「ヴィンテンス」などのノンアルコールワインは、妊娠中でも楽しめるのでは?と思うことありますよね。でも実は、ノンアルコールと表示されていてもわずかなアルコールが含まれている可能性があります。
赤ちゃんのためにも正しい知識を身につけて安全に妊娠生活を送りたいもの。この記事では、ヴィンテンスをはじめとした、妊娠中のノンアルコールワイン選びについて解説します。
妊娠中にヴィンテンスは安心して飲めるの?
ノンアルコールワインが増えてきた昨今、中でも本格的な味わいで人気のヴィンテンス。妊娠中でも楽しめるのか気になりますよね。まずはヴィンテンスの特徴から見ていきましょう。
ヴィンテンスのアルコール度数と製法は?
ヴィンテンスはベルギーのNEOBULLES社が製造している高品質なノンアルコールワインです。パッケージにはアルコール度数0.0%と明記されており、一見すると妊婦さんでも安心して飲めそうに思えます。
製法も特徴的で、実際の赤ワインや白ワインから独自の低温低圧蒸留技術を使ってアルコール分だけを除去しています。そのため、ワイン本来の香りや味わいを残しつつ、アルコールだけを取り除いた本格的な味を楽しめるのが魅力です。
ただし、海外製品の場合、表示の基準が日本と異なることがあります。0.0%と表示していても、微量のアルコールが含まれている可能性も否定できません。
【結論】妊娠中~授乳中は避けるのが安心!
結論から言うと、妊娠中や授乳中のママはアルコール0.00%と明確に表示されている商品を選ぶのがベストです。ヴィンテンスなどの海外製品は、表記の基準が日本と異なる場合があるので注意が必要です。
海外のノンアルコール飲料を選ぶ際は、日本語の成分表示がしっかりされているか、公式輸入元の情報を確認するなど、念には念を入れることが大切です。わずかなアルコールでも心配だという方は、日本製の0.00%表示の商品を選ぶとより安心して楽しめるでしょう。
何より大切なのは赤ちゃんの健康。少しでも不安があれば、かかりつけ医に相談するのが一番です。妊娠中は「念のため避ける」という選択も立派な母性愛の表れですよ。
妊娠中のアルコールがNGな理由って?
妊娠中になぜアルコールを避けるべきなのか、その理由をしっかり理解しておきましょう。妊娠中の飲酒は胎児性アルコール症候群や発育障害、さらには流産・早産のリスクを高めることが医学的に証明されています。
そのため、厚生労働省や日本産婦人科医会などの公的機関も「妊娠中の飲酒は完全に避けるべき」と明言しています。これは「少量なら大丈夫」という考えが科学的に否定されているからなんです。
アルコールが危険な理由は、胎盤を通じて直接赤ちゃんに届いてしまうから。大人の体ならアルコールを分解できますが、発達途上の赤ちゃんの未熟な肝臓では十分に分解できません。その結果、赤ちゃんの脳や体の発達に深刻な影響を与える可能性があるのです。
妊娠中に安心して選べるノンアルコールワインの特徴
妊娠中でもワインの雰囲気を楽しみたい場合、どんなノンアルコールワインを選べば良いのでしょうか。安心して選べる商品の特徴を詳しく見ていきましょう。
アルコール度数0.00%の商品
ノンアルコール飲料といっても、実は法律上はアルコール分1%未満であれば「ノンアルコール」と表示できることをご存じでしょうか。そのため、「ノンアル」と書かれていても、微量のアルコールが含まれている可能性があります。
妊娠中は絶対に安全を優先するなら、パッケージに「アルコール度数0.00%」と明確に記載されている商品を選ぶことが大切です。「微アルコール」「低アルコール」などの表記がある商品は、少量でもアルコールを含んでいるため、妊婦さんは避けるべきでしょう。
製品ラベルや公式サイトでアルコール度数を必ず確認し、不明な点があればメーカーに直接問い合わせることも一つの方法です。妊娠中は何よりも慎重さが大切なのです。
糖分・カロリー控えめな商品
ノンアルコールワインは一般的にジュースよりも糖分が控えめなものが多いですが、商品によっては糖質やカロリーが高めのものもあります。妊娠中は体重管理も大切なので、成分表を確認して選ぶと良いでしょう。
バランスの取れた食事と合わせて、ノンアルワインは嗜好品として適量を楽しむのがおすすめです。妊娠中の体調や体重管理と相談しながら、上手に取り入れましょう。
国内メーカーや信頼できるブランドの商品
国内メーカーのノンアルコールワインは国内の表示基準に合わせて作られているため、妊婦さんでも安心して選びやすいメリットがあります。サントリーやキリン、メルシャンなど大手飲料メーカーのノンアルコール製品は品質管理も厳しく、表示も明確なことが多いです。
一方、海外製品はアルコール度数や成分表示が曖昧な場合があります。どうしても海外製品が飲みたい場合は、日本の正規輸入元が販売している商品を選ぶなど、信頼できるルートで購入することが大切です。
