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パパイヤは授乳中に食べても大丈夫?栄養価・注意点を徹底解説

授乳中のフルーツ

この記事は栄養士によって監修されています

この記事を監修された先生

中村あゆみ先生

中村 あゆみ 先生

東京農業大学応用生物科学部卒業。食品企業での勤務経験を経て、都内保育園で栄養士として従事。妊娠中のお母さんへの栄養相談や食育活動に携わる。現在は茨城県内のこども園で子供たちの食育指導や献立作成を担当。茨城県栄養士会所属。

中村先生の詳細プロフィール

授乳中は食事の悩みは尽きないもの。「パパイヤって授乳中に食べても大丈夫?」と疑問に思ったことはありませんか?実は、パパイヤには母乳の出をサポートする嬉しい効果があるんです。沖縄では昔から産後の女性の味方として親しまれてきた食材。

この記事では、授乳中のパパイヤ摂取について安心できる情報をお届けします。

\内側からしっかり整える/

パパイヤの基本情報

パパイヤは栄養価が高く、特に授乳中の体にうれしい効果をもたらす果物です。青パパイヤと完熟パパイヤの2種類があり、それぞれ異なる特徴と栄養素を持っています。まずはパパイヤの基本から理解していきましょう。

パパイヤの種類と特徴

パパイヤには大きく分けて2つの種類があります。まだ熟していない「青パパイヤ」と、完全に熟した「完熟パパイヤ」です。青パパイヤは硬めの食感で野菜として料理に使われることが多く、さっぱりとした風味と独特の食感が特徴です。一方、完熟パパイヤはオレンジ色の果肉が柔らかく甘みが強いため、フルーツとして楽しまれています。

日本では「木瓜(モクカ)」や「乳瓜(チチウリ)」とも呼ばれていて、その名前からも分かるように、昔から女性の健康、特に授乳に関連する食材として知られてきました。見た目は少し独特ですが、熱帯地方では一般的な果物で、特に東南アジアや沖縄の食文化で重要な位置を占めています。

香りは独特で、完熟すると甘い芳香が漂います。皮の色は青パパイヤが明るい緑色、完熟パパイヤは黄色からオレンジ色へと変化していきます。大きさも様々で、小さいものから大きなものまであり、形は楕円形から洋梨のような形状まで様々です。

パパイヤの別名「乳瓜(チチウリ)」は、母乳の出を良くするという言い伝えに由来しています
この名前自体が、昔から授乳中の女性に親しまれてきた証拠と言えるでしょう。

【結論】授乳中もパパイヤは食べてOK!

結論から言うと、授乳中のママも青パパイヤも完熟パパイヤもどちらも安心して食べることができます。特に沖縄では、青パパイヤは母乳の出を良くする食材として古くから重宝されてきました。沖縄の伝統的な知恵として、産後の回復を早めるためにも積極的に取り入れられています。

パパイヤに含まれる栄養素は母体の回復と良質な母乳の生成をサポートします。ビタミンCが豊富で免疫力の向上に役立ち、食物繊維も豊富なので産後の便秘解消にも効果的です。また、パパイヤに含まれるパパイン酵素は、タンパク質の消化を助け、胃腸の調子を整えてくれます。

沖縄では産後すぐの「お産じまい」と呼ばれる期間に、青パパイヤの煮物やしりしりなどを食べる習慣があります。これは、パパイヤが母乳の質と量を向上させると信じられてきたからです。科学的にも、パパイヤに含まれる栄養素が女性ホルモンのバランスを整え、乳腺の発達を促進する可能性が示唆されています。

産後の体は特に栄養が必要な時期です。パパイヤを適度に取り入れることで、体の回復を早め、母乳育児をスムーズに進める手助けとなるでしょう。

青パパイヤと完熟パパイヤの成分に違いはある?

青パパイヤと完熟パパイヤでは、含まれる栄養成分に違いがあります。青パパイヤは100gあたりエネルギー35kcalで、完熟パパイヤは100gあたりエネルギー33kcalと、カロリー面ではほぼ同じです。しかし、成分の構成には明確な違いが見られます。

青パパイヤの最大の特徴は、タンパク質分解酵素であるパパイン酵素が豊富に含まれていることです。このパパイン酵素は消化を助け、胃腸の調子を整える効果があります。産後の体調管理や消化不良に悩むママにとって、青パパイヤは心強い味方になるでしょう。

一方、完熟パパイヤは熟すにつれてカロテン含有量が増加します。特にβクリプトキサンチンという抗酸化物質が豊富で、これは肌の健康維持や免疫力向上に役立ちます。また、完熟パパイヤには糖分も多く含まれるため、自然な甘みを楽しみながら栄養補給ができます。

どちらのパパイヤも食物繊維が豊富で、ビタミンCも含んでいます。ビタミンCは鉄分の吸収を助ける働きがあるため、産後の貧血気味のママにもおすすめです。また、カリウムも含まれており、むくみの解消にも役立ちます。

