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セロリの漬物は妊娠中もOK!簡単に作れるレシピもご紹介します

妊娠中の食べ物
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この記事は栄養士によって監修されています

この記事を監修された先生

中村あゆみ先生

中村 あゆみ 先生

東京農業大学応用生物科学部卒業。食品企業での勤務経験を経て、都内保育園で栄養士として従事。妊娠中のお母さんへの栄養相談や食育活動に携わる。現在は茨城県内のこども園で子供たちの食育指導や献立作成を担当。茨城県栄養士会所属。

中村先生の詳細プロフィール

家族の健康を考えて、食生活に気を配る毎日。実は、セロリの漬物には妊婦さんにうれしい栄養がぎゅっと凝縮されています。

さらに、冷蔵庫に常備しておけるので忙しい日々の強い味方にもなってくれます。セロリの持つ栄養と、簡単に作れる美味しいレシピをたっぷりとご紹介していきます。

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セロリに含まれる要注意の成分

妊娠中の体調管理に役立つ栄養素が豊富なセロリ。漬物にすることで生で食べるよりも食べやすく、栄養も効率的に摂取できます。毎日の食卓に取り入れやすい上、保存もきくため、常備菜としても重宝します。

カリウム

体内の塩分バランスを整えるカリウムは、妊娠中の浮腫み対策に欠かせない栄養素です。1日の摂取目安量は2000mgですが、セロリ100gあたり約320mgものカリウムを含んでいます。血圧が気になる妊婦さんにも、積極的に摂取してほしい栄養素の一つです。

妊娠後期に起こりやすい足のむくみの予防にも効果的で、特に夏場は意識的に摂取することをおすすめします。

漬物にすることで、カリウムの吸収率が高まり、むくみ解消効果も期待できます。
毎日の食事に取り入れることで、自然と必要な栄養素を補給できます

ビタミンB群(B1・B2)

妊娠中は体のエネルギー代謝が活発になります。ビタミンB群は胎児の発育に重要な役割を果たします。セロリには、特にビタミンB1とB2が豊富に含まれています。食欲不振のときでも、さっぱりとした漬物なら食べやすいのが特徴です。

また、ビタミンB群は水溶性ビタミンのため、漬物の調味液にも栄養が溶け出します。その調味液まで無駄なく摂取することで、より効果的に栄養を補給できます。

漬物の調味液は捨てずに、サラダのドレッシングや炒め物の味付けに活用しましょう。

抗酸化ビタミン(C・E)

妊娠中は肌トラブルが気になるもの。美肌効果が期待できるビタミンCとEが含まれているセロリは、内側からの美容ケアにぴったりです。

特にビタミンCは、鉄分の吸収を助ける働きもあり、貧血予防にも効果的。また、ビタミンEには血行を促進する効果があり、冷え性対策としても期待できます。

漬物にすることで、生で食べるよりも摂取しやすくなるため、継続的な摂取が可能になります。

アピイン・セネリン

セロリのあの独特な香りはアピイン、セネリンによるものです。これらの成分は神経系統に働きかけ、リラックス効果があると言われています。心身の緊張をほぐす自然な方法なんです

妊娠中のストレス軽減にも役立ち、特に夜間のリラックスタイムに食べることで、より良質な睡眠を促進する効果も期待できます。

漬物にすることで、香り成分が程よく調和し、より食べやすくなりますよ。

簡単に作れるセロリの漬物レシピ

忙しい毎日でも続けられる、簡単で美味しいレシピをご紹介します。すべて火を使わず、材料を混ぜ合わせるだけで完成する手軽さが魅力です。

塩もみ浅漬け

基本の浅漬けは、材料3つで10分以内に下準備完了。セロリの歯ごたえと、かつお節の風味が絶妙なバランスです。

材料は、セロリ1株、塩小さじ1/2、かつお節適量です。セロリは斜め7~8mm幅に切り、ポリ袋に入れて塩をまぶし、優しくもみます。

最後にかつお節を加えて全体を混ぜ、冷蔵庫で1時間ほど漬け込めば完成です。保存は冷蔵で3日程度が目安です。

セロリは斜め切りにすることで、味がなじみやすく、食べやすい大きさになります。
切り方を工夫するだけで、より美味しく仕上がります

白だし漬け

和風出汁の風味豊かな一品です。白だしとごま油の組み合わせが、セロリの香りを引き立てます

材料は、セロリ1株、白だし大さじ2、ごま油小さじ1です。セロリは薄い斜め切りにし、調味料と共にジッパー付き保存袋に入れて全体を混ぜ合わせてください。

10分程度冷蔵庫で漬け込むだけで、さっぱりとした和風の漬物が完成します。白だしの塩分で水分が出るため、食べる直前に軽く水気を切るとより美味しく召し上がれますよ。

昆布茶漬け

昆布の旨味とセロリの相性は抜群です。材料を混ぜ合わせて冷やすだけの超簡単レシピで、忙しい朝でも作れます。

材料はセロリ1株、顆粒昆布茶小さじ1、ごま油小さじ1/2です。セロリを5mm幅の斜め切りにし、調味料と共にポリ袋に入れて全体を混ぜ合わせます。冷蔵庫で30分ほど漬け込めば完成です。

昆布茶の旨味がセロリに染み込み、後引く美味しさに仕上がります。

セロリの漬物に関するQ&A

セロリの漬物作りで多く寄せられる疑問について、詳しく解説します。より美味しく、より栄養価の高い漬物を作るためのポイントをお伝えします。

Q. 茎と葉っぱを一緒に漬けても大丈夫?

葉っぱにも栄養がたっぷり含まれているので、一緒に漬けるのがおすすめです。

茎と葉で異なる食感を楽しめます。葉には茎の2倍以上のβカロテンが含まれており、特に妊娠中に必要なビタミンAの形成を助けてくれるんです。

葉の部分は細かく刻んで加えることで、食べやすくなります。また、茎と一緒に漬けることで、葉の苦みが和らぎ、より食べやすい味わいに。

葉にはβカロテンが豊富で、妊娠中の貴重な栄養源になります。
葉っぱも捨てずに有効活用することで、より効果的に栄養を摂取できますよ。

セロリの筋取りは必要ですか?

薄切りにする場合は不要です。また、筋にも食物繊維が豊富に含まれているため、気になる場合を除いて、あえて取り除く必要はありません。適度な歯ごたえとして楽しむことをおすすめします。

大きめに切る場合は、筋を取ることで食べやすくなるのも事実。ピーラーを使えば、簡単に筋取りができます。

包丁の背で軽くたたいてから筋を取るのもおすすめです。

Q. つわり中でもセロリの漬物は食べられますか?

体調と相談しながら、少量から試してみることをおすすめします。セロリの爽やかな香りが気分転換になることもあるんです。

つわりの症状には個人差があるため、無理のない範囲で取り入れましょう。また、1日の塩分摂取量は6.5g未満を目安に。漬物は塩分が気になるため、食べすぎに注意が必要です。

小皿に取り分けて食べる、茹でたセロリと組み合わせるなど、工夫して楽しみましょう。

つわりがひどい時期は、無理に食べる必要はありません。
体調が落ち着いてから、少しずつ試してみましょう。

まとめ

セロリの漬物は、栄養価が高く、手軽に作れる優れものです。妊娠中の体調管理をサポートしてくれる、心強い味方になってくれます。

毎日の食卓に、ぜひ取り入れてみてください。簡単な作り方で、美味しく栄養補給ができる上、保存もきくため、忙しい妊婦さんの強い味方になってくれることでしょう。

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