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【栄養たっぷり】妊娠中もあけびは食べられる?注意すべきポイントは?

妊娠中のフルーツ

この記事は栄養士によって監修されています

この記事を監修された先生

中村あゆみ先生

中村 あゆみ 先生

東京農業大学応用生物科学部卒業。食品企業での勤務経験を経て、都内保育園で栄養士として従事。妊娠中のお母さんへの栄養相談や食育活動に携わる。現在は茨城県内のこども園で子供たちの食育指導や献立作成を担当。茨城県栄養士会所属。

中村先生の詳細プロフィール

妊娠中は口にするものにどうしても神経質になってしまいますよね。特に季節の果物は栄養価が高くて食べたいけれど、本当に安全なのか迷ってしまうことも少なくありません。

今回は秋の風物詩「あけび」について、妊娠中でも安心して楽しめるかどうか詳しく解説します。実は、あけびには妊婦さんにうれしい栄養素がたっぷり含まれているんですよ。

あけびの基本情報

まずはあけびについて、基本的な情報をまずはしっかり押さえておきましょう。あけびについて知ることで、妊娠中でも安心して食べられるかどうかの判断材料となります。

あけびってどんな果物?

あけびは日本の山間部に自生するつる性の植物で、学名は「Akebia quinata」といいます。紫色の独特な形をした果実が特徴的で、熟すと自然に割れ目が入り、中の白い果肉が顔を出すようになります。果肉は白くぷるんとしたゼリー状で、中には小さな黒い種がたくさん含まれています。

甘さは控えめですが、独特の風味があり、昔から日本人に親しまれてきました。果肉だけでなく、果皮も適切に調理すれば食べることができるのが特徴です。

妊娠中のあけび摂取については、特に制限はありません
ただし、初めて食べる方や持病のある方は、念のため医師や栄養士などの専門家に相談してみるとよいでしょう。

あけびの旬はいつ?

あけびの旬は8月下旬から10月にかけてで、この時期に収穫されたものが市場に流通します。特に山形県は国内最大の生産地として知られていて、全国シェアの多くを占めています。

見分け方としては、果皮が自然に裂けて、中の白い果肉が顔を出している状態が食べごろのサインです。あまり熟していないものは苦味が強く、逆に熟しすぎると風味が落ちてしまうので、ちょうど良い熟度のものを選ぶのがコツです。

スーパーではなかなか見かけることが少ない果物ですが、秋の山里や直売所では手に入ることが多いので、旬の時期にはぜひ探してみてください。何とも言えない独特の味わいは、妊娠中の気分転換にもぴったりですよ。

あけびに含まれる栄養は?

あけびには、妊娠中の方にとって嬉しい栄養素がたくさん含まれています。特にビタミンCとカリウムが豊富なのが特徴です。

ビタミンCは肌の健康維持や鉄分の吸収を助ける働きがあるため、妊娠中の貧血予防にも役立ちます。また、カリウムは体内の余分な塩分を排出する働きがあり、妊娠中に気になるむくみの軽減にも効果的です。

さらに、食物繊維も豊富に含まれているため、妊娠中に悩まされがちな便秘の改善にも役立ちます。果皮にはポリフェノールも含まれているので、適切に調理して食べることで、抗酸化作用も期待できますよ。

妊娠中のあけび摂取で注意すべきポイント

あけびは栄養価が高く、妊娠中にも食べられる果物ですが、いくつか気をつけるべきポイントがあります。適切な食べ方を知ることで、安心して秋の味覚を楽しむことができますよ。特に初めて食べる方は、少量から試してみるのがおすすめです。

食べ過ぎは避ける

あけびは自然の恵みたっぷりの果物ですが、どんな食べ物でも食べ過ぎには注意が必要です。特に妊娠中は消化機能が普段と変わることもあるため、一度にたくさん食べるのは控えましょう。

果物には自然の糖分が含まれているため、過剰摂取は血糖値の急上昇につながる可能性があります。特に妊娠糖尿病が心配な方は、食事全体のバランスを考えながら適量を心がけてください。

バランスの良い食事を基本としながら、あけびは一日一回程度の量を目安に楽しむのがおすすめです。
甘いものが食べたくなったときの間食としても良いでしょう。

良く洗ってから食べる

妊娠中は免疫力が低下しやすく、食中毒などのリスクが通常よりも高まります。特に自然の中で育ったあけびは、しっかり洗浄することが大切です。

食べる前には、流水でしっかりと洗い、表面の汚れや細菌を取り除きましょう。特に果皮を調理して食べる場合は、アク抜きの前にもしっかり洗うことをお忘れなく。

また、市販のあけびだけでなく、山で採取したものを頂く機会がある場合は、虫や寄生虫がいないかより丁寧に確認してから調理するようにしましょう。自然の恵みを安全に楽しむためのちょっとした心遣いです。

心配なことがあれば医師に相談する

どんな食べ物でも、個人の体質や妊娠状態によって影響は異なります。あけびを食べた後に体調不良やアレルギー症状が現れた場合は、すぐに医師に相談しましょう。

また、持病がある方や、妊娠に関して特別な注意を受けている方は、あけびを含む新しい食品を取り入れる前に、念のため担当医に確認するのが安心です。

医師や栄養士などの専門家からのアドバイスは、一般的な情報よりも個人の状態に合わせたものなので、不安なことがあれば遠慮なく相談してくださいね。「これくらい大丈夫かな」と思っても、確認することで安心して食事を楽しめるようになります。

【部位別】あけびの美味しい食べ方

あけびは果肉だけでなく、果皮も無駄なく活用できる優れた食材です。それぞれの部位に合わせた調理法を知ることで、より一層あけびを楽しむことができます。妊娠中の新しい味覚体験として、ぜひ色々な食べ方を試してみてください。

果実

あけびの果実部分は、熟すと乳白色でゼリー状の食感が特徴です。とても繊細で優しい甘さを持っています。

食べ方は非常にシンプルで、割れた果皮から中身をスプーンですくい取るだけです。中に含まれる黒い種はスイカと同じように口から出して食べるのが一般的です。

味わいは控えめな甘さで、熟した柿やバナナに似た素朴な風味があります。そのまま食べるのはもちろん、ヨーグルトに加えたり、はちみつをかけたりしても美味しいですよ。無添加のデザートとして、妊娠中のおやつにもぴったりです。

冷蔵庫で冷やしてから食べると、さらに美味しく感じられます
暑さで体調が優れないときも、冷たいあけびの果肉は心地よい清涼感を与えてくれますよ。

果皮

あけびの皮は、生で食べると強い苦味があるのが特徴。ただし、適切に処理すれば立派な食材になります。捨ててしまうのはもったいないので、ぜひ調理してみましょう。

まず基本となるのがアク抜きです。水に1~2時間浸けた後、塩を加えた熱湯でさっと茹で、すぐに冷水にさらすことで苦味を和らげることができます。このアク抜きした皮は様々な料理に活用できます。

代表的な調理法としては、天ぷらにする方法があります。サクサクとした食感と、ほのかな苦味が大人の味わいを演出します。他にも、細切りにして味噌と炒めたり、挽き肉を詰めてオーブンで焼いたりするアレンジも人気です。

皮を使った佃煮を作って保存食にするのもおすすめ。妊娠中の小腹が空いたときの副菜としても重宝しますよ。

あけびを美味しく食べるための知識と工夫

まず、果実部分に含まれる黒い種は食べられません。ゼリー状の果肉に包まれているため一緒に口に入りますが、スイカと同様に口の中で果肉だけを味わい、種は出すのが一般的です。噛んでしまうと固くて食感を損ないますので、注意が必要です。

また、果皮は食べられますが、生のままだと非常に苦味が強く、アク抜きが必須です。アク抜きの工程はすでに紹介しましたが、調理後の保存方法にも一工夫を。下処理した皮は冷蔵保存で半日〜1日程度なら風味を保てます。まとめて処理しておけば、必要なときにすぐ料理に使えるので、忙しい妊娠期の食事準備にも役立ちます。

あけびは季節限定の食材であり、手に入る時期も限られていますが、工夫次第で果物としても野菜としても楽しめる珍しい存在です。甘さと苦味という相反する要素を持つからこそ、それぞれの部位の個性を活かすことが、美味しく食べる最大のポイントだと言えるでしょう。

まとめ

秋の季節限定の味覚「あけび」について詳しく見てきました。妊娠中でも基本的には安心して食べられることがわかりましたね。

あけびは低カロリーながら、ビタミンCやカリウム、食物繊維などの栄養素がバランスよく含まれており、妊娠中の栄養補給に役立ちます。果肉はそのまま楽しめる手軽さがあり、果皮もアク抜きをすれば様々な料理に活用できる優れた食材です。

ただし、どんな食べ物でも食べ過ぎには注意が必要です。特に初めて食べる場合は少量から試し、体調の変化に気を付けながら楽しみましょう。また、しっかり洗浄することも忘れないでください。

妊娠サポートナビ.comには妊娠中の食事や栄養摂取に関する記事もたくさんあります。ぜひ他の記事も読んでみてくださいね。

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