鉄分やビタミン類が豊富に含まれるざくろは、実は授乳中のママにもおすすめの果物です。でも、赤ちゃんのことを考えると食べて良いのかちょっと不安…。
そんな心配を解消できるよう、授乳中のざくろ摂取について詳しくまとめてみました。
授乳中のざくろ摂取について
授乳中は特に気を使う食事制限。ざくろについても安全性を確認しておきましょう。
ざくろに含まれる栄養素
ざくろには、実に豊富な栄養素が含まれています。鉄分は貧血予防に、亜鉛は免疫力アップに、そしてマグネシウムは筋肉の疲れを和らげる効果も。
さらに、カリウムで浮腫み解消、ビタミンB6で自律神経のバランスを整え、葉酸で造血作用をサポートしてくれます。
授乳中のざくろ摂取は基本的に安全!
心配なのは母乳への影響ですが、通常の食事の一部としてざくろを摂取する分には、母乳の質や量に悪影響を及ぼす心配はありません。市販のざくろジュースも、適量であれば安心して飲むことができます。
生で食べる場合は、りんごやみかんなど他の果物と同じように、1日の適度な量を心がけましょう。
ざくろを食べる際の注意点
安全に美味しく食べるために、いくつかの注意点があります。これらを押さえておけば、安心してざくろを楽しむことができます。
皮をしっかりと剝いてから食べる
ざくろの皮には「ペレチエリン」という成分が含まれているため、皮を誤って食べてしまうと、下痢や吐き気、めまい、さらには麻痺症状などの深刻な症状を引き起こす可能性があります。
実の部分だけを丁寧に取り出して食べることが大切です。なお、種は食べても問題ありません。
少量から食べ始める
初めて食べる場合や久しぶりに食べる場合は、まずは少量から始めることをおすすめします。特にアレルギー体質の方は、下痢や吐き気などのアレルギー症状が出る可能性があるため、慎重に様子を見ながら進めていきましょう。
体調に異変を感じたら、すぐに摂取を中止して医療機関に相談することが賢明です。
胃の不調がある方は控えめにする
胸焼けなどの胃の不調がある場合は、ざくろの摂取量を控えめにすることをおすすめします。ジュースの場合は水で薄めて少量ずつ飲むようにしましょう。
体調に合わせて適量を調整することが、安全に楽しむコツです。
授乳中の食事管理のポイント
授乳中の食事管理について、重要なポイントをご紹介します。
【重要】過度な食事制限は避ける
極端な食事制限は、ママと赤ちゃん双方の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。体型が気になる場合でも、極端なカロリー制限や特定の栄養素の制限は避けましょう。
バランスの取れた食事と適度な運動を心がけることが、健康的な体作りの近道です。
栄養バランスに気を配る
緑黄色野菜、肉類、魚介類、豆類など、様々な食材をバランスよく取り入れることが大切です。特に鉄分、カルシウム、葉酸は意識的に摂取するようにしましょう。
和食中心の食事は、自然と栄養バランスが整いやすく、授乳中のママにぴったりです。
ざくろなどのフルーツはおやつやデザートとして適量取り入れるようにしてください。
水分補給も忘れずに行う
授乳中は普段以上に水分が必要となります。温かい汁物を食事に取り入れたり、のどが渇く前にこまめに水分を補給したりすることが大切です。
水やお茶、スープなど、様々な形で水分を摂取することをおすすめします。
時間を決めて水分補給をするのもいいアイデアです。
カフェインの摂りすぎに注意する
カフェインの摂取は1日200mgまでを目安にしましょう。紅茶やコーヒー、チョコレートなどカフェインを含む食品を摂取する際は、量を把握しながら適度に楽しむことが大切です。
ノンカフェインやデカフェ飲料を選ぶことで、カフェイン摂取量を抑えることができますよ。
アルコールは避ける
アルコールは母乳に移行するため、授乳中は完全に控えることが推奨されています。気分転換したい時は、ノンアルコール飲料を活用するのがおすすめです。
ノンアルコール飲料を選ぶ際は、アルコール0.00%であることを確認するようにしてください。
まとめ
授乳中のざくろ摂取は、適切な量を守れば安全に楽しむことができます。栄養豊富なざくろを上手に取り入れることで、ママの健康管理にも役立てることができます。
ざくろの皮は取り除き、アレルギー症状が出た際は摂取を中止しましょう。医師に相談することも忘れずに。
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