妊娠中は、甘いものが食べたくなることもあるでしょう。「妊娠中にチョコレートを食べても大丈夫なの？」との不安も良く聞かれます。
食べ過ぎには注意しつつ、チョコレート選びのヒントもおさえて楽しんでくださいね。
妊娠中のチョコレートの注意点
妊娠中のご褒美としてたまにチョコレートを楽しむのもいいですが、何事もほどほどにしましょう。
ここでは、妊娠中にチョコを楽しみたいママ要チェックの注意点をお伝えします。
食べ過ぎは体重管理に影響
妊娠期間中は、体重管理を怠ることなく健康を維持することが重要です。
特に、チョコレートのような高カロリーな食品は、気がつかないうちに過剰摂取してしまいがちです。たとえば、ミルクチョコレート1枚は280kcalとなっています。
カフェインの過剰摂取に注意
妊娠中のカフェイン摂取量に関しては、1日あたり200mgが上限とされています。
実は、一般的なミルクチョコレート50gにはカフェインが約14mg含まれていることをご存じでしょうか。お気に入りの板チョコもほどほどにして、赤ちゃんの健康を最優先に考えましょう。
虫歯のリスクにも注意
妊娠中にはホルモンバランスが大きく変わるため、虫歯にも注意が必要です。チョコレートの糖分は虫歯の原因ともなるため、食べた後は必ず丁寧に歯を磨きましょう。
ママの健康はお腹の中の小さな命にも影響してきますから、怠ってはいけませんよ。
妊娠中に食べても大丈夫なチョコレートの量は？
妊娠中に甘いチョコレートが食べたくなるママも多くいるでしょう。私自身、チョコレートを楽しみたい気持ちはよくわかります。
しかし、妊娠中にはママの体調管理も重要ですし、赤ちゃんにとって最善の選択をしたいものです。
妊娠中に食べても大丈夫なチョコレートの量はどれくらいなのか、詳しく見ていきましょう。
1日の目安量は板チョコ半分程度まで
ミルクチョコレートを食べ始めると、なかなか手を止められませんよね。
一般的なミルクチョコレート1枚（約50g）あたり280kcal。妊娠中の間食では摂取カロリーを200kcal程度に抑えることが推奨されていますので、1枚食べきるのはおすすめできません。
そのため、大好きなチョコレートであっても板チョコ半分、つまり25gが目安となります。これくらいであれば罪悪感を感じずに楽しめて、赤ちゃんへの影響も最小限に抑えられるでしょう。
ハイカカオチョコの適量は？
カカオたっぷりのハイカカオチョコは、ほろ苦いおいしさが癖になります。しかし、カカオ分が多い分、カフェインも多めになるため注意しましょう。
ハイカカオチョコ（70%以上）の場合、小包装1枚（約5g）あたり30kcal程度なので、1日で6枚までが適量とされています。
栄養満点のダークチョコレートも、適量を守って賢く楽しみましょう。
カフェインの少ないホワイトチョコなら比較的安心
ホワイトチョコには、カフェインがほとんど含まれていません。カフェイン摂取を気にされる妊娠中のママも、その点は安心して食べられますね。
ただし、ホワイトチョコには脂質も多く含まれており、カロリーや糖分の取り過ぎにも注意が必要です。一般的なミルクチョコレートよりも、食べる量を少なめにしておくと安心でしょう。
お腹の中で成長している赤ちゃんのことを考えて、美味しいホワイトチョコレートも適量で味わってくださいね。
妊娠中のチョコレート選びのコツ
妊娠中は食べ物を選ぶ際に、赤ちゃんへの影響を第一に考える必要がありますね。
チョコレートも例外ではありません。ここからは、赤ちゃんにもママにも優しく楽しめるチョコレート選びのコツをご紹介します。
カカオ分の少ないミルクチョコを選ぶ
ミルクチョコレートは、カカオマスの含有量が少なく、カフェイン含有量も控えめになる傾向にあります。また、乳製品が使われているため、まろやかな味わいが楽しめるのも特徴です。
妊娠中は、特に摂取するカロリーに注意しながら、少量ずつ楽しむようにしましょう。
糖分控えめのチョコレートを選ぶ
甘いものがやめられないママもいるでしょう。
最近では、スーパーやコンビニでも糖質を抑えた商品が多く販売されています。糖分が気になるときにも、選び方ひとつでチョコレートを楽しめるんですよ。
安心して楽しむためにも、購入前や食べる前にパッケージ裏の栄養成分表をチェックする癖をつけましょう。
食べる時間帯にも気を付ける
カフェインに敏感な方は、特に夜遅くのチョコレートは避けた方が無難です。
カフェインの作用で寝つきが悪くなってしまうこともあるため、夜に何か食べたい時はカフェインレスのホットミルクなど、睡眠に影響が出にくいものがおすすめです。
日中にチョコを楽しんでリフレッシュできれば、妊娠中のストレス解消にもつながります。
よくある質問と回答
妊娠中にチョコを食べたいと思っても、色々と不安な点が出てくるでしょう。
そんな時に役立つよくある質問を取り上げて、詳しくお答えしていきます。
Q. 妊娠中はチョコレートを完全に避けた方がいい？
実際、適切な量を守ることで、妊娠中でもチョコレートを楽しむことは可能です。
妊娠期間中は特にカフェインの摂取量に注意が必要ですが、適正な量を守れば問題ありません。また、糖分やカロリーもしっかりチェックしましょう。
Q. お腹の赤ちゃんへの影響は？
お腹の中の赤ちゃんにとって大切なのは、ママがバランス良く栄養をとること。
チョコレートに含まれる成分が赤ちゃんに直接悪影響を与えることはありませんが、カフェインやカロリーの過剰摂取には注意したいものです。
それを避ければ、赤ちゃんにとってもママにとっても問題ないと言えるでしょう。
Q. 妊娠中におすすめのチョコレートは？
カカオ分の少ないミルクチョコやカフェインをほとんど含まないホワイトチョコは、妊娠中でも安心して楽しめます。
また、糖分控えめのチョコレートを選ぶことも心がけましょう。選び方ひとつでカロリーを抑えられますし、健康を守りつつチョコレートを楽しめますよ。
まとめ
今回は妊娠中のチョコレート摂取について、気を付けるべきポイントを詳しく解説しました。
適切な体重管理を意識しながら、カロリーやカフェインの摂取量に注意することが重要です。虫歯予防のためにも、食後の歯磨きは忘れずに行いましょう。
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