産後ケアの情報センターはある？要チェックの情報源も教えます

出産後の産後ケアは、ママと赤ちゃんの健康にとってとても大切ですよね。

でも、実際にどんなサポートが受けられるのか、頼れる人やサービスはあるのか、気になるところです。

そこで今回は、産後ケアについて基本的な情報や、ママを取り巻く現状をまとめてみました。

パートナーや家族、地域のサポートについても触れながら、頼れる民間サービスの選び方のポイントもご紹介します。

さらに、役立つ情報が得られるインターネット上の情報源もピックアップ。

産後ケアの基本情報

身体的にも精神的にも大きな変化を経験するこの時期に、適切なサポートを受けることで、ママと赤ちゃんの健康を守ることができるのです。

ここでは、産後ケアの基本的な情報について詳しく解説していきましょう。

【そもそも】産後ケア情報センターは存在する？

しかし、産後のママたちをサポートするために、各自治体や民間企業がさまざまな産後ケアサービスを提供しています。

産後ケアサービスには、産後の身体のケア、育児のサポート、心理的なサポートなどが含まれており、地域ごとに異なる内容が用意されています。

必要な支援を得るために、まずはお住まいの地域の自治体に相談することが大切です。

民間企業でも充実した産後ケアが提供されていますので、探してみてはいかがでしょうか。

産後ケアとは

出産は、女性の体にとって大変な負担となります。

ホルモンバランスの変化や、子宮の回復、乳汁分泌の開始など、身体的な変化が著しいこの時期に、十分な休養と栄養、そして適切なケアを受けることが何より大切です。

産後ケアでは、ママの身体的な回復だけでなく、心理的な安定も重要視されます。

出産後は、ホルモンの影響で感情の起伏が激しくなったり、育児への不安や悩みを抱えたりすることも少なくありません。

そのような状況下で、周囲のサポートを受けながら、ゆっくりと心身を休めることが、産後ケアの目的といえるでしょう。

産後ケアはなぜ重要？

出産後のママは、身体的にも精神的にも非常にデリケートな状態にあります。

適切なケアを受けられないと、産後の回復が遅れたり、母乳育児がうまくいかなかったりと、様々な問題が生じる可能性があるのです。

また、産後うつのリスクも看過できません。

ホルモンバランスの変化や、育児への不安、睡眠不足などが重なることで、産後うつを発症するママは少なくありません。

産後うつは、ママ自身の心身の健康だけでなく、赤ちゃんの成長発達にも影響を及ぼす可能性があります。

産後ケアを通して、ママが心身ともに健康な状態を維持できれば、赤ちゃんとの愛着形成もスムーズに進みます。

産後ケアは、ママと赤ちゃんの絆を深めることにも役立つといえるでしょう。

産後ケアの主な内容

産後ケアの内容は多岐にわたりますが、大きく分けると、ママの心身の回復を促すケアと、赤ちゃんの健康状態や発育状態をチェックするケアの2つに分類できます。

ママへのケアとしては、まず十分な休養が挙げられます。

また、バランスの取れた食事も重要です。

授乳中のママは、栄養価の高い食事を心がける必要があります。

沐浴や授乳の方法についても、助産師や看護師による指導が行われます。

特に、初めての出産の場合は、戸惑うことも多いでしょう。

専門家のアドバイスを受けながら、自分に合ったやり方を見つけていくことが大切です。

体重や身長の計測、歯科や眼科、耳鼻科など、様々な検査が行われます。

さらに、産後ケアはママが悩みや不安を相談できる場としての役割も果たします。

育児の悩みや、家族関係の問題など、どんなことでも気軽に相談できる環境があることは、ママにとって心強い支えとなるはずです。

産後ケアを取り巻く現状

産後ケアの重要性が広く認識されるようになった一方で、実際に利用できるサービスや支援体制は、地域によって差があるのが現状です。

ここでは、産後ケアを取り巻く現状について、詳しく見ていきましょう。

近年広がりつつある

近年、産後ケアの重要性が広く認識されるようになり、国や自治体レベルでの取り組みが進められています。

厚生労働省は、2017年に「産後ケア事業ガイドライン」を策定し、市町村が実施する産後ケア事業の普及を図っています。

また、オンラインでのカウンセリングやサポートグループなど、新しい形のサービスも登場しています。

コロナ禍で対面でのサポートが難しい状況下では、オンラインでのサービスが注目を集めました。

自宅にいながら、専門家のアドバイスを受けられるのは、ママにとって大きな魅力といえるでしょう。

沐浴指導や産後ヨガ、ママ同士の交流会など、様々な企画が用意されています。

育児に不安を感じているママにとって、同じ悩みを抱える仲間と出会える場は、心強い存在となるはずです。

このように、産後ケアに対する社会的な関心の高まりとともに、サポート体制も徐々に整備されつつあります。

ただし、地域によってサービスの内容や利用しやすさには差があるのが現状です。

地域などでサービス内容に差がある

都市部では、比較的多様なサービスが提供されているのに対し、地方では選択肢が限られているケースも少なくありません。

例えば、東京都内の区市町村では、宿泊型の産後ケア施設が数多く設置されています。

利用期間は1〜7日程度で、母子同室のプライベート空間で、ゆっくりと過ごすことができます。

助産師や看護師による24時間体制のサポートも魅力の一つです。

一方、地方都市では、宿泊型の施設が少ないのが現状です。

自宅に助産師が訪問する訪問型のサービスが中心となることが多いようです。

利用できる日数も限られており、十分なサポートを受けられない場合もあります。

