授乳中のママたちからよく聞かれるのが、「どんな食べ物や飲み物を避けたらいいの?」という質問です。
ファストフードやインスタント食品、カフェインやアルコールまで、授乳期に気をつけたいポイントをしっかり押さえておくと安心ですね。
さらに、赤ちゃんへの栄養供給のために大切な食事のバランスや水分摂取についても具体的に見ていきましょう。授乳期の食生活に関する気になる情報が詰まっていますので、ぜひ参考にしてください。
授乳中に避けるべき食べ物はある?理由は?
授乳中には、母乳を介してさまざまな栄養が赤ちゃんに届けられます。食べ物によっては母乳の質に影響を及ぼすので注意しなければなりません。
では、具体的にどんな食べ物を避けたら良いのか詳しく見ていきましょう!
ファストフードやインスタント食品
ファストフードやインスタント食品は、簡単に購入できて時間がないときにはとっても便利ですよね。しかし、授乳中は特にこれらの食品を避けた方が良いとされています。
なぜなら、ファストフードやインスタント食品には糖質や脂質がたっぷり含まれている一方で、必要なタンパク質やミネラル、ビタミンが不足しがちで母乳のバランスが崩れてしまうためです。
授乳中には手軽さを重視するのではなく、赤ちゃんの健康のためにバランスの良い食事を選びましょう!
糖質や脂質が多い食べ物
甘いもの、特にチョコレートやクリームたっぷりの洋菓子にはついつい手が出てしまいますが、授乳中には控えるべきです。甘いものには糖質と脂質が多く含まれているため、母乳の質を下げてしまうと言われています。
甘いものが食べたいときは和菓子に置き換えてみたり、低カロリーで砂糖不使用のお菓子を選ぶことで、罪悪感なくおやつを楽しめますよ。赤ちゃんにもママにも優しい選択と言えますね。
【解説】授乳中のお寿司やお刺身は問題ない?
水銀の影響を気にして、生ものを避けているママも多いのではないでしょうか。でもお寿司やお刺身は、実は授乳中でも安心して食べられるんですよ!
厚生労働省の食品健康影響評価によると、母乳を介して赤ちゃんに届く水銀量はごく微量。
新鮮なものを選び、適度な量を心掛ければ、授乳中でもお寿司やお刺身を楽しめます。
授乳中に避けるべき飲み物とその理由
授乳中は赤ちゃんの健やかな成長と直結する大切な時期です。摂取する飲み物によっては、母乳を通して赤ちゃんに影響を及ぼす可能性があるため、授乳中のママは飲み物にも気を付けなければなりません。
それでは、一体どんな飲み物が授乳中のママにとって避けるべきものなのか、理由とともに確認していきましょう。
【絶対NG】アルコール
育児に疲れた時、アルコールを飲みたくなる時もあるかもしれません。しかし、アルコールは母乳にも素早く移行してしまいます。
授乳中のアルコール摂取は、軽度から重度の影響が及んでしまうことがあるので、お母さんだけでなく赤ちゃんのためにも絶対にNGです。お酒を飲みたくなった時は、炭酸水やノンカフェインの飲料など代わりにリフレッシュできる飲み物を試してみてください。
コーヒー
忙しい育児の合間にほっと一息つくとき、コーヒーが欠かせないというママもいるはずです。
コーヒーに含まれるカフェインは、授乳中の赤ちゃんに影響を及ぼす可能性があるため量には注意しましょう。赤ちゃんはカフェインを分解する能力が大人に比べてまだ発達しておらず、うまく眠れなかったりイライラしてしまうこともあるためです。
1日の合計摂取量には注意して、カフェインレスコーヒーや麦芽コーヒーなどに切り替えてみるのも良いでしょう。
冷たい飲み物
暖かい日や運動の後には、冷たい飲み物をゴクゴク飲みたくなりますよね。しかし、授乳中のママが体を冷やしてしまうと血行が悪くなり、母乳の出が悪くなることがあります。
赤ちゃんに十分な母乳をあげるためにも、できるだけ常温か温かい飲み物を選んで体を冷やさないように心がけましょう。
温かいハーブティーは、冷え対策にもおすすめです。ブレンドなどの種類も豊富で、気分に合わせて選べますよ。
授乳中の食生活で気をつけるべきこと
授乳期は赤ちゃんへの栄養供給のため、食生活に対しても普段以上に注意しなければなりません。
しかし、一気にやろうとするとつらく感じますよね。まずは毎日の食事を少しでも改善することから、少しずつ取り組んでみましょう。
食事のバランス
母乳には赤ちゃんに栄養を届ける役割があります。そのため、緑黄色野菜や肉、魚、豆類からビタミンやミネラル、タンパク質を普段以上にしっかり摂ることが大切です。
食品の品目を増やし、野菜や果物も多めに取り入れるようにしましょう。また、鉄分やカルシウムなど、特に摂取が求められる栄養素も十分に補給することが必要ですね。
バランスよく栄養を配慮した食事で、赤ちゃんの成長をしっかり支えましょう。
水分摂取
授乳を頻繁に行う時期には、体から水分が失われやすくなります。こまめに水分補給をすると産後のママの体の回復にもつながりますので、意識して水分を摂りましょう。
食事のときはもちろん、こまめに少しずつ水分を摂る必要があります。
このとき、体を冷やさないように常温か温かい飲み物がおすすめです。水だけでなく、ミネラルやビタミンを摂れるハーブティーや麦茶も積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。
赤ちゃんのアレルギー
まだまだ未熟な赤ちゃんの身体は、アレルギー物質にも敏感です。
ママの普段の食事でも、アレルギーを引き起こす可能性がありますから、普段から赤ちゃんの様子や母乳の飲み具合をしっかり観察しましょう。
赤ちゃんがアレルギー反応を示した場合は、食品の摂取を控えるか食べる量を少なくするなどの対策が必要です。時には医師のアドバイスをもらいながら、赤ちゃんに合った食材選びを心がけてみましょう。
まとめ
この記事では、授乳中に避けるべき食べ物や飲み物、さらに食生活での注意点まで詳しく解説しました。ファストフードやインスタント食品、糖質と脂質が多い食品は、母乳の質に影響を及ぼすため避けるべきです。
授乳中のお酒は絶対NGですし、カフェインについても1日の摂取量に気を配りましょう。
赤ちゃんの健やかな成長のためにも、まずはできることから始めていきましょうね。
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