妊娠中の食事や飲み物選びは悩みの種。特に栄養価が高いとされる豆乳は魅力的な飲み物ですが、実は飲みすぎには注意が必要なんです。
豆乳には体と赤ちゃんにとって嬉しい栄養素がたくさん含まれている反面、適量を守ることが大切。この記事では妊婦さんと豆乳の正しい付き合い方について詳しくご紹介します。
妊娠中の豆乳飲みすぎはなぜNG?
妊娠中は特に栄養バランスに気を配りたい時期です。豆乳は植物性タンパク質が豊富で健康的なイメージがありますが、飲みすぎることで思わぬ影響が出ることも。ここでは妊娠中に豆乳を飲みすぎることで起こりうる問題点について見ていきましょう。
体重管理に影響する
妊娠中の体重管理は赤ちゃんと自分の健康のために非常に重要です。調整豆乳や豆乳飲料には砂糖が添加されていることが多く、カロリーが高くなる傾向があります。毎日何気なく飲んでいるつもりでも、気づかないうちにカロリー摂取量が増えてしまうことも。特に甘みのある豆乳飲料は飲みやすい分、ついつい飲みすぎてしまいがちです。
お腹の調子が悪くなることがある
妊娠中はホルモンバランスの変化により、もともとお腹の調子が崩れやすい時期です。豆乳に含まれるマグネシウムは、摂りすぎると下痢を引き起こす可能性があります。一般的に楽しむ量であれば問題ないのですが、飲みすぎは要注意です。
妊娠中は消化器系が特に敏感になっているため、普段は問題なく飲めていた豆乳でも、飲みすぎると胃もたれや消化不良を起こすことがあります。特につわりの時期は胃腸が敏感になっているので、体調と相談しながら適量を心がけましょう。
朝起きてすぐに豆乳を飲むと胃に負担がかかることもあるので、食事と一緒に飲んだり、少量ずつ飲むなどの工夫も効果的です。体調の変化には個人差がありますので、不快感を感じたら量を減らしたり、一時的に控えるなどの対応をしましょう。
ホルモンバランスへの影響は不明だけど…
豆乳に含まれる大豆イソフラボンは植物性エストロゲンとも呼ばれ、女性ホルモンに似た働きをすることで知られています。妊娠中の大豆イソフラボン摂取に関する直接的な有害事例の報告はありませんが、過剰摂取については慎重な姿勢が取られています。
通常の食事から摂取する大豆製品の量であれば心配する必要はありませんが、サプリメントによる大豆イソフラボンの追加摂取は妊娠中には推奨されていません。健康な成人のイソフラボンの1日摂取目安量は70~75mgとされており、これを超えないよう注意が必要です。
豆乳100gあたり平均25mgのイソフラボンを含むとされていますので、1日の摂取量を把握しておくことも大切です。納豆や豆腐などの大豆製品も一緒に食べる場合は、トータルでの摂取量を意識すると良いでしょう。
妊婦さんが安全に豆乳を楽しむための注意点
豆乳は栄養価が高く、妊婦さんにもおすすめできる飲み物です。しかし、安全に楽しむためにはいくつかの注意点があります。ここでは妊婦さんが豆乳を健康的に取り入れるためのポイントをご紹介します。
1日の適量を守って楽しむ
妊婦さんの豆乳の適量は1日コップ1杯(200ml)程度が目安とされています。この量であれば栄養補給にもなり、体への負担も少なく済みます。豆乳は栄養価が高いですが、それだけに頼るのではなく、さまざまな食品をバランスよく摂取することを意識しましょう。
朝食やおやつの時間など、自分の生活リズムに合わせて飲むタイミングを決めておくと習慣化しやすいです。例えば朝のフルーツと一緒に豆乳を飲む、午後のおやつタイムに豆乳を取り入れるなど、自分なりの楽しみ方を見つけると続けやすくなります。
また、体調や時期によって味の好みが変わることも少なくありません。無理して飲む必要はなく、体調が優れない日は控えるなど、柔軟に対応していくことも大切です。
糖分やカロリーの摂りすぎを避ける
調整豆乳や豆乳飲料は飲みやすいように加工されていますが、無調整豆乳と比べて糖分やカロリーが多めになる傾向があります。特に甘みのある豆乳飲料はジュース感覚で飲めるため、ついつい飲みすぎてしまいがちです。
商品を選ぶ際は成分表示をチェックし、糖分の少ないものを選ぶと良いでしょう。最近では低糖質・低カロリータイプの豆乳も増えてきているので、自分の好みに合ったものを探してみてください。
また、豆乳にはさまざまな味や種類があります。無調整の豆乳は少し飲みにくいと感じる方もいますが、少量のはちみつを加えるなど自分で甘さを調整すれば、余計な添加物を避けることができます。季節によって温かい豆乳や冷たい豆乳など、気分に合わせて楽しむのもおすすめです。
開封後は早めに飲み切る
豆乳や豆乳飲料は未開封の状態なら常温で保存できるものも多いですが、開封後は変質しやすいため、早めに飲み切ることが大切です。大きいサイズのものは冷蔵庫で保存し、できるだけ早く消費しましょう。
特に妊娠中は免疫力が低下していることもあるため、食品衛生には気を配りたいところです。においが変わっていたり、豆乳が固まっている場合は飲まないようにしましょう。
200mlなどの小さいサイズのパックを購入すれば、開封後すぐに飲み切ることができるのでおすすめです。また、毎日少しずつ飲みたい場合は、冷凍保存することも可能です。製氷皿に入れて凍らせておけば、必要な分だけ解凍して使うこともできます。
豆乳は料理やお菓子作りにも活用できるので、飲みきれない場合はホットケーキやスープに使うなど、アレンジして消費するのも良いでしょう。
妊婦さんにも豆乳がおすすめできる理由
適量を守れば、豆乳は妊婦さんにとって栄養価の高い飲み物です。ここでは妊婦さんに豆乳がおすすめできる理由について詳しく見ていきましょう。
赤ちゃんの発育に必要な栄養がたっぷり!
