mg未満を目安にしてください。
パートナーや家族の協力も重要!
食事管理は周囲のサポートがあると心強いものです。パートナーや家族に食事の制限について理解してもらうことで、より安心して食事を楽しむことができます。
一緒に食事内容を考えたり、買い物に行ったりするといった協力が望ましいでしょう。
お寿司についても、お子さんが産まれるまではパートナーも制限するのも一つの案。家族間でできる協力をしていきましょう。
よくある質問と回答
妊婦さんの食事に関して多く寄せられる疑問にお答えします。
Q. 妊婦さんは生魚を完全に避けるべき?
生魚は原則避けた方が安全です。リステリア菌感染のリスクが非妊娠時より高まるため、可能な限り加熱調理されたものを選択しましょう。
生魚以外でリステリア菌のリスクがある食材は?
妊娠中に気をつけたい食材として、生ハムやサラミなどの非加熱の食肉加工品があげられます。
また、ブルーチーズやカマンベールといった熟成させたナチュラルチーズにもリステリア菌が潜んでいる可能性があります。
スモークサーモンなどの燻製魚介類も要注意。これらの食材は製造工程で熱処理が不十分なことがあり、リステリア菌が生存している可能性があるのです。
Q. 妊娠中に食中毒かもと思ったらどうすれば良い?
腹痛や下痢、発熱などの症状が出たら、すぐに医療機関を受診しましょう。
脱水症状を防ぐため、こまめな水分補給を心がけることが重要です。経過観察ではなく、早めの受診をおすすめします。
まとめ
お寿司は工夫次第で妊娠中でも楽しむことができます。火の通ったネタを選んだり、塩分管理に気を配ったりすることで、安全においしく食べることが可能です。
炙り寿司については、完全に火の通っていないものは避け、加熱済みのネタを使用したものを選びましょう。
無理のない範囲で、賢く食事を楽しむことが大切です。体調が気になった時は、迷わず医師に相談しましょう。
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