授乳中にパパイヤを食べる際の注意点

パパイヤは授乳中に安心して食べられる食材ですが、より安全に美味しく食べるためにいくつかの注意点があります。新鮮なパパイヤの選び方から、アレルギーの可能性、適切な摂取量まで、知っておくべき情報をご紹介します。

傷がなく重みのある物を選ぶ

パパイヤを選ぶ際は、見た目と手触りが重要なポイントになります。青パパイヤを選ぶなら、しっとりとした鮮やかな緑色で、持ったときに重量感があるものが新鮮です。表面に傷や黒ずみがないものを選びましょう。軽すぎるものは水分が少なく、風味も劣ります。

完熟パパイヤを選ぶ場合は、皮の色が黄色からオレンジ色に変わり始めたものがよいでしょう。指で軽く押して少し柔らかく感じるものが食べ頃です。あまりに柔らかすぎるものは過熟の可能性があるので注意が必要です。香りをかいでみて、甘い芳香がするものが良質な証拠です。

パパイヤは購入後の保存方法も大切です。青パパイヤはそのまま常温で保存できますが、直射日光は避けましょう。完熟パパイヤはすぐに食べる予定なら常温で問題ありませんが、数日保存する場合は冷蔵庫で保管するのがおすすめです。カットしたパパイヤはラップで包んで冷蔵保存し、なるべく早めに食べるようにしましょう。

鮮度の良いパパイヤを選ぶことで、栄養価を最大限に摂取できます。授乳中は特に質の良い食材を選ぶことが大切なので、少し手間をかけてでも良いパパイヤを見極める目を養いましょう。

アレルギー反応に気をつける

パパイヤは多くの人にとって安全な食材ですが、特に青パパイヤに含まれるパパイン酵素によるアレルギー反応に注意が必要です。パパインはタンパク質分解酵素で、消化を助ける効果がある一方、敏感な人には皮膚刺激やアレルギー症状を引き起こす可能性があります。

青パパイヤを調理する際、特に肌が敏感な方は調理用手袋を着用することをおすすめします。生の青パパイヤを素手で長時間触っていると、手が荒れたり、かゆみを感じたりすることがあります。これはパパインが皮膚のタンパク質に作用するためです。

初めてパパイヤを食べる場合は、少量から始めて体の反応を見るのが賢明です。口の周りのかゆみ、喉の違和感、蕁麻疹などの症状が現れた場合はパパイヤアレルギーの可能性があります。そのような症状が出た場合は摂取を中止して医師に相談しましょう。

また、ラテックスアレルギーのある方は、パパイヤにも交差反応を示す可能性があります。これは「ラテックス・フルーツ症候群」と呼ばれる現象で、バナナやアボカドなど特定の果物とラテックスの間でアレルギー反応が共通して起こることがあります。

初めてパパイヤを食べる授乳中のママは、赤ちゃんの様子もよく観察してください
母乳を通じて微量の成分が赤ちゃんに届く可能性があるためです。

適切な摂取量を守る

パパイヤには多くの健康効果がありますが、どんな食材でも適量を守ることが大切です。特に授乳中は、自分の体調だけでなく赤ちゃんのことも考慮して食事を取る必要があります。

パパイヤの過剰摂取は、胸焼けや吐き気、下痢などの消化器系の不調を引き起こす可能性があります。これは主に青パパイヤに含まれるパパイン酵素の作用によるもので、消化器官に負担をかけることがあります。1日の摂取量は個人の体調や目的に応じて調整するのが良いでしょう。

一般的な目安としては、完熟パパイヤなら1日約100〜200g程度(小さめの果物1/4〜1/2個分)、青パパイヤを料理で使う場合は50〜100g程度が適量と言われています。もちろん、これはあくまで目安であり、個人差があります。

特に胃腸の調子が優れないときや、体調不良の際は、パパイヤの摂取を控えるか、少量にとどめるのが無難です。また、薬を服用している場合は、パパイヤに含まれる成分が薬の吸収や効果に影響を与える可能性もあるため、心配な場合は医師に相談してみましょう。

パパイヤを食べた後に体調の変化を感じたら、摂取量を減らすか一時的に控えることをおすすめします。授乳中の体は敏感になっているため、普段以上に自分の体調の変化に注意を払いましょう。

パパイヤの上手な取り入れ方

パパイヤは青果でも完熟果でも様々な食べ方があります。それぞれの特性を活かした美味しい調理法で、授乳中の体に必要な栄養を効率よく取り入れましょう。ここでは、簡単に実践できるパパイヤの調理法をご紹介します。

【完熟パパイヤ】生でそのまま食べる

完熟パパイヤは甘くジューシーで、そのままデザートとして楽しむのが一番シンプルで栄養を逃さない食べ方です。食べ方は簡単で、まず縦半分に切って中央の種を取り除きます。種は苦みがあるので取り除くのがおすすめですが、少量なら食べても問題ありません。

