妊娠中の食事って気を付けることがたくさんありますよね。お魚を食べたいけど、本当に大丈夫なのかな?そんな不安を抱えているママも多いはず。
実は、さわらには妊婦さんや赤ちゃんにとってうれしい栄養がたっぷり。
さわらを安全においしく楽しむコツもあるんです。
今回は、妊娠中のさわら摂取について、知っておきたい基本情報から調理法まで、詳しくお伝えします。
これを読めば、安心してさわらを食卓に取り入れられるようになりますよ。
さわらの基本情報
さわらについて詳しく知る前に、まずはこの魚の基本的な情報を確認しましょう。
さわらの特徴や栄養価、そして妊娠中の摂取について、順番に見ていきます。
さわら(鰆)ってどんな魚?
さわらは、日本の食卓でおなじみの魚です。漢字で「鰆」と書くこの魚、実は地域によって旬の時期が異なるんです。
関西では春に旬を迎え、淡白で身が柔らかいのが特徴。一方、関東では冬が旬で「寒鰆」と呼ばれます。この時期のさわらは脂がのっていて、濃厚な味わいを楽しめるんですよ。
季節によって味わいが変わるさわらは、和食はもちろん、洋風の料理にも合う万能選手。
柔らかな白身魚なので、妊婦さんにも食べやすいのが魅力です。
さわらの栄養価
さわらは見た目も美しいですが、中身も素晴らしいんです。妊婦さんや赤ちゃんの健康に嬉しい栄養素がたっぷり含まれているんですよ。
まず、良質なタンパク質が豊富。体をつくるのに欠かせない栄養素です。それに、胎児の脳の発達に重要な不飽和脂肪酸も含まれています。これは赤ちゃんの成長に大切な栄養素なんです。
さらに、ビタミンB12やビタミンD、カリウムなども含まれています。これらの栄養素は、妊婦さんの健康維持や赤ちゃんの発育に役立つんですよ。
さわらは妊娠中に食べられる?
ここで気になるのが、妊娠中にさわらを食べても大丈夫なのかということ。結論から言うと、さわらは妊娠中でも食べられる魚なんです。
さわらは比較的水銀含有量が低い魚種として知られています。ただし、どんな食べ物でも同じですが、過剰摂取には注意が必要です。厚生労働省が発表している情報を参考に、適度な量を食事に取り入れてみてください。
妊娠中は体調の変化や食べ物の好みが変わることもありますよね。
そんな時こそ、さわらのような栄養価の高い魚を上手に取り入れることで、バランスの良い食事につながります。
さわらを美味しく楽しむコツ
さわらが妊娠中に食べられることが分かったところで、次は美味しく楽しむコツをご紹介します。
安全に、そしておいしく食べるためのポイントをしっかりおさえましょう。
しっかりと加熱して食べる
妊娠中のさわら料理で最も大切なのが、しっかりと加熱することです。生食は避け、中心まで十分に火を通すことがポイントです。
さわらの調理法はさまざま。塩焼き、西京焼き、ムニエルなど、いろいろな方法で楽しめます。
妊娠中は薄味を心がけ、塩分は控えめにするのがおすすめです。
例えば、さわらの塩焼きなら、軽く塩をふって30分ほど置いてから、フライパンでじっくりと焼き上げます。こんがりと焼き色がついて、中まで火が通ったら完成です。
レモンを添えれば、さっぱりとした味わいになりますよ。
さわらのホイル焼きもおすすめ。
さわらに塩こしょうをして、アルミホイルにさわらと野菜(玉ねぎ、しめじなど)を乗せます。
バターを少々のせ、ホイルを閉じたら、オーブンで15〜20分焼いて完成です。
魚の臭みが気になる人にもおすすめの調理法ですよ。
丁寧に下処理する
美味しいさわら料理の秘訣は、丁寧な下処理にあります。臭みを取るために、酒や塩で下処理をしてから調理するのがポイントです。