また、利用料金についても地域差が大きいようです。

自治体によっては、一部または全額を補助している場合もありますが、全額自己負担のケースも少なくありません。

経済的な理由から、サービスの利用を諦めざるを得ないママもいるのが実情です。

このように、産後ケアのサービス内容や利用しやすさは、地域によって大きな差があります。

全国どこでも、質の高いサービスを受けられる体制の整備が求められているといえるでしょう。

民間施設・サービスの費用負担が大きい

産後ケアのサービスを提供している民間施設やサービスの中には、利用料金が高額なものも少なくありません。

例えば、都内にある某産後ケア施設では、1泊2日の利用料金が10万円以上となっています。

食事やケア、ヨガなどのプログラムが含まれた料金設定ではありますが、一般的なママにとっては、かなりの負担となるでしょう。

訪問型のサービスでも、1回あたり数千円〜1万円程度の料金設定が一般的です。

利用回数が増えれば、それだけ費用も嵩んでいくことになります。

もちろん、質の高いサービスを提供するためには、一定の費用がかかるのは避けられません。

しかし、経済的な理由から、必要なサポートを受けられないママがいるのも事実です。

民間のサービスを利用する際は、費用対効果を考えることが大切です。

利用目的や期待する効果を明確にした上で、自分に合ったサービスを選ぶことが重要といえるでしょう。

また、自治体の補助制度などを活用することで、費用負担を軽減できる場合もあります。

利用を検討する際は、まず自治体の窓口に相談してみるのも一つの方法です。

必要なサービスを、誰もが利用しやすい環境づくりが求められているといえるでしょう。

【産後ケア】サポート体制は充分？頼れるサービスや人は？

産後は心も体も大変デリケートな時期。

ママたちの中には、身近に頼れる存在がいない、サポート体制に不安を感じているという声も少なくありません。

実はパートナーや家族、地域の方々など、私たちの周りにはたくさんの心強い味方がいるのです。

ここでは、産後ケアにおける頼れるサービスや人々について詳しく見ていきましょう。

パートナーや家族

産後ケアにおいて、最も身近で頼れる存在といえばパートナーや家族。

特にパートナーには、家事や育児の分担はもちろん、ママの心身の変化を理解し、寄り添ってくれる役割が期待されます。

産後の大変さを二人三脚で乗り越えていくことで、家族の絆もより一層深まっていくでしょう。

一方で実家の両親、特にママ自身のお母さんの存在も心強いものです。

育児の先輩としての知恵やアドバイス、子育ての悩みを共感を持って聞いてくれる。

時にはお任せで少し息抜きさせてもらえたり。

世代を超えた温かいサポートは、産後ママの大きな支えになります。

パートナーとはもちろん、両親とも事前にしっかりと話し合い、具体的にどんな手助けをお願いしたいのか、率直に伝えておくことが大切。

無理のない範囲でお互いができることを確認し合い、ママが孤立しない環境を作っていきましょう。

地域全体で支える

もう一つ忘れてはいけないのが、地域の方々の存在です。

子育て中のママたちを見守り、支えていこうという地域の雰囲気は、産後の不安を和らげてくれる大きな力になるでしょう。

また、地域のつながりを生かした子育てシェアなども心強い味方です。

公民館やコミュニティセンターなどを拠点に、ママたちが集まって悩みを共有したり、リフレッシュできる場を作ったり。

時にはご近所さん同士で、ちょっとした用事を頼み合ったり、子どもを預け合って息抜きの時間を作ることも。

同じ時期を歩むママ友との絆は、孤独感を和らげ、子育ての喜びを分かち合える、かけがえのないものになります。

自治体の子育て支援窓口やHPなどで、利用できる制度やサービスを事前にチェックしておくのがおすすめ。

またママ友作りのきっかけとして、地域イベントや子育てサークルなどに積極的に参加してみるのも良いですね。

一人で抱え込まず、「助けて」と言える勇気を持つことが、地域の支えにつながっていくのです。

民間の施設やサービス

そして、公的な支援だけでなく、産後ケア専門の民間施設やサービスの存在も見逃せません。

例えば、宿泊やデイケアを提供する産後ケアセンターは、心身ともに休息が必要なママたちの駆け込み寺。

専門スタッフによるケアや育児指導を受けられるほか、同室のママたちと交流し、リフレッシュできる心強い味方です。

また、ベビーシッターや家事代行など、自宅での育児をサポートするサービスも充実してきました。

特別な場面だけでなく、日常的に利用することで、ママの負担を軽減できます。

オンラインでの健康相談や、ママ向けのヨガ・フィットネスなど、多様なニーズに応えるサービスも。

中には費用面での負担が大きく、なかなか利用しづらいと感じるママもいるかもしれません。

まずは、自分にどんなサポートが必要なのかじっくり考えてみましょう。

そのうえで、利用料金や内容、アクセスの良さなどを総合的に比較検討し、自分に合ったサービスを見つけていくのがおすすめです。

一人で抱え込まず、周りの手を借りながら、自分なりのペースで産後ケアに取り組んでいきましょう。

まとめ

産後ケアの重要性が認識されるようになり、地域全体で支えるサービスが広がりつつあります。

しかし、地域によって利用できるサービスや人的サポートには差があるのも事実ですね。

パートナーや家族、地域の方々との関わりを大切にしつつ、民間の施設やサービスも上手に活用することで、心身ともに健やかな産後を過ごすことができるでしょう。

皆さんが心豊かな子育てライフを送れますように、当サイトでは引き続き妊娠・出産・子育てに関する有益な情報をお届けしてまいります。