「この絵本、次はうちで借りてもいい?」
「いいよ!……あれ、今は誰が持っているんだっけ?」

絵本やおもちゃをみんなで貸し借りしていると、「今、誰が持っているのか」「いつ返ってくるのか」が分からなくなることもありますよね。
これからサークルなどで貸し借りを始めるなら、口約束のままにならない方法を決めておきたいところです。
そんな貸し借りで、「誰に貸したか」「いつ返すか」「もう返ったか」までまとめて記録できるのが、貸出管理サービス「カシカン」です。
スマホから予約や貸出の状況を確認でき、無料プランから始められます。

「誰に貸したっけ?」と探す前に、スマホで確かめられるようにしておきたいもの。
今回は、絵本とつみきの検証用データを登録し、予約から返却まで実際に試してみました。
操作画面と一緒に、子育てサークルでの使い方を紹介します。
- 何ができる? 借りる人・日程・返却状況をまとめて記録
- 何に使う? 絵本、おもちゃ、行事の道具の貸し借りに
- いくらから? 無料プランはメンバー25人まで
カシカンでできる3つのこと
貸す物と相手、返す日を、あとから一緒に確かめられたら助かりますよね。
カシカンは、共有する物の予約や貸出・返却を管理するサービスです。
まずはサークルで役立ちそうな場面を見てみましょう。

誰がいつまで借りているか分かる
貸し出すときに、物の名前・利用者・返却予定日を残せます。
あとからメッセージのやり取りを探し直す代わりに、予約の詳細画面を開けば、誰がいつまで借りているかがひと目で分かります。
借りたい日を選んで予約できる
「次の集まりで借りたい」というときは、貸出物の画面からカレンダーを開き、利用開始日と返却日を選んで予約します。
今回の検証でも、当日を開始日にして予約すると、利用者と日程が「貸出中」の表示と一緒に出ました。
実物の受け渡しは、集まりの場所や時間を相談して行います。
絵本もおもちゃも行事の道具も登録できる
絵本や紙芝居はもちろん、パズルやつみき、季節の行事で使う道具の貸し借りにも使えます。
カシカンの公式サイトでも、保育園・幼稚園の絵本やおもちゃ、趣味のサークルの機材などが用途として挙げられています。

例えば、家に持ち帰って読む絵本はカシカンで記録を付け、集まりの場で広げて遊ぶブロックはその場だけで使う。
そんな分け方にすれば、最初からすべての物を登録しなくても気軽に試せそうです。
カシカンをつくるバイアス&コーの3つの強み
気に入って買った絵本を、ほかの親子にも楽しんでほしい。
そんな使い方を考えるとき、サービスをつくる会社が何を大切にしているかも気になりますよね。
カシカンを運営するbyus&co.株式会社(バイアス&コー)が掲げているのは、身近にある価値を見直し、暮らしを豊かにするという考え方です。

代表もデザインと開発に携わるものづくりの会社
同社は2013年に東京で起業し、暮らしの中で求められるサービスを開発してきました。
堤義明社長が、自らサービスのデザインや設計にも携わっています。
アイデアを考えるだけでなく、実際の形にするところまで代表が関わるものづくり。
カシカンも、このチームが手がけるサービスの一つです。
使う人の声を聞いてサービスを磨く
同社が大切にしているのは、使う人との対話です。
作り手だけで答えを決めてしまわず、利用者の声を聞いて解決策を探す姿勢を掲げています。
身近な物の価値を見直すサービスづくり
同社が掲げる「いまある価値を見直し、人々の生活を豊かに」という考え方には、新しく買うことだけにとらわれない良さがあります。
家の棚にしまっている絵本も、別の親子が読む機会があれば、また新しく楽しんでもらえます。
物を大切に使いたい子育てサークルにとっても、共感しやすい考え方ではないでしょうか。
ここからは、実際にカシカンで登録と予約をする流れを見ていきましょう。
絵本を登録して貸し借りするまでの3ステップ
2026年11月6日、編集部の検証用グループで絵本を登録し、予約から返却まで一通り操作してみました。
実際の画面を見ながら、3つのステップで流れを紹介します。

1.絵本の名前と表紙写真を登録する
サンプルで登録した絵本の名前は「【検証用】うさぎさんのおすそわけ」です。
物の名前と説明を入力し、同じ本を見分ける番号として、管理IDに「TEST-BOOK-01」を付けました。