皮を包丁やスプーンで剥いたら、一口大にカットして食べやすくします。レモンやライムを少し絞るとさらに爽やかな風味になります。朝食のフルーツとしても、おやつとしても最適です。

完熟パパイヤは追熟させることで、より甘みが増します。購入時に少し固めのものでも、常温で数日置くことで柔らかく甘くなります。皮の色が黄色からオレンジ色に変わり、指で軽く押して柔らかく感じるのが食べ頃のサインです。

完熟パパイヤはヨーグルトと合わせても美味しいです。カットしたパパイヤをプレーンヨーグルトにトッピングし、はちみつを少しかければ、栄養たっぷりの朝食やおやつになります。乳酸菌と果物の組み合わせは腸内環境を整え、授乳中の消化器系のサポートにもなるでしょう。

完熟パパイヤはビタミンAの前駆体であるβ-カロテンが豊富で、その鮮やかなオレンジ色が特徴です
このβ-カロテンは母乳の質を高め、赤ちゃんの視力発達や免疫機能の向上にも役立ちます。

【青パパイヤ】パパイヤサラダ

青パパイヤは少し苦みがありますが、適切な下処理をすることでさっぱりとした食感が楽しめる栄養価の高いサラダに変身します。東南アジア、特にタイの「ソムタム」と呼ばれるパパイヤサラダは、授乳中のママにもおすすめの一品です。

まず青パパイヤの皮を剥き、種を取り除きます。次に千切りにして、10分ほど水にさらしてアク抜きをします。これにより苦みが和らぎ、食べやすくなります。水気をしっかり絞ったら、調味料と合わせていきます。

基本の味付けは、ナンプラー、ライム果汁、砂糖、唐辛子(授乳中は控えめに)を混ぜたドレッシングです。お好みでミニトマト、にんじん、きゅうりなどの野菜やピーナッツを加えると彩りよく、栄養バランスも良くなります。

このサラダは消化を助けるパパイン酵素が豊富で、産後の体調管理に役立ちます。また、さっぱりとした味わいは食欲が不安定になりがちな授乳期にもぴったりです。辛さは控えめにして、胃に優しく調整するのがポイントです。

作り置きも可能で、冷蔵庫で2〜3日保存できます。時間が経つと味がなじんでさらに美味しくなるので、忙しい育児の合間にもささっと食べられる常備菜として重宝するでしょう。

【青パパイヤ】 パパイヤしりしり

沖縄の郷土料理「しりしり」は、細く切った野菜を炒める調理法で、青パパイヤを使った「パパイヤしりしり」は授乳中のママに昔から愛されてきた栄養満点の一品です。作り方はシンプルながら、パパイヤの栄養を効率よく摂取できます。

青パパイヤをピーラーで皮を剥き、1.5〜2mm幅の薄切りにします。次に水にさらしてアク抜きをし、水気をしっかり絞ります。フライパンにごま油を熱し、卵を炒めて一度取り出します。同じフライパンにツナ缶や細切りにした人参などを加えて炒め、水気を絞った青パパイヤを加えます。

塩、鶏がらスープの素、しょうゆなどで味付けし、最後に先ほど炒めた卵を戻し入れて完成です。鰹節を振りかけると、さらに風味が増します。青パパイヤの歯ごたえを楽しみながら、パパインの効果で消化もよくなります。

このパパイヤしりしりは、タンパク質と食物繊維のバランスが良く、授乳中の栄養補給に最適です。特に青パパイヤのパパイン酵素は母乳の質を向上させると言われており、沖縄では産後の定番料理として重宝されています。

忙しい子育て中のママでも、材料さえあれば10分程度で作れる手軽さも魅力です。冷蔵保存も2〜3日可能なので、まとめて作っておくと便利です。温かくても冷たくても美味しく、お弁当のおかずとしても活躍します。

まとめ

パパイヤは授乳中のママにとって、安心して食べられる優れた食材です。青パパイヤも完熟パパイヤも、それぞれの特徴を活かした食べ方で栄養を効率よく摂取できます。青パパイヤに含まれるパパイン酵素は消化を助け、母乳の質と量を向上させる可能性があります。一方、完熟パパイヤはビタミンやミネラルが豊富で、産後の回復に役立ちます。

パパイヤを選ぶ際は、傷がなく重みのあるものを選び、適切な保存方法で鮮度を保ちましょう。アレルギー反応には注意し、特に初めて食べる場合は少量から始めるのが安全です。また、適切な摂取量を守ることで、消化器系への負担を避けられます。

授乳中の食事は、ママの体調と赤ちゃんの健康に直結します
バランスの良い食事の中に、パパイヤのような栄養価の高い食材を取り入れることで、より充実した授乳期を過ごせるでしょう。

日々の食事に少しずつパパイヤを取り入れることで、産後の体調管理や母乳育児をサポートできます。もちろん、個人差はありますので、自分の体調や赤ちゃんの様子を見ながら調整していくことが大切です。妊娠サポートナビ.comには授乳中の食事に関する記事もたくさんあります。ぜひ他の記事も読んでみてくださいね。

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