特別な日のお祝いや、ホッと一息つきたい時間に飲みたくなるお酒。でも授乳中はアルコールを控えなければならず、ちょっと寂しい気持ちになることも。
「ノンアルコールワイン」として人気の高いヴィンテンスは、授乳中のママでも安心して飲めるのでしょうか？実はノンアルコールと表示されていても、全てが赤ちゃんに影響がないわけではありません。この記事では、授乳中のママが本当に安心して飲める飲み物の選び方と、特別な日を楽しく過ごすための工夫についてご紹介します。
＼内側からしっかり整える／
ヴィンテンスの基本情報
ノンアルコールワインとして知られるヴィンテンスですが、授乳中のママが選ぶ前に知っておきたい基本情報があります。製品の特徴を正しく理解して、安全に楽しむための知識を身につけましょう。
ヴィンテンスはアルコール0.0%の「ノンアルコールワイン」
ヴィンテンスは、フランスの「NEOBULLES（ネオブル）」というメーカーが製造しているノンアルコールワインです。パッケージにはアルコール度数0.0％と明記されており、本格的なワインの製法で作られながらもアルコールを含まない飲み物として人気を集めています。
ワイン製造の工程を経て作られているため、本物のワインに近い香りや風味を楽しむことができるのが特徴です。ぶどう本来の甘みや酸味、タンニンなどの要素もしっかりと感じられるため、「お酒が飲めない時でも特別感を味わいたい」という方に支持されています。
通常のワインと同じようにグラスに注いでも見た目は変わらないので、パーティーやお祝いの席でも違和感なく参加できるのもポイントです。一般的なジュースやソフトドリンクとは一線を画す存在感があり、成人向けの飲み物としての楽しみ方ができます。
授乳中の飲用は避けよう！
ヴィンテンスなどのノンアルコールワインは確かにアルコール度数0.0％と表示されています。しかし、授乳中のママにおすすめできるかというと、実はそうとも言い切れない側面があります。
まず考慮すべきなのは、「ノンアルコール」という表示があっても、微量のアルコールが含まれている可能性は完全には否定できないということです。日本の法律では、アルコール度数1%未満のものは「ノンアルコール」と表示できることになっています。もちろん、ヴィンテンスは0.0%を謳っていますが、製造過程や保存状態によっては、ごくわずかなアルコールが生成される可能性も理論上はあります。
また、授乳中はママの体調やホルモンバランスが非常にデリケートな状態です。通常とは異なる食べ物や飲み物に対して、体が敏感に反応することも珍しくありません。赤ちゃんの体調に影響するリスクを考えると、念のため避けておいた方が無難ともいえます。
完全に卒乳するまでは控え、その後に特別な一杯として楽しむことをおすすめします。
【卒乳後に楽しみたい】ヴィンテンスのノンアルコールワイン
卒乳後に楽しみたいヴィンテンスのラインナップは実に豊富です。本格的なワインと同じように様々な種類があり、好みや料理に合わせて選ぶ楽しみがあります。
スパークリング ブラン･ド･ブランは、シャンパーニュ地方の伝統的な製法で作られた白ワインベースの爽やかな泡立ちが特徴です。お祝いの場やパーティーの乾杯用にぴったりです。スパークリング ロゼは、ほのかなピンク色と華やかな香りが魅力的で、見た目にも華やかさを演出してくれます。
スパークリング ブランは、フレッシュでフルーティーな風味が楽しめ、食前酒としても人気があります。カベルネ・ソーヴィニヨンは赤ワインタイプで、しっかりとした味わいと余韻が特徴です。肉料理と合わせるとより一層美味しく感じられます。ソーヴィニヨン・ブランは白ワインタイプで、すっきりとした酸味と爽やかな香りが魚料理などと良く合います。
授乳中のノンアルコール飲料選びで注意したいこと
授乳中でも楽しめるノンアルコール飲料を選ぶときには、いくつか気をつけたいポイントがあります。飲み物の種類や量、成分などに注意して、ママと赤ちゃん両方の健康を考慮した選択をしましょう。
飲み過ぎには気をつける
ノンアルコールのビールやワインなどは、授乳中の息抜きとして取り入れることができます。しかし、「ノンアルコールだから大丈夫」と安心して飲み過ぎてしまうのは避けたいところです。特に冷たい飲み物の摂りすぎは体を冷やしてしまい、授乳中のママの体調不良につながることもあります。
授乳期は体が非常にデリケートな状態なので、どんな飲み物でも適量を守ることが大切です。ノンアルコール飲料を楽しむときも、1日に飲む量や頻度を意識しましょう。のどが渇いたときにたくさん飲むのではなく、お祝いの席や特別なときの一杯として楽しむのがおすすめです。
また、体調との相談も欠かせません。冷たい飲み物が苦手な方や、胃腸の調子が優れないときは無理して飲まないようにしましょう。温かい飲み物や常温の飲み物を選ぶなど、その日の体調に合わせた選択をすることで、リラックスタイムを心から楽しむことができます。
カロリー・糖質オフのものを選ぶ
ノンアルコール飲料は、想像以上に糖質やカロリーが高めの商品が多いことをご存知でしょうか。アルコールの代わりに風味や満足感を出すために、糖分が多く含まれていることがあります。
授乳中は赤ちゃんの成長のために栄養バランスの良い食事を心がけたいところ。不必要な糖分やカロリーの摂取は避けたいものです。ノンアルコール飲料を選ぶときは、パッケージの成分表示をチェックして、糖質やカロリーが控えめのものを選ぶと安心です。
最近では、糖質ゼロやカロリーオフをうたったノンアルコール飲料も増えてきています。味わいを損なわずに糖質やカロリーを抑えた商品もあるので、そういった商品を探してみるのも良いでしょう。特に授乳中は体重管理も気になるママも多いので、低カロリーの選択肢があると嬉しいですね。
【表示がわかりやすい】不安な方は国内産を選ぶ
ノンアルコール飲料を選ぶ際、外国産の商品は日本語のラベルが付いていなかったり、あっても読みづらいことがあります。成分や原材料が何なのか、正確に把握できないと不安になりますよね。
国内メーカーの商品であれば、成分表示が日本語で明記されているため、内容を正確に理解することができます。また、商品についての疑問や不安があった場合も、公式ホームページで情報を確認しやすいというメリットがあります。
さらに、日本の食品安全基準に則って製造されているという安心感もあります。海外製品と比べると選択肢は少なくなるかもしれませんが、授乳中の不安を少しでも減らすためには、表示がわかりやすい国内産の商品を選ぶのが良いでしょう。
国内メーカーのノンアルコール飲料なら、製造方法や原材料についての詳細な情報も入手しやすいので、安心して飲むことができます。特にデリケートな時期である授乳中は、少しでも不安要素を減らすことが大切です。
【授乳中×ヴィンテンス】よくある質問
授乳中にヴィンテンスなどのノンアルコール飲料を飲むことについて、多くのママが疑問や不安を抱えています。ここでは、よくある質問とその回答をまとめました。正しい知識を身につけて、安心して飲み物を選びましょう。
Q. ノンアルコール＝アルコールゼロじゃないの？
この質問は多くのママが抱く疑問ですね。実は日本の法律上、アルコール度数1%未満のものであれば「ノンアルコール」と表示することが認められています。つまり、「ノンアルコール」と表示されていても、微量のアルコールが含まれている可能性があるのです。
ただし、業界団体である酒類業中央団体連絡協議会が定めた「酒類の広告・宣伝及び酒類容器の表示に関する自主基準」では、「ノンアルコール飲料とは、アルコール度数0.00％で、味わいが酒類に類似しており、満20歳以上の者の飲用を想定・推奨しているものとする」と定義されています。
つまり、厳密に言えば「ノンアルコール」という表示だけでは、完全にアルコールが含まれていないとは断言できないのです。授乳中のママがより安心して飲みたい場合は、「アルコール0.00%」と明記されている商品を選ぶことをおすすめします。
Q. 授乳中のノンアルコールワインは赤ちゃんに影響する？
アルコール度数0.00％と表示されているノンアルコールワインであれば、母乳を通じて赤ちゃんにアルコールが移行する心配はほとんどないと考えられます。しかし、ノンアルコールワインには糖分やカロリーが含まれていることが多いので、摂りすぎには注意が必要です。
適量であれば、赤ちゃんへの影響を心配する必要はないでしょう。ただし、ママ自身の体質や赤ちゃんの敏感さによっては、何らかの反応が出ることもあります。初めて飲む場合は少量から試して、様子を見ることをおすすめします。
また、体調に不安がある場合や、飲んだ後に赤ちゃんに何か変化が見られた場合は、迷わずかかりつけ医に相談することが大切です。専門家のアドバイスを受けることで、より安心して授乳期を過ごすことができます。
Q. 授乳中も楽しめるノンアルコールワイン＆ワイン風味の飲料は？
授乳中でも安心して楽しめるノンアルコールワインや、ワイン風味の飲料はいくつかあります。国内メーカーの商品は成分表示が明確で、問い合わせもしやすいため、特におすすめです。
アルプスワインの「ヴァンフリー」は、国産ぶどう100%で作られた、アルコール0.00%のノンアルコールワインです。赤・白・ロゼの3種類があり、本格的なワインの風味を楽しむことができます。
サントリーの「ノンアルでワインの休日」は、赤ワイン風味と白ワイン風味があり、ワインのような味わいを楽しめるソフトドリンクです。アルコール0.00%で、カロリーも控えめに設計されています。
キリンの「メルシャンスパークリングアルコールゼロ」は、泡立ちのある爽やかな味わいが特徴で、特別な日のお祝いにぴったりです。こちらもアルコール0.00%で、授乳中でも安心して飲むことができます。
まとめ
授乳中のママにとって、お酒を控えている間も特別な日を楽しみたいという気持ちは当然のことです。ヴィンテンスなどのノンアルコールワインは、アルコール0.0%と表示されていても、念のため授乳中は避けるのが無難かもしれません。
しかし、国内メーカーのアルコール0.00%と明記された商品であれば、適量を守って飲むことで特別な時間を演出することもできます。選ぶときは成分表示をしっかりチェックし、糖質やカロリーにも気を配りましょう。
また、「ノンアルコール」と表示されていても微量のアルコールが含まれている可能性があることを理解しておくことも大切です。不安がある場合は、かかりつけ医に相談して、安心できる選択をすることをおすすめします。
赤ちゃんの健康とママ自身のリラックスタイム、両方を大切にしながら授乳期を過ごしていきましょう。妊娠サポートナビ.comには授乳中の飲み物に関する記事もたくさんあります。ぜひ他の記事も読んでみてくださいね。
＼こちらもよく読まれています／