写真なしでも登録自体はできます。
ただ、絵本は表紙の写真があると「この本!」とひと目で見分けやすくなります。
同じ本が2冊あるときは、管理IDなどで区別しておくと、受け渡しのときにも迷いにくいですね。
2.借りる日と返す日を選んで予約する
絵本のページを開き、「カレンダーで予約」を押します。
借りる日を11月6日、返す日を11月7日に選ぶと、両日を含めて「2日間」と表示されました。
予約を終えると、「貸出中」の表示とともに利用者と日程を確認できました。


借りる日だけを相談して終わりにせず、返す日も一緒に決めておくと、次に借りたい人へ渡す予定も立てやすくなります。
3.本が戻ったら返却済みにする
実際に使うときは、貸した本が手元に戻ったことを確かめてから、予約の詳細画面で返却を記録します。
今回の検証でも表示が「返却済み」に変わり、記録した日時が残りました。
「もう返したっけ?」と迷ったときも、この画面を見れば確かめられます。

おもちゃや行事の道具を返すときのチェックポイント
つみきの箱は戻ってきたけれど、収納袋がない。
パズルを開けたら、ピースが足りない。
おもちゃの返却では、箱だけでなく、中身と付属品も確かめたいですよね。
カシカンでは、物を登録するときに「返却時の確認事項」をあらかじめ書いておけます。
返却の画面にもその内容が表示されるので、受け取る人が実物を見ながら一緒に確認できます。
例えば、つみきなら「10個そろっているか」「収納袋があるか」など。
貸す物に合わせて、数える物や一緒に返してほしい物を具体的に書いておきましょう。

つみきは個数と収納袋を確認
編集部では、つみき10個と収納袋1枚をセットにした検証用データで画面を確認しました。
10月29日の検証で、登録するときに「返却時の確認事項」に2項目を入力しました。
予約後に返却の画面を開くと、その文章と「確認しました」のチェック欄が表示されました。

- つみきが10個そろっているか
- 収納袋があるか
実際にサークルで使うときは、返却を受け取った人が数を確かめます。
確認する項目がそのまま画面に出るので、実物と見比べるときのチェックメモとして役立ちます。
パズルやカードは中身と説明書を確認
「ピースがそろっているか」「カードと説明書があるか」など、貸す物に合わせた項目を付けておく使い方も考えられます。
パーツの個数が多い物は、登録用の写真に中身を並べて撮っておくと、戻ってきた実物と見比べやすいですね。
パズルやカードゲームでも、次に借りる人がすぐ気持ちよく遊べるように、中身と付属品を確認する項目をあらかじめ決めておくとよさそうです。
行事の道具は小物や付属品を確認
行事用のボールと収納かご、工作道具と付属パーツなども、「本体だけ返ってきて付属品が見当たらない」という事態を防ぎたい場面です。
誰が見てもすぐに分かる短い項目を、登録時に用意しておきましょう。
サークルで始める前に確認したい3つのこと
サークルで使い始める前に、利用人数、返却ボタンを押す担当、貸出物の公開範囲の3つを確認しておきましょう。
まずは係の少人数で一度試してみると、メンバーみんなに案内するときも説明しやすくなります。

1.一緒に使う人数を数える
無料のFreeプランは、メンバー25人まで利用できます。
貸出物と予約の登録数は無制限で、クレジットカードの登録も不要です。
メンバー数は1アカウントを1人として数えます。
同じ人が管理対象の複数グループに入っていても、1人として数える仕組みです。
- 無料プランのメンバー数は25人まで
- 貸出物・予約の登録数は無制限
- 無料プランには広告の表示あり
2026年11月6日現在の公式料金は次のとおりです。
まずは無料のFreeプランで、サークルの貸し借りに合うか試してみましょう。
| プラン | 料金(税込) | メンバー数 |
|---|---|---|
| Free | 無料 | 25人まで |
| Lite | 年払い4,560円 月額換算380円 |
100人まで |
| Standard | 年払い10,560円 月額換算880円 |
上限なし |
表の有料プランは年払いを選んだ場合の料金で、月払いの選択肢もあります。
サークルの人数が増えたり、広告を非表示にしたくなったりしたタイミングで、有料プランを検討できます。
なお、無料プランには広告が表示されます。
編集部の検証でも、予約画面をスクロールして返却欄を開く場面がありました。
最新の料金や条件は、申し込み前に公式ページでも確認してください。
2.返却ボタンを押す人を決める
返却の記録は、貸した物が戻ってから行います。
係の人と借りる人の間で、誰が返却ボタンを押すかを先に決めておきましょう。
使う人それぞれの画面で、どのように返却操作ができるかも一度試しておくと迷いにくくなります。
今回の検証では「利用者による返却」の設定をオンにし、貸出物を登録した編集部のアカウントで予約と返却を行いました。
借りる人と係の人が別々のアカウントを使う操作は、今回の検証には含みません。
3.貸出物を誰に見せるか決める
サークルに入っていない人へ貸出物を見せるかどうかも、先に決めておきたいポイントです。
メンバー以外に貸出物を見せたくない場合は、有料のStandardプランで閲覧を制限できます。
無料プランでは、グループを作るだけで自動的にメンバー限定になるとは考えず、写真や説明欄に載せる内容をあらかじめ確かめておきましょう。
カシカンのよくある質問
初めて使うときに気になりそうな点をまとめました。
登録方法や料金についての疑問は、使い始める前に確かめておきましょう。
Q.パソコンがなくても使える?
はい。
カシカンにはiPhone・iPad・Android向けのアプリがあります。