豆乳には妊婦さんと赤ちゃんにとって嬉しい栄養素がたくさん含まれています。特に葉酸は赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクを低減する大切な栄養素です。妊娠初期から摂取することが推奨されていますが、豆乳はその葉酸を手軽に摂取できる飲み物の一つです。
また、豆乳は良質なタンパク質の源でもあります。妊娠中はタンパク質の必要量が増加するため、肉や魚だけでなく植物性タンパク質も積極的に摂りたいところです。豆乳のタンパク質は消化吸収がよく、胃腸への負担も比較的少ないのが特徴です。
低カロリーながら満足感が得られる
豆乳は牛乳と比べて低カロリーで脂質が少ないのが嬉しいポイント。そのため、妊婦さんの体重管理にも役立ちます。特に無調整豆乳は、飲み物としてはやや飲みにくさを感じる方もいますが、カロリーを抑えつつ栄養を摂取できる優れた飲み物です。
また、豆乳に含まれる食物繊維は腹持ちを良くしてくれるため、ちょっとした空腹感を感じたときにも役立ちます。妊娠中はホルモンバランスの変化などで食欲が増すこともありますが、そんなときに豆乳を飲むことで無駄なカロリー摂取を抑えることができるでしょう。
つわりで胃腸が敏感な時期にも、豆乳は比較的飲みやすい飲み物です。特に冷やした豆乳はさっぱりとして飲みやすく、胃への負担も少なめです。つわりの時期に食事が思うように摂れない場合も、豆乳なら手軽に栄養補給ができます。
様々なアレンジが楽しめる
豆乳の魅力はそのまま飲むだけでなく、様々な料理やドリンク、スイーツなどにアレンジして楽しめる点にもあります。例えば、バナナやイチゴなどの果物と一緒にミキサーにかければ、栄養満点のスムージーに早変わり。
朝食のシリアルに豆乳をかけるのもおすすめです。普段牛乳で食べているシリアルを豆乳に変えるだけで、いつもと違った風味が楽しめます。また、コーヒーや紅茶に豆乳を入れれば、カフェラテ風の飲み物にアレンジすることもできます。
寒い季節には温めた豆乳にシナモンやはちみつを加えると、体が温まる飲み物になります。逆に暑い季節には冷やした豆乳にアイスを浮かべて、デザート感覚で楽しむこともできます。
また、料理にも活用できます。シチューやスープのベースに豆乳を使えば、クリーミーな仕上がりになります。豆乳プリンやヨーグルトなどのデザート作りにも適しているので、おやつ作りが好きな方にもおすすめです。
まとめ
妊娠中の豆乳摂取について詳しく見てきましたが、適量を守って飲めば豆乳は妊婦さんにとって優れた栄養源になります。無理なく続けるためにも、1日コップ1杯(200ml)程度を目安に、自分の体調に合わせて適量を見つけることが大切です。
特に調整豆乳や豆乳飲料を選ぶ際は、糖分やカロリーに注意し、可能であれば無調整タイプを選ぶと良いでしょう。豆乳だけに頼るのではなく、他の食品とバランスよく組み合わせることで、より効果的に栄養を摂取することができます。
体調や好みに合わせて、温かい豆乳や冷たい豆乳、様々な料理へのアレンジなど、自分に合った豆乳の楽しみ方を見つけてみてください。妊娠中の食事や飲み物選びは時に悩ましいものですが、正しい知識を持って豆乳と付き合うことで、健やかな妊娠生活をサポートしてくれるでしょう。
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