妊娠中は少しでも不安があれば避ける、というスタンスが賢明です。「ちょっとだけなら」と思わずに、赤ちゃんのことを最優先に考えて選びましょう。
【妊娠中のノンアルワイン】よくある質問
妊娠中のノンアルコールワインに関して、よくある疑問にお答えします。安心して楽しめる商品選びの参考にしてくださいね。
Q. ヴィンテンス以外で妊娠中におすすめのノンアルワインは?
妊娠中も安心して楽しめるアルコール0.00%のノンアルワインはいくつかあります。国産では、サントリーの「ノンアルでワインの休日」シリーズやアルプスの「ヴァンフリー」シリーズなどが人気です。
輸入品では、カールユング、エスティスト、フレシネ、ピエール・ゼロなど、アルコール0.00%を明記している商品があります。これらは日本の正規輸入元を通じて輸入されているものを選ぶと安心です。
種類も赤・白・スパークリングとバラエティ豊かなので、気分やシーンに合わせていろいろと楽しむことができます。妊娠中のちょっとした贅沢として、食事と合わせて味わうのも素敵ですね。
Q. ノンアルコールワインを美味しく楽しむコツは?
ノンアルコールワインも、本物のワインと同じように楽しむコツがあります。まず、適切な温度で飲むことが大切です。白ワインタイプは冷蔵庫でしっかり冷やし、赤ワインタイプは少し冷やした程度か常温で飲むと風味が引き立ちます。
また、ワイングラスに注ぐだけで格段に雰囲気が変わります。見た目も香りも楽しめるため、満足感がアップしますよ。料理との相性も大切で、肉料理には赤ワインタイプ、魚料理やサラダには白ワインタイプを合わせると食事がより一層美味しく感じられます。
お祝いごとや家族の集まりでの乾杯ドリンクとして使えば、妊娠中でも皆と同じ雰囲気を楽しめるのもうれしいポイントです。特別感を演出したいときは、フルーツを浮かべたり、ハーブを添えたりするのもおすすめです。
Q. ノンアルワインを飲むときの適量や注意点は?
ノンアルコールでも、糖分やカロリーの摂りすぎには注意したいもの。妊娠中の体重管理を考えると、1日1~2杯程度を目安に楽しむのが良いでしょう。
また、妊娠中は体調や個人差もあります。ノンアルコールであっても、飲んでお腹の張りや違和感を感じる場合は、無理せず控えることが賢明です。中には香料や酸味料などの添加物に敏感な方もいますので、体調を第一に考えましょう。
特に持病がある方や妊娠高血圧症候群の心配がある方は、糖分や塩分の摂取にも気を配る必要があります。心配な点があれば、必ずかかりつけの産婦人科医に相談することをおすすめします。
ノンアルワイン飲用時に体調不良や違和感を感じたら即座に中止しましょう。特に妊娠初期や体調が不安定なときは控えめに。
また、「ノンアル」と表記されていても微量のアルコールが含まれている可能性があるため、表示をしっかり確認することが大切です。
まとめ
妊娠中のノンアルコールワイン選びについて詳しく見てきました。改めて大切なポイントをまとめておきましょう。
妊娠中はアルコールを完全に避けることが医学的に推奨されています。そのため、ノンアルコールワインを選ぶ際は、必ず「アルコール度数0.00%」と明記されている商品を選ぶことが大切です。法律上、1%未満なら「ノンアルコール」と表示できるため、表示をしっかり確認しましょう。
特に海外製品は表示基準が異なることがあるので、日本の正規輸入元の商品を選ぶか、国内メーカーの製品を選ぶと安心です。サントリーやキリンなどの大手メーカーのノンアルコールワインは、品質管理も厳しく安心して楽しめます。
ノンアルコールワインは適切な温度とグラスで楽しむと、より本格的な味わいを楽しめます。料理との相性も考えて選ぶと、食事の時間がより特別なものになるでしょう。
ただし、糖分やカロリーの摂りすぎには注意し、1日1~2杯程度を目安に。妊娠中の体調変化に合わせて、無理せず楽しむことが大切です。少しでも不安や違和感があれば、かかりつけ医に相談することをおすすめします。
赤ちゃんの健康を第一に考えながらも、妊娠生活を少しでも楽しく過ごせるよう、安全なノンアルコールワインを上手に取り入れてみてくださいね。妊娠サポートナビ.comには妊娠中の食事や栄養に関する記事もたくさんあります。ぜひ他の記事も読んでみてくださいね。
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