公式サイトでは、スマホで写真を撮ってそのまま貸出物を登録できることも紹介されています。
今回の記事で操作したのはPCのブラウザです。
実際にサークルで使うときは、お手元のスマホで文字の大きさやボタンの位置も確かめてみてください。
Q.無料で試すときもクレジットカードが必要?
いいえ。
無料プランでは、クレジットカードの登録は不要です。

公式の料金FAQでも、有料プランに変更するまでは支払い情報を登録しなくてよいと案内されています。
無料プランはメンバー25人まで使えます。
一緒に使う人数と条件を確かめてから始めましょう。

Q.使う人全員が有料の契約をするの?
いいえ。
公式の料金FAQでは、有料プランを契約するのはグループの管理者と案内されています。

借りるメンバー全員が、それぞれ有料契約をする仕組みではありません。
無料プランで試す場合も、まずは係の人同士で登録・予約・返却の流れを一度試しておくと、ほかのメンバーへ説明しやすくなります。
Q.写真がまだなくても登録できる?
はい。
今回の検証でも、最初は写真を入れずに絵本を登録できました。
そのあとから表紙写真を追加し、名前も分かりやすく整えています。
似たタイトルの本があるときは、表紙写真があると選びやすくなります。
おもちゃなら、全体と付属品がひと目で分かる写真を用意しておきましょう。
Q.最初に何をすればいい?
公式サイトの「無料で始める」からアカウント登録へ進みます。

まずは係の人がグループを作り、絵本1冊を登録してみましょう。
検証用グループの「招待」画面には、メンバー登録用URLとメール招待の入口がありました。
一通り使い方を試したあと、この画面からメンバーへ参加を案内できます。
Q.返却ボタンはいつ押すの?
貸した物が手元に戻ってきたことを確かめてから押します。
つみきやパズルなどは、中身や付属品がそろっているかも一緒に確認しておきましょう。
編集部の検証では、「返却済みにする」を押すと、画面に返却済みの表示と日時が残りました。
誰がボタンを押すかは、サークル内でルールを決めておくと迷いにくくなります。
Q.貸出物をサークルの人だけに見せたいときは?
有料のStandardプランなら、メンバー以外の閲覧を制限できます。
サークル内だけで貸出物を共有したい場合は、この機能と料金を確認してからプランを選びましょう。
どのプランを使う場合でも、写真や説明欄には子どもの本名や連絡先を載せず、貸す物を見分けるための情報を入れましょう。
まずは無料のカシカンで絵本を登録してみよう

「誰に貸したっけ?」と探す時間が減れば、その分、次に読みたい絵本や親子での遊びをゆっくり考えられます。
カシカンなら、借りた人と日程、返却の確認までを一つのサービスでまとめて記録できます。
みんなで使いたい絵本を1冊選ぶ
最初からすべての貸出物を登録する必要はありません。
まずはサークルでよく借りられる一冊を選び、表紙の写真と一緒に登録してみましょう。
予約と返却を試してルールを決める
誰が予約を入れるか、誰が返却時に実物を確かめるか。
係の少人数で実際に画面を動かしながら、サークルで無理なく続けられる方法を探してみてください。
使えそうなら無料プランで始めてみる
サークルで共有したい絵本やおもちゃがあれば、まずは一つから試せます。
カシカンの公式サイトで、できることと料金プランを確認してみてください。
※操作画面は編集部の検証用データです。
絵本の操作・料金確認は2026年11月6日、つみきの確認欄の操作は10月29日に行いました。