まず、さわらを流水でよく洗い、水気を拭き取ります。次に、薄く塩をふるか、酒を振りかけて10分ほど置きます。
これで、魚特有の臭みが軽減されます。その後、再び水で軽く洗い、水気を拭き取れば下処理の完了です。
冷凍保存する場合は、1回分ずつラップで包み、空気を抜いて保存袋に入れましょう。
こうすることで、解凍時のドリップ(うま味成分を含む水分)の流出を防ぎ、美味しさを保つことができます。
旬の時期に楽しむ
さわらの美味しさを最大限に引き出すなら、旬の時期に食べるのがおすすめです。さわらの旬は主に春と秋。この時期のさわらは、脂がのっていて特に美味しいんです。
鮮度の良いさわらを選ぶポイントは、目が澄んでいて、身が締まっていること。
迷ったら、お店の人に聞いてみるのも良いでしょう。新鮮なさわらは、さっぱりとした味わいで、妊娠中の食欲不振の時期にもぴったりです。
旬のさわらを使えば、少量の調味料でも十分な味わいが楽しめます。薄味でも美味しく食べられるので、妊娠中の方にもおすすめですよ。
【妊娠中×さわら】よくある質問
さわらの基本情報や美味しく食べるコツについてお話ししてきましたが、まだ気になることがあるかもしれませんね。ここでは、妊娠中のさわら摂取についてよくある質問にお答えします。
Q. さわらの刺身は妊娠中に食べても大丈夫?
結論から言うと、妊娠中はさわらの刺身を避けたほうが良いでしょう。
リステリア菌や寄生虫館選のリスクがあるためです。
妊娠中は免疫力が低下しているため、生魚を食べることでリスクが高まる可能性があります。寄生虫や食中毒のリスクを避けるため、十分に加熱調理したものを食べることが推奨されています。
さわらの刺身が食べたくなっても、ぐっと我慢。代わりに、焼いたり蒸したりと、加熱調理したさわらを楽しみましょう。加熱することで、むしろうま味が増すこともありますよ。
Q. 妊娠中に魚介類の摂取が推奨されているのはなぜ?
妊娠中の方に魚介類の摂取が勧められる理由は、魚介類に含まれる栄養素が、赤ちゃんの発育に重要な役割を果たすからなんです。
魚介類は、良質なたんぱく質や不飽和脂肪酸、ビタミン類を多く含んでいます。特に不飽和脂肪酸は、赤ちゃんの脳や神経の発達に重要な役割を果たすと言われているんです。
ただし、先ほども触れたように、生食は避け、適度な量を守ることが大切です。バランスの取れた食事の一部として、魚介類を取り入れてみてくださいね。
Q. さわらと他の魚介類を比べた場合の栄養価の特徴は?
さわらの栄養価について、他の魚介類と比べてみると、カリウムが多く含まれているのが特徴です。
カリウムは、体内の水分バランスを整えたり、筋肉や神経の働きを助けたりする大切な栄養素。妊娠中の浮腫みの予防にも役立つと言われています。
もちろん、他の栄養素もバランスよく含まれているので、さわらは妊婦さんにとって優れた食材と言えるでしょう。ただし、偏った食事にならないよう、他の食材とのバランスも考えながら取り入れてくださいね。
まとめ
さわらは栄養価が高く、妊婦さんや赤ちゃんの健康をサポートする優れた食材であることが分かりましたね。
ただし、生食は避け、適切な加熱調理を心がけることが大切です。また、旬の時期を選び、新鮮なものを適量摂取するのがポイント。そうすることで、安全においしくさわらを楽しむことができます。
妊娠中の食事は不安になることも多いですが、正しい知識を持って工夫すれば、栄養バランスの取れた美味しい食事を楽しむことができます。さわらを上手に取り入れて、健康的な妊娠生活を送ってくださいね